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ムテバ・ギゼンガ

むてばぎぜんが

ムテバ・ギゼンガは、サンドロビッチ・ヤバ子氏原作の漫画「ケンガンアシュラ」の登場人物。
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概要


通称“虐殺者(ジェノサイダー)”
所属企業岩美重工(企業序列第7位)
身長199cm
体重122kg
拳願仕合戦績初参戦
年齢43歳
誕生日8月16日
趣味ファッション
今一番欲しい物休暇
声優楠大典

全身に刺青を入れた、コンゴ出身の巨漢の黒人。洪小虎を超える闘技者を求めた東郷とまりが遂に探し当てた伝説の傭兵。全身に彫られた禍々しい入れ墨がトレードマークである。

トーナメントのことを「戦い」ではなく、一方的な「人間狩り(マンハント)」と称し、自身を人類最強と称して憚らない。依頼と報酬さえあらば躊躇無く人を殺す殺人者である。

軍隊格闘術(サイレントキリング)の達人であり、シエラレオネでクーデターが起きた際に鎮圧のため政府から雇われ、その際完全武装した反乱軍を単身・素手で一発の銃弾に当たることなく皆殺しにするという離れ業をやってのけた怪物。地元アフリカでは「コンゴの死神」「伝説の殺戮傭兵」など様々な異名でその名を轟かせており、最新鋭の銃火器で武装したソマリア沖の海賊たちですら震え上がるほど。
実は盲目であり視力を他の感覚(主に聴覚)で補っている。試合もモニターからの闘技者の動作音を聴いていた。今では『常人以上に視えている』程である。
戦場では、聴覚で音の反響による地形探知や相手の動作音から攻撃を予測しており、嗅覚では匂いを元に相手の人数や健康状態に装備を把握して、触覚で聴覚によって得た地理情報の微修正を行っている。
試合中には観客のコロンの匂いや服の衣擦れの音から、トーナメント後の観客者達への「商売」が忙しくなると笑みを浮かべていた。
目を潰された時の反省から、聴覚が潰された場合に備えて嗅覚だけでも相手の動きを補足できるよう訓練しており、汗や血や体臭で相手の動きを補足している。本人曰く「聴覚ほど高性能ではない」。

また大変な性豪であり、トーナメント開催地に向かう拳願号の船室内では、東郷とまりにあてがわれた女たちを食い散らかしており、仕合の入場前にもつまみ食いとして女たちを食い散らかしていた。

このように傲岸不遜な性格の持ち主に見えるが、一方で金銭関係に厳しく分不相応な生き方を否定するなど、修羅場を潜り続けた猛者らしい現実味のある人生観の持ち主でもある。
またムテバ本人は殺人にエクスタシーや生きがいを見いだす快楽殺人者では無く、本人は無用な殺しを嫌っており、あくまで傭兵として依頼の中で殺人を行っているだけである。

仕事となれば容赦はしないが、プライベートでは面倒見のいい気さくな人物と言える。
あと趣味としているだけあってファッションもカッコいい。が、あまりにファッションへのこだわりが強すぎて、あの東郷ですら「私が悪かった」と白旗を上げるほど語りが止まらなくなることも。

大人っぽさや仕事人らしさに尊敬を抱く読者も多く、俗に「ムテバさん」と呼ばれることも。

活躍



ネタバレ注意!








トーナメント1回戦では目黒正樹と対戦。
当初は油断していたのか開始早々投げられ、いきなりマウントポジションを取られ、攻防の果てに目黒の右目と三半規管を潰すが、自身は両目を潰されてしまう。万事休すかと思われたが、目黒に金的攻撃を行いマウントポジションから離脱し、また目黒に攻撃を仕掛けられるもまるで目が見えているかのようにかわした上でカウンターを仕掛け、この際もともと全盲であることが発覚した。

その後本気を出し気管を潰して首をへし折り、潰した右目から脳に到達する二本貫手で目黒を殺害し、勝利する。


続く2回戦目では関ば···ではなく関林ジュンが呼び寄せたマーヴェラス・セキと対戦。本人によると「プロレスは嫌いでは無い」との事。
試合開始直後に目潰しを行うも、相手がプロレスラーだったためプロレスの受けの技術で対処され、反撃にラッシュを食らった挙句鼓膜を破られてしまう。
その後も自分と対等に戦う彼に対し、両耳の鼓膜を破られるが、相手の鼓膜を破ったあとに心臓突きを食らわせ戦闘不能にする。
しかしそれでも立ち上がる関林を前に「久々に『戦士』として戦いたい」と感じるが、既に限界であった関林へ敬意を示し最後は裏投げの後に3カウントを取ってプロレスの勝ち方で勝利する。ムテバによると、本当にプロレスは嫌いでは無く最後までプロレスの意気を貫き通した関林へのリスペクトを込めてであった。
なお関林は死を免れているが、これは本人が無用な人殺しを嫌っているのと、耳を再生可能な程度の破壊に済ませた関林に免じてのことであったという。
意外な義理堅さを見せたことで、これ以降ムテバの人気は一気に上昇した。

東電のクーデターの際には「金にならない仕事に興味は無い」と嘯いていたはずなのに、金にならないクーデター鎮圧に協力。怪我人が多く襲撃者に苦戦していた医務室に駆けつけ、「そういえば、『プロレスの授業料』を払ってなかったな?」「生憎持ち合わせが無くてな、働いて返す」と無理やり理由をつけて協力するような義理堅さ・誇り高さを見せた。これにはムテバの事を快楽殺人者だと嫌っていた、因幡良もいい奴と評価を変えている。

3回戦は若槻武士と対戦。
2回戦での鼓膜へのダメージが治りきっていない状態のものの嗅覚で補い、組み技に持ち込もうとする若槻の経穴を突くことで回避し彼の圧倒的なパワーを警戒しながらも優位に立つものの、鼻を攻撃され嗅覚を奪われてしまう。

完全に「視えない」状態に追い込まれたムテバを若槻が倒して試合終了――


と、なったはずだった。



しかし、実際はムテバの貫手が若槻の首筋に刺さっており、逆に攻めた若槻の方が重症を負うことになった。

実は2回戦の前にムテバは岩美重工から振動感知、赤外線感知などの機能が備わった特殊な義眼を提供されており、試合で性能のモニタリングも行っていた。関林戦で義眼を使わなかった理由は、土壇場では慣れない物を使うのはリスキーであるからであった。
若槻が自らの嗅覚を封じようとしているのを気づいたムテバはあえて攻撃を受けることで若槻を油断させ、その隙をついて一撃を決めたのだった。






しかし若槻の方にムテバの視線の動きから目が見えていることを悟られており、貫手を筋肉で止められ警戒していた「爆芯」を食らってしまう。
致命傷は免れたものの右手が破壊される重症を負ったムテバ。
貫手は防いだものの傷は決して浅くない若槻。

両者が満身創痍の中ムテバが次に取った行動は――











「俺は棄権する」

まさかの棄権宣言。これにより準決勝には若槻が進出し、ムテバは3回戦で敗退となった。
当然優勝を狙っていたとまりは激怒したものの、関林は「闘技者は勝ちを第一に考えるが、傭兵は生き延びることが第一と考える」と信念の違いだと説明。つまるところこれ以上戦えば今後の仕事に支障が出るので棄権したということである。

怒髪天を衝くとまりに「優勝できなければ報酬は前金のみ」という条件なので契約違反はしてない、と返すが納得はしてもらえず、これ以上の追求を避けるために「一回だけ無料で仕事を請け負う」と自身への直通番号が入っている名刺を渡して会場を去った。とまりは怒りつつも『伝説の傭兵への依頼料が一回だけ無料』と言うムテバからの置き土産に「良いカードが手に入った」と笑みを浮かべ、ムテバを許すことにした。

ケンガンオメガ


速水勝正によるとアゼルバイジャンの目撃情報を最後に行方不明だと思われていたが、実際は何処かのリゾートで休暇中だったと判明。岩見重工の派閥に所属する関林と春男が出場出来ないことに焦りを感じたとまりに二年前に渡した名刺から連絡を受け出場を要請されるも、殺人を禁止する煉獄のルールだと自身の力が発揮出来ないという理由で代わりにユリウスを派遣する。
また、この時には既に無料で仕事をすると言う権利を消費していたのか、それとも実質ただの人材斡旋となった為使うのはもったいないと感じたのか、「前金として美味い酒と美女1ダースずつ、ユリウスが勝ったらボーナス」と言う条件で契約をしている。
試合当日はとまりと共に煉獄との対抗戦を観戦している。煉獄主催者の豊田出光とは知り合いで過去にドバイで警護をしており、3人で観戦していた。対抗戦の最中に起こった出来事に何かを思った豊田から「仕事」の依頼を受ける。そしてその後モニタールームを襲撃したとある人物に奇襲をしかけ交戦に入るも、敗れる。だが大きなダメージは負っておらず、また相手が撤退を選択したので深追いはせずに豊田へも深追いはしないよう伝えた。
煉獄の代表選手である『羅亡』隼の正体を知っており、過去にシンガポールで仕事をしてた時の同僚であった。闘技場から距離のある観客席から臭いのみで、人種や年齢を正確に分析し隼の事をかつて仕事をした時に嗅いだ匂いで思い出しており、視力に頼らないその超人的な分析能力には豊田からも「本当に盲目か」と言わしめる程。


使用武術

軍隊格闘術

経歴が示すように軍隊格闘術(サイレント・キリング)を体得しており、多対一、武装攻撃、奇襲、騙し、急所への躊躇ない攻撃、さらには負傷時の対策、素手での銃火器への対応も可能と隙は無く、単純なルール無用の殺し合いにおいては作中でトップクラスの実力を誇る。

中国医術

『解剖魔』英はじめ同様、相手の経穴を突く技術を会得している。後述する心臓抜きも中国由来のもの。

・心臓抜き
皮膚、筋肉を越え、肋骨の下を潜り抜けた上で心臓を突く貫手の一閃。
心臓がほんの僅かな衝撃で動作に異常をきたす特徴を利用しており、筋肉そのものを貫く力も必要も無いが、対象が力を抜いた瞬間を狙う奇襲技であり、目つきなどのインパクトのある技を繰り返すことで注意を逸らした上での使用が効果的な模様。

関連項目

ケンガンアシュラ 東郷とまり

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