「アンタ、拳願仕合を舐めすぎたね。」
「俺は絞殺王、今井コスモだアアァアアアァァッ!!!!!」
プロフィール
所属企業 | 西品治警備保証(企業序列第26位) |
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身長 | 171cm |
体重 | 68 kg |
拳願仕合戦績 | 21勝0敗 |
企業獲得資産 | 792億1200万円 |
年齢 | 19歳 |
誕生日 | 1月30日 |
血液型 | B型 |
好きな女性のタイプ | 年上(お姉さん系) |
通称 | "絞殺王(キング・オブ・ストラングラー)" |
CV | 花江夏樹(ドラマCD)/榎木淳弥(アニメ版) |
概要
「ケンガンアシュラ」で開催された拳願絶命トーナメントにおける、西品治警備保障の代表闘技者。
明るく人懐っこい性格で、話の呼び出しにものを食いながら現れるなど、かなりのマイペース。
高校時代はグループを問わず友人が多く、ベテラン闘技者である関林や若槻、トーナメントでの対戦相手だったアダムにも試合後には親しげに接している。
かなり年が離れている上に社会的な地位も高い滅堂とも親しく、時々遊びに行くような仲との事。
大人勢とは仲がいい半面、子ども扱いやからかいの対象になるのが悩みの種。
普段の態度とは裏腹に闘うことが大好きな戦闘バカの一面を持っており、戦いの場では相手を威圧するほどの気迫を見せる。
今井メテオという、弟なのに兄貴肌で身長がコスモより高い弟がいる。現時点では「ゼロ」にのみ登場。
自分が闘技者をしていることは家族にも秘密にしているが、時折ボロボロになって帰ってくるため薄々感づかれている。
かなり純情で女性に対する免疫がなく、うっかり女性の裸を見ただけで鼻血が出てしまうほど(本人はたまったものではないが)。
元々は誰彼構わず喧嘩を売るほど荒れていたが、複数のヤクザに囲まれていた時に後の師となる暮石光世に助けられ、根性を認められた上で格闘技を勧められたことがきっかけで格闘技の道に入る。
その後、暮石から西品治明を紹介され、史上最年少の14歳で拳願仕合デビュー、初仕合で身長差20センチ、体重差30キロ差の巨漢を相手に一本勝ち。以来仕合負けなしで「天才」と称されるようになった。
戦闘スタイル
彼の戦闘スタイルでベースとなっているのは柔術。闘技者でも屈指の寝技使いとして知られ、主に絞め技を得意とする。
暮石が得意とする関節技はあまり使用しなかったが、後述する死闘の中で覚悟が決まったこともあり相手の骨を折ることへの躊躇を捨て、ここぞという場面で使用するようになった。
打撃センスも高く、闘技者としては小柄ながら、見た目以上の打撃を繰り出すことができるとはいえ、体格やウェイトの都合でパワーや破壊力では遠く及ばない。そのため、オメガでは暮石の指導でトリガーポイントを的確に狙い撃つ技術も習得して、補うようになる。
ただし、俗に「切れやすい肌」と言われる擦り傷を負いやすく血が止まりにくい肌質なので、上着なしで寝技をかけると地面の状態によってはダメージを負うことになる。
自分が闘技者であることに誇りを持っている半面、「天才」と称されながらも苦戦を強いられることも多く、若さと信念の不足から詰めの甘さを見せるためであると指摘される。
「闘うのは楽しいか?」という問いに対し「闘うのは楽しいしいつか師匠を越える目標がある」といった時は、「『今のお前』じゃあ一生俺には勝てない」と言われるが…?
主な技
- 大蛇絡め
相手の背後から組み付き足で両腕を拘束して動きを封じる技で、そのまま裸締めを掛けて意識を奪う。師匠の暮石が開発した我流の技。
- ゾーン
コスモ以外不可能とされている、相手が攻撃に全意識を集中させる0.1秒にも満たない刹那を見極めて死角を突く技。相手からすれば認識と現実がズレて、
結果としてコスモが突然消えたように見えたり、自身の攻撃が成功した幻覚を見てしまうようになる。
- 先読み
トーナメント中にコスモが新たに編み出した、相手の行動を予測する技術。金田末吉の先読みと阿古谷清秋の反射神経の良さを参考にしたものだが、
元の使用者である金田末吉のように10手先まで読むことはできず、せいぜい1、2手が限度であるが、金田にない反射神経と身体能力で直後の行動にだけ適切に対応できるよう補う形とした。
これにより、阿古谷と檜山瞬花が連携して行っていた攻撃を見て対応する戦術が可能となり、オリジナルとは別の技術へ進化している。
弱点は初見の「知らない攻撃」には反応が遅れ、対応が間に合わなくなること。
活躍
初登場は十鬼蛇王馬と関林ジュンの拳願仕合で、この時は若槻武士と共に観戦していた。
拳願絶命トーナメント前には搭乗していたフェリーで東電の刺客である阿久富士夫に襲われるも、ゾーン解放からの大蛇絡めで仕留める。
1回戦ではアダム・ダッドリーと対戦。序盤は優勢に試合を運ぶも、アダムが身体スペックを発揮してからは一気に追い詰められてしまう。ゾーン解放からの三角締めでアダムを破るも、前腕にヒビが入るなど重傷を負った。
2回戦では阿古谷清秋と対戦。確実に絞め技を決めるため上着を脱ぎ、序盤からあえて打撃技のみで攻め立てる。一瞬の隙を突いてゾーンを開放するが、変貌した阿古谷に力技で技を解かれてしまう。
突如殺し合いに身を置いたことに恐怖し降参しようとしたが瞬時に口を封じられ、組み伏せられて拷問さながらに肋骨を折られ続ける。激痛から失神した時に見た走馬灯から、師匠からの言葉の真意を悟る。
己の内側にある好きなものが「闘うこと」ではなく「勝つこと」であることに気付き覚醒、アドレナリンが切れてなお執念を見せつけ、1回戦を超える重傷を負いながらも逆転勝利となった。
しかしそのダメージは大きく、大会中の移動は主に車椅子が手放せなくなるほどになった。
仕合後の発生したクーデターでは、重傷の身体を押して護衛者トップクラスの強敵である龍咬と立ち会う。当たれば即死という逆境の中で新たな技能である「先読み」を獲得しつつあったが、何かを掴む前に龍が逃走したため不完全燃焼に終わる。
その後、西品治から闘技者交代を宣告されるも、代理候補である大久保直也との代表決定戦に勝ったことで出場権を確保し3回戦に臨む。
3回戦では王馬と対戦、互いに満身創痍とは思えない寝技主体の激闘を繰り広げ、その中で「負けたくない」という執念から故意に王馬の小指を折るなど、自身も深いダメージを負いながら一進一退の攻防を続ける。
「先読み」と「ゾーン」で勝利を確信したがさらにその裏をかかれ、二虎流「水鏡」により絞め落とされ、敗北した。
ケンガンオメガ
本編から2年後を描く「ケンガンオメガ」にも登場。髪は長く伸ばしてポニーテールになっている。アダムとともに暮石の下で修行を重ねている。
ストライカーとしても大きく成長しており、主人公・成島光我が初めて見た拳願仕合で、表で鳴らす総合格闘家をたった二撃で沈めるするほどに打撃レベルが向上している。
それからしばらく後に光我が暮石道場で特訓することになった時には光我の特訓につきあうようになっており、彼の闘技者試験のときは声援し、合格した時は我がことのように喜んでいた。
『煉獄』との交流戦の代表選手にも申し分ない実力者であったが、拳願会内の同一派閥から多くの闘技者を出すのは難しいという政治的な理由から、アダムとともに選考からはもれている。
その交流戦から2年後の戦鬼杯に参加。予選を難なく突破し、本選の一回戦で鎧塚サーパインと対決。
屈指のタフネスを誇るサーパインに対し、相手を身体を故意に壊す裏格闘技の戦法や、自分の土俵である寝技と組み技に持ち込み、マウントポジションを取って鉄槌の連打を浴びせるも、カウンターの頭突きで合わされて右手を骨折。そこから腕関節を取り、振りほどこうとした動き首へのチョークへと移行して勝利目前に立つものの、執念で絞められながらもサーパインはコスモごと立ち上がり、サーパインはリングにビルマの鉄槌を決行。2人分の体重をかけた衝突の跳ね上がりと衝撃でコスモの締め技から脱出。体勢が整う前にサーパインの蹴りを顔面に受け、KO負けを喫した。