「プロレスラーはなぁ・・・演技が上手いんだよ。」
プロフィール
本名 | 関林純平 |
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通称 | "獄天使" |
所属企業 | (株)ガンダイ(企業序列第13位) |
身長 | 196cm |
体重 | 141kg |
拳願仕合戦績 | 57勝1敗 |
企業獲得資産 | 5551億1125万円 |
年齢 | 38歳 |
誕生日 | 1月15日 |
好きな肉体鍛練法 | ゴッチ式トレーニング |
CV | 稲田徹(ドラマCD・アニメ版で共通) |
概要
ケンガンアシュラの登場人物で、主人公である十鬼蛇王馬の拳願試合デビューから数えて三試合目での対戦者。超日本プロレス所属のプロレスラーで不動のエースであり、何度打たれても倒れても起き上がる強靭な心身を誇る。
初登場時は仕合数が57戦と多いながらも無敗を記録しており、「闘技者の中でも五本指に入る実力者」等と明記されている事から実力の程が窺える。王馬に拳願仕合で『前借り』を初めて使わせた相手であり、それで敗れてからもあっさり立ち上がるほどのタフさを見ても、その強さはおわかりだろう。
西品治社長、今井コスモ、若槻武士らは友達で、よく一緒に行動している。
戦闘スタイル
戦闘スタイルはプロレス。先輩にあたる蔵地駆吾からの「プロレスラーがプロレス信じなくてどうするんだ?」という言葉に感銘を受けて以来、プロレスに絶対の信頼と誇りを抱いている。「プロレスラーは全ての技を受け止める」いう信念のもとに相撲取りの鬼王山尊と戦い、何度打たれても持って立ち上がる姿勢は多くのファンの心を掴み、ベストバウトランキングでは常に一、二を争う。
ただし全てを無為に受けるわけではなく、相手の姿勢が乱れたで攻撃を受ける事で逆にダメージを蓄積させる、いわば攻めの防御も駆使する。
彼の打撃は空手やボクシングなど体系化された格闘技から見れば力任せなだけで、技術的な洗練度は皆無である。しかしとにかく一撃が重いという特長があり、相手を重心ごと吹き飛ばしてしまい効率のいい防御が困難という特徴がある。
勝負の外でもプロレスラーとしてのプロ精神を常に忘れず、鬼王山戦では逆大銀杏を結って相手を挑発したり、ムテバ・ギゼンガ戦では各社に一回だけ与えられた闘技者交代の権利をわざわざ行使すると宣言し、「獄天使」が魔界から召喚したという設定のデスマッチレスラー・「マーヴェラス・セキ」として化粧して登場するなどのパフォーマンスで常に観戦者の気分を盛り上げることを忘れない。ムテバの目潰しを躱した時も、「目突きなんぞ客が引いちまうだろ ド素人が」と暗殺プロに対して、興行のプロらしい目線で挑発している。
解説者席に登場したこともあるが、この時は丁寧な言葉づかいでわかりやすい解説をこなしていた。
そんな誰よりファンを思い遣る関林なのだから、会場は関林応援ムードになっていることがしょっちゅうで、これも関林の強さである。
加えて彼のプロレスラーとしての哲学は、同じ闘技者たちをも魅了している。河野春男は彼の闘う様に衝撃を受けて弟子入りし、関林に負けたはずの鬼王山はムテバ戦では完全に関林に肩入れして観戦している上、本来報酬がなければ闘わないはずのムテバすら、無理やり理由をつけて彼の窮地を助けるほどである。
- 受け壊し
関林が完成させた「プロレスの超実戦型」技術。技名は続編のケンガンオメガから登場。
自分へのダメージを逃す通常の受けとは別に、相手のフォームを崩しながらあえて受けることで、相手の攻撃部位にダメージを与える技術。
他作品への登場
後継作ケンガンオメガでも早い段階で登場し、主人公の成島光我を特訓でしごいた。『煉獄』との交流戦にも代表者に内定していたが、ある事情により参加を見送っている。
原作者の別作品ダンベル何キロ持てる?にもがっつり登場。登場回がプロレス観戦を主題にしていたこともあり、表の顔であるプロレスラーとして興行に勤しむ姿を見せた。尚、ファンサービスで「マーヴェラス・セキ」のコスチュームを披露していたが、紗倉ひびきたちからは「そういう設定なんだ」「いい人オーラが溢れてる」等々、あんまり触れて欲しくない所にズケズケ踏み込まれたので終始ツッコミに回るという本編ではまず見られないコミカルな一面を魅せた。
余談
モデルは大日本プロレス所属の関本大介、岡林祐二、黒天使・沼澤邪鬼。FREEDOMS所属の葛西純。
担当声優の稲田氏はプロレスラーの演技をするにあたって、「力士の張り手を受ける」という役作りを行った。