概要
神や仏、人を超越した不可思議なものの力を借りて災難や病気などを起こしたり、逆に取り除いたりする術のこと。
スーパーナチュラルなものを介して禍殃(何か悪いこと)をもたらすという意味の「まじ」に、複尾語の「なひ」がついたもの。
それを行う触媒や呪物、呪文が「マジモノ(漢字で書くと「蠱」の他に「魅」)」。
呪術が発動して大変なことになった状態を指して「蠱る(まじこる)」と言う。
『広辞苑』、に「まじくない」という語(まじく+ない)が載っている。また、『日本国語大辞典』によれば、長野県諏訪郡の方言で、「まじくない」、千葉県君津郡の方言で、「まじくなう(マジクノー と発音)」というとある。マジで。
また、伊豆八丈島のの方言で、「まじく」のみで「呪う」を指す語がある。