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概要編集

蠱道(こどう)、蠱術(こじゅつ)、巫蠱(ふこ)などとも呼び、小さな入れ物の中に大量の生き物を閉じ込めて共食いさせ、最後に残った1匹を呪詛の媒体に用いると言う、何ともエグい呪術。


例えば古文書『隋書』には「畜蠱」(蠱毒の作り方)としてこんな記述がある。


「五月五日に百種の虫を集め、大きなものは蛇、小さなものは虱と、併せて器の中に置き、互いに喰らわせ、最後の一種に残ったものを留める。蛇であれば蛇蠱、虱であれば虱蠱である。これを行って人を殺す。」


古来日本でも「蠱毒厭魅」として恐れられており、厳しく禁止されていた。中には「蠱毒」を行った罪により流罪となった人物もいたりする。


創作での蠱毒編集

創作作品でも登場しており、呪術ではなく「戦わせたり、競わせたりして最後の1人になるまで続ける」という比喩表現の1つとして「蠱毒」という単語が使われたり、「素質のある者達を集め、殺し合わせて、最後に残った者を基に最強の戦士を造る」という人間版「蠱毒」のような形もあったり、実際に「蠱毒」を呪術として登場させ、相手を呪い死に至らしめたりする場合もあり、作品によって様々ではあるが基本的には「最後の1人(1つ)にするまで争わせる」という形は変わらない。


「蠱毒」という形で競わさせ脱落したものは基本的にはが待っているが、中には生命までは取らなかったり、運よく生き残ったりする場合もある。そして生き残った事で「蠱毒」を行った人物や組織への復讐をする展開があったり、その事によって社会的な死を迎えるという死ぬことよりも絶望的な展開が待っていたりする。


タイトルに「蠱毒」とある作品編集


「蠱毒」に関するキャラクター・組織編集


「蠱毒」を彷彿とさせる作品編集


  • Limbus_Company, Library_Of_Ruina:ある企業が「クローン同士で殺し合いをさせ、生き残った最後の一人を正式な兵士とする亅という手法を採用している(作中ではクローンを一定期間以上存在させる事が法律で禁止されている為)。


関連タグ編集

オカルト 呪い 呪詛 呪術  

貓鬼 金蚕蠱 苗族 死合い 弱肉強食

大熊和奏:デビュー時の生放送にて幼少期に虫籠で食物連鎖を起こした(≒意図せず蠱毒を行った)話をした。

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