ユリウス・ラインホルト
ゆりうすらいんほると
「真の強者に⸺技など不要ッ!!」
通称 | "モンスター" |
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所属企業 | 東洋電力(企業序列第2位) |
身長 | 205cm |
体重 | 210kg |
拳願仕合戦績 | 51勝0敗 |
企業獲得資産 | 1兆6277億1100万円 |
年齢 | 36歳 |
誕生日 | 4月21日 |
好きな言葉 | 「デカい」「キレてる」 |
嫌いな言葉 | 「筋肉がつき過ぎたら困る」「細マッチョ」「スレンダー」他、多数 |
CV | 白熊寛嗣 |
トーナメント参加闘技者の中でも屈指の巨体を誇る、ゲルマン民族が誇る世界一の医学薬学が産み出した「最の筋力」を持つマッスルモンスター。あまりにデカすぎて着る服が無いのか、パンイチ以外の格好を見せたことがほぼない(続編で一瞬タンクトップを着用していた程度)。
企業獲得資産が306勝で3兆円弱の若槻に対してユリウスは51勝で1兆円強まで達している(単純に考えて300勝無敗なら約9兆)。
作中随一のデカい身体自体もさることながら特筆すべきは筋肉の量と質。「常人なら絶命に至るドーピングの嵐」「200kgを超える巨体でありながら一流の陸上選手並みのスピード」「守れば岩をも砕く鉄壁の鎧になる」とまさしく化け物であり、試合前の回想シーンではアクセル全開のF1マシン(年式にもよるが700〜1000馬力超)を鎖で繋がれた状態で引きずるという人間離れした技を披露している。
平時はとにかく寡黙で無愛想で、会話するシーンも登場回数の割には少ない。
しかし東電のマーダーミュージックに対する脅しを「余計な事」と言ったり、本来の対戦相手であった沢田慶三郎の相手を買って出たり、缶をぶつけて沢田の始末を妨害した山下一夫を一度許すなど、同じく東電傘下の目黒正樹や二階堂蓮と比べると一人の闘技者としては誇り高く、かつ義理堅い一面を見せている。
また沢田には「バカマッチョ」と呼ばれていたが、実際は普段は冷静で、心理学その他あらゆる知性も得ており、若槻の爆芯や(おそらく)二階堂よりも早く沢田の蹴りの性質を見抜いており、むしろ知性派である。
しかしその知性派が格闘の世界において導き出した結論は「力こそ全て」。徹底的に負荷を掛けて鍛え上げた己の肉体パワーだけを頼りに、"技"や駆け引きの一切を否定しているため、戦闘スタイルは純度100%の脳筋である。そしてその戦闘スタイルに絶対の自信を持ち、己の全てを委ねられるのが彼の強さであり、弱点でもある。その生き様は作中で「筋肉の殉教者」と形容されている。
単行本やマンガワンのおまけマンガでは豊かな表情を見せており、加納アギト・阿古谷清秋の寡黙組でトリオ漫才の練習に興じる様子も見ることができる。
以下ネタバレ注意
トーナメント1回戦はマーダーミュージックの沢田慶三郎と対戦。
正確には雇用主の戸田が、東洋電力側の圧力に屈したため不戦勝であったが、激昂した沢田と場外での戦闘となった。
求道の拳に登場する"空手の神・バイ太山"こと太山倍起が恐れたという、バレエダンサーの全力の蹴りを僧帽筋にモロに食らったにもかかわらずユリウスは平然としており、そのまま指だけで沢田の足首を粉砕、さらに壁に叩きつけて圧勝した。
トーナメント2回戦ではあの若槻武士と互角以上の闘いを見せ、壁に思い切り彼の頭をめり込ませて突っ走ったり、何度も殴りつけるなどして圧倒し、右目の視力を奪った。
しかし若槻が秘技・"爆芯"を放ったことで、それを警戒するあまりに他の技への警戒が下がった隙を衝かれ、ハイキックを顎に2度受けて脳震盪により卒倒、敗北を喫した。
速水の反乱では、トーナメント自体が雇用主にとって余興でしかなくその勝敗も貶められたことで怒り狂って、守護者たちと戦っていた。
ケンガンオメガには、『煉獄』との交流戦に、乃木に恩を売りたい東郷とまりが考え抜いた末ムテバ・ギゼンガを通じて雇い入れて送り込んだ、拳願会チームの代表選手の一人として登場する。
なお同作初登場は交流戦直前の一コマのみで、当日の飛行機も気まずいのか気まずくないのか知らないがとにかく一言も喋らず黙って座っており、読者からは「コミュ障」とイジられていた。なお会場への飛行機の中では徳尾徳道の隣でサンドイッチを大量に貪っていたが、そのパンは徳尾の読んでいる本より遥かに大きいものであった。
しかし交流戦第3回戦に出ようとする若槻武士を抑えて初めて喋り、名乗りを上げた。同じレベルの筋肉と巨躯を誇る"破壊獣"トア・ムドーと交戦することになるが、対峙したその様は大きな山が2つあるかの如き迫力で、実況の片原鞘香が「人間山脈密集地帯」と形容し、レフェリーの椎名ありさも息苦しさを感じて怯えるほどであった。
第三仕合開始後、全力でトアと拳同士を打ち合わせる。結果、トアに先攻を譲り、一方的に連撃を喰らうものの、最後の一撃を難なく受け止め、彼を小蠅と一蹴。腹部にブローを放つが、彼の脱力により衝撃が緩和。その隙を狙われ再び猛攻を受けながらも反撃に出たが、その威力を利用され、ユリウスの力とトアの力を重ねた裏拳『呼吸する山』を頭部に受けた結果、ダウン。
10カウント内に立ち上がったものの、力の方向操作と脱力を駆使するムドーに苦戦。マウントを取られ、鉄槌を何度も振り下ろされたが、二年間の修行の末身に着けたミリ単位の筋肉操作『神殺しの削岩機(シュタインボラーディガットゥーテン)』によりムドーを引き剥がすことに成功する。
ムドーはこれが筋肉操作であることを見抜いて再びカウンターを狙うが、ユリウスは構わず特攻。左の鉄槌を受けられ、先ほどの二の舞になるかと思われた瞬間、予め収縮させていた筋肉を解放。これによりトアの受けそのものを弾き飛ばし、頭部へそのまま渾身の一撃、トアを床へめり込ませる。たった一撃だったがトアが10カウントで立ち上がることはなく、拳願会チームは対抗戦初めての白星を得た。
勝利を労う王馬に対し、己の信条を語りつつ、戦いの最中トアが見せた技が二虎流の操流・水天に酷似していたことについて、あくまで似てはいるが別の技術であり、トアも蟲の一味では無いだろうと予測。観察眼の良さを見せつけた。
王馬への助言後、駆け付けた若槻にまた腕を上げたとハイタッチを求められる。慣れ合うのは今回限りとしつつ、素直にタッチを交わした。
その後は観戦席にて台詞はないものの登場。怪我に関しては湿布を数枚張る程度であり、大きな負傷は見られなかった。
何故かわからないが、ケンガンオメガPRではユリウスをだろめおん(作画)、トア・ムドーをサンドロビッチ・ヤバ子(原作)の分身として登場させている。
おそらく、読者にも度々感謝されていた休載一切なしの長期間連続連載をネタにしようとした結果、ユリウス、ムドーを先生の分身として選んだのだと思われる。
一度ではなく繰り返し登場していることから少なくとも公式の中で先生両名が筋肉山脈なのは確定事項らしい。
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すべて見る- 敢えて言おう。超ロングヘアの女の子は最高である、と
第2話:「無茶苦茶かわいい」
「敢えて」の第3話です。 今回の感想は主人公が色々とぶっ飛んでしました。 ……蓋を開けたら、ここまで変な奴になるとは思わなかった。 あと、なぜかオリジナル作品なのに、ケンガンのユリウスさんがタグに入っているのは本分参照。 「やらないか」なユリウスさんを連想する主人公。すっげぇおかしい。12,894文字pixiv小説作品