プロフィール
身長 | 175センチメートル |
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体重 | 69キログラム |
年齢 | 26歳(求道の拳1部)→34歳(ケンガンオメガ) |
誕生日 | 12月11日 |
特技 | 骨を折ること |
一言 | カレーライスは世界一美味いっス |
異名 | 『怪人』 |
CV | 近藤隆(ケンガンアシュラ) |
概要
『求道の拳』の登場人物で、世界観のつながる『ケンガンアシュラ』『ダンベル何キロ持てる?』『ケンガンオメガ』『一勝千金』にも登場する。
肘ありの表総合格闘技団体「Cage Fight」を主戦場とするプロ選手。
鳥取県出身で、5人兄弟の末っ子。幼少時より生物全てが骨の集合体にしか見えなかったほどに骨への異常な執着を持っている。
趣味が高じて柔道整復士となり、御茶ノ水で自身の道場であるクレイシ道場を経営する傍ら、暮石整骨院を営んでいる(MMAの報酬では食っていけないため)。
本人曰く「効率の良い人間の壊し方を勉強していたらいつの間にか治す方になっちゃってた」とのこと。
普段は好青年風だが言動の端々に狂気があり、周囲からは道を踏み外さなくて良かったと思われている。
実際、テンションが極限まで高まると、骨への執着や相手を壊したいという欲求で性的興奮を感じているような状態となる。
戦闘スタイル
使用するのは16歳の時から学んでいるブラジリアン柔術と総合格闘技。
総合格闘技を学んでいることから打撃も強いが本領は関節技で、前述した骨への執着心が高じて超一流の技術を持つ。
瞬時に相手の骨を外す、あるいは折ることが可能で、触・即・壊と劇中では表現されていた。
主な技
- 歪撃
マッサージの技術を応用した打撃。筋肉の緊張を除去する刺激で逆に筋肉を緊張・硬化させ、神経の圧迫や骨格の歪みをもたらす。
- 大蛇絡み
相手の背後から組み付き足で両腕を拘束して動きを封じ、そのまま裸締めを掛けて意識を奪う技。暮石オリジナルの締め技で、後述する弟子にも受け継がれている。
劇中での活躍
池内面太郎のスパーリング相手として初登場。この頃は「Cage Fight」ライト級ランキング5位。
彼と5分間の仕合を行う。自身の得意分野である寝技をさせてもらえず防戦一方となるが、彼との戦いを通じて精神面が覚醒、相手を躊躇なく「壊す」精神を身に着けた。
その後は六真会館トーナメントにも出場。
一回戦では六真会館の獅堂菱安と対戦。関節の可動域が異常に広い特殊体質の持ち主に対し、肩・肘・手首三か所を同時に外す技術で勝利。
一回戦終了後、元・六真会館の柳狼拳に襲撃されるも、全治6か月の重傷を負わせて返り討ちにした。
二回戦は六真会館、和島研一と対戦。脳内麻薬により躊躇のない打撃を与える相手だったが、「痛みから逃げた相手」として興味をなくし、外す価値もないとしてチョークスリーパーで瞬時に落として倒した。
三回戦ではムエタイの使い手で優勝候補である早鍬左馬斗と対戦、歪撃で善戦するも敗れ、三回戦敗退となった。なお、この試合で鼻の上に大きな横一本の傷が入り、後々までこの傷跡は残るようになる。
第一部の一年半後にあたる第二部にも登場。
この頃には「Cage Fight」のライト級チャンピオンとなっている。六真会館の面々とも交流を行っていて打撃の技術も向上しており、ドーピングを行った選手を打撃で苦も無く倒している。
別作品への出演
2024年現在で、同じ世界観の五作品に顔出しで登場している唯一の人物でもある。
『ケンガンアシュラ』
この頃には「Cage Fight」の五階級制覇を成し遂げている。
ケンガンアシュラ本編から五年ほど前に、ヤクザと喧嘩をして殺されかけていた今井コスモを救い、弟子に取る。
自身を「超天才」と評しているが他人のために戦うのは性に合わないらしく、自らが通うジムの後輩である西品治明から闘技者になるよう依頼されても断っており、代わりに弟子のコスモを闘技者に推薦している。
また、絶命トーナメント出場者である大久保直也とは、活躍の場こそ違うが同じく総合格闘家であることから面識はある。
弟子の仕合を見るために絶命トーナメントにも観戦に現れ、六真会館トーナメントに参加していた蔵地駆吾と久々に再会する。
東洋電力のクーデターでは若い連中に任せることにして高みの見物を決め込む。
三回戦開始後は西品治らと共に、十鬼蛇王馬とコスモの仕合を観戦。試合終了後は王馬に折れた指への施術を行っている。また山下一夫に暮石流マッサージの手ほどきをしており、山下は王馬にそれを実践していた。
トーナメント後は新たにアダム・ダッドリーを弟子に取り、鍛え上げている。
同作においては狂気は一切見せておらず、ごく普通の格闘家・柔道整復師という趣である。
『ダンベル何キロ持てる?』
柔道整復師として登場。
登場人物の一人である立花里美とは家が近く、自身が経営する整骨院の患者と院長という関係で、彼女の趣味も知っている。
『ケンガンオメガ』
蔵地の頼みで成島光我の修行を超日本プロレスから引き継ぐ形で登場。登場の際にはスケートリングでイナバウアーを見せびらかしながらアヘ顔をキメる姿を大々的に披露。弟子であるコスモはそれに続いたが、アダムには他人のフリをされる。
光我の欠点を関林たちから聞いていたため、アダムに指示して「脱力」の感覚を学ばせるためにスケート修行を行わせる。スケート修行を成功させた光我に軽くアドバイスを与えることで、短期間で欠点であった「余計な力み」を修正して見せた。
光我が「ある知人」との関係者ではないかと考え、出会わせる手引きを行った。
また、一時期裏の格闘団体である「煉獄」に所属していたことも明らかとなった。
丈二と共に弟子である光我に怪我を負わせた「蟲」に報復のために行動を移す。
手始めに逃走中の夏忌の関節を外し彼を追い詰めることになる。
『一勝千金』
天馬希望が「Cage Fight」に所属時代に、暮石光世と交流があった。第36話にて登場。
余談
名前の由来はグレイシー柔術と前田光世から(求道の拳コメント返信より)。ただ、作中トップレベルの変人ぶりから「クレイジーから取られてるのでは?」という意見もあったりする。