概要
通称 | "滅堂の牙" |
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所属企業 | 大日本銀行(企業序列1位) |
身長 | 201cm |
体重 | 128kg |
拳願仕合戦績 | 157勝0敗 |
企業獲得資産 | 7兆7060億8300万円 |
年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
CV | 大塚明夫 |
「拳願仕合の帝王」と呼ばれる拳願仕合史上、最強の闘技者。大日本銀行の総帥・片原滅堂の護衛であり、最高戦力「三羽烏」の一人。その中でも最強の者に与えられる称号『滅堂の牙』の五代目。
拳願仕合では前人未到の157連勝無敗を更新中であり、対等に渡り合える者はほぼいないと言われている。
2メートルを超す巨体にポマードで固めたオールバックの髪型、そして鋭い眼光の漢。一見冷酷だが、沈着冷静で礼儀正しい人物で成長の助けになった人物には礼を忘れない男。一方で世俗には疎いのか、大久保直也にゼットンやラスボス呼ばわりされてもよく分かっておらず、「その『ラスボス』とやらはどんな武術の使い手だ?」と本気で聞くような堅物な所がある(それどころか着ぐるみ設定を知らず、解説されてもゼットンという生命体が実在すると勘違いし、特撮ビデオを見せられても「これが実在の証拠ではないか」と言い張っていた)。
23年前、ある人物によって行われた殺し合いである「蟲毒」の生き残りであり、滅堂と恵利央によって助け出された。その後はありとあらゆる教育を受け、現在に至る。
ファイトスタイルは「無形」。寝技、立技も世界トップレベルの技量を持ち、その一撃もすべて必殺技級である。だが彼の真の武器は「進化」そして「適応」であり、相手の武術に合わせて実力を見極め、その後で相手の攻略法を短時間で開発し、自分が持ち合わせていない技術をすぐさま吸収してさらなる高みに登っていく学習能力である。また適応した時に見せる凶悪な顔は、滅堂らの教育でなんとか理性で抑え込んている、獣のような本性であるとされている。
若槻武士をして「巨大な暴力の災害」と形容せしめるほどの圧倒的な武力で多くの対戦相手を精神・肉体問わず再起不能にしている。死亡した闘技者は意外と少ないが心を折られた者は多く、『護衛者』の3番隊隊長・吉岡もその一人である。
しかし大差で勝つ以外の闘いを経験したことが少ないため、逆に追いつめられると脆いという弱点を指摘されており、更に何でも出来るが、逆に徹底的に追求した専門家にその分野で挑めば、一日の長がある相手には及ばない、にもかかわらず得意分野で応じようとする拘りという弱点もあったが、2回戦後の王森との代表決定戦紛いの戦いの中で武と言う新たなスタイルと共に拘りを捨てることに成功する。
王馬のモデルが天道総司のように名前がアギトで「進化し続ける」という点からモデルは仮面ライダーアギトと思われる。
登場時は説明の少ないチートキャラっぷりとキャラクターとしてのつまらなさからアンチが多かったが、話を追うごとに人間味や致命的にダサいファッションセンスを露呈したことで一定の人気を得た。特に黒光りするピチピチの闘技用スーツは『滅堂の牙』の正装というだけなのでは?」という淡い擁護もあったものの、後継作ケンガンオメガで八代目『牙』が背広だったことで、完全にアギトのセンスということが判明してしまった。ただし、転がって寝技など地面との擦り傷の危険の回避のための着衣と、道着と違い掴まれにくいピッチリとした衣類、という面で見れば、ファッション性を捨てた合理性特化でアギトらしい選択と言える。
またマンガワン『ちょい足し』によるとビールのような炭酸系飲料はとにかく苦手で、カルーアミルクやカシスオレンジなどのカクテルを好む。
最終話では『牙』を辞し、同じ護衛者の鷹山ミノルから「一度乗ってみたかった」とアメリカンバイクを譲り受けており、見聞を広める旅に出ている。
後継作ケンガンオメガでもアメリカでモーテル暮らしをしながらバイクを駆っており、「AG」というあだ名でバーの店主から呼ばれている。会いに来た氷室涼に冗談を言うようになるなど、以前のような堅物ではなくなった。しかし滅堂への忠誠心は相変わらずで、六代目『牙』の弓ヶ浜ヒカルが滅堂を裏切って煉獄についたことを知ると凶悪な笑顔で激怒し、拳願会代表の誘いに応じた。
煉獄との戦いでは自らの出生に関わる『蟲』のメンバーと対峙することになる。
主な技
"無形"
無数の選択肢によりあらゆる状況に対応できる柔軟性が持ち味のスタイル。
強力な技であると同時に攻撃方法を取捨選択する過程で遅れが生じてしまうという欠点を持つ。その上相手に対応していくために序盤は受け身のために攻撃を受けることもあり、特に疲労が大きくなると遅れが大きくなってしまうため、連戦には不向きとされる。
"武"
先代『滅堂の牙』・王森正道との組み合いの中で編み出したもう一つの境地。適応力と引き換えに技の選択肢を絞り、素早い攻撃を可能とする。下記の先の先と組み合わせることで、先手先手で相手を受け身に追い込んでいく。
龍弾
最短距離・最小動作で放つ最速最強の寸勁。"武"との相性は抜群で、技の特性上回避は困難な上、急所に当たればどんな達人でも一撃で屠る威力を誇る。
先の先
相手の気の起こりを察知し、打たれる前に打つこと。『対の先』や『後の先』などあらゆる読みの上に位置する。
関係者
片原滅堂…主であり恩人
大久保直也…1回戦の相手
リンク先ネタバレ注意…2回戦の試合相手
リンク先ネタバレ注意…3回戦の試合相手
リンク先ネタバレ注意…準決勝の試合相手