時は満ちた。今こそ、餓狼の牙を血に染めようぞ。
概要
※某弁当争奪アクションの主人公に「変態」の異名をつけた人物とは関係ない。多分。
東洋電力の速水勝正に雇われた刺客の一人で、旧日本軍特殊部隊“天狼衆”の長。
司会・進行の片原鞘香や単行本の特別帯にも容姿端麗と評されるほどの美形で、仕合でも女性客を興奮させていた。ちなみにナルシストである。
奇人揃いの東電組の中では普通に会話できる存在で、まとも…かと思いきや、ファッションセンスが致命的。あっちもこっちも丸出しで、傍からみればただの露出狂である(マンガワンのちょい足しや単行本17巻の番外編で確認できる)。またスタンガンをパンツの前の部分に仕込んでいた事もある。
そのためネタキャラ化してる部分はあるが、90回以上の野試合で全勝を誇り「武神」と謳われた武本久安を無傷で倒したり、若くして奥秘を極めるなど実力は十分に高い。
作中で「中華」「チャイニーズ」等と呼ばれているが、生粋の日本人である。現在は台湾在住とのこと。(原作者のTwitterより・外部リンク)その他にも趣味はダンス(何でもいけるらしい)、犬好き、裏社会系の良家出身ということが原作者のTwitterにて回答されている。
余談だが、闘技者や東電関係者の中では小柄な方で、Cブロックの選手で一番背が低い。121話ちょい足しを見る限りでは、部下の黄、炎よりも低いと思われる。
格闘スタイル
天狼拳
失伝したといわれている架空の日式中国武術。技に「嵐」「背地背水脚」、奥義「奇龍」などがある。
また、素手の格闘だけでなく武器術も体系に含まれている。
ただし一対多数の戦いで真価を発揮するもので、ゆえに日中戦争では活躍したが、一対一の戦いとなる拳願仕合ではやや分が悪いと明かされている。
服装
作中では主に青のノースリーブチャイナ服と黒のカンフーパンツのようなものを着用しているが、仕合の際にはチャイナ服をベースにした戦装束(勝負服とも)を着たのだが、その戦装束が…
・ノースリーブかつ、下乳(胸筋下部)が見えるほど丈が短い上着
・ローライズのホットパンツ
・長手袋
もはやビキニを着ているような過激さで、皇桜学園秘書の松田智子が「なんじゃあのワイセツ物はッ!!!」と鼻血を吹き出しながら叫ぶ事態に。
(そのほかにも、ちょい足しでサンバ衣装などの露出度の高い服を着用してたりする。気になった人は見てみよう。)
235話では長袖の中華服を着用し、サングラスをかけている。
もしも彼のファンなら是非単行本12巻を購入しよう。特にカバー下は閲覧必須である。
仕合後の動向
以下ネタバレ注意
桐生刹那に敗れた後しばらく出番がなく行方がわからなくなっていたが、176話にて速水の口から、天狼衆でドーム内に爆弾を仕掛けていたことが発覚。しかし、速水が天狼衆を「テロの実行犯」として切り捨てるつもりだったことを聞き謀反した(二回戦の間にすべての爆弾を解除していたため、少なくとも二回戦全仕合終了時にはすでに謀反していたことになる)。
トーナメント最終日は別所で観戦していた。VIP席には招かれていたが、「話したことない奴しかいなかったらすごく気まずい」という理由で行かなかった。
第235話では、目黒正樹の遺体を埋葬して墓を作っている。
第227話ですでに仄めかされていたが、後継作「ケンガンオメガ」1話にて片原滅堂の私兵である"護衛者"となっていることが分かる。臥王龍鬼を話を聞かずに排除しようとするも敗北している。
「ケンガンオメガ」95話にてかつての東電組の同志であるユリウス・ラインホルトに「見事な勝利だった」と労いの言葉を掛けるがユリウスからは「なんだ貴様は」と忘れられていた。
関係者
速水勝正…「主」
ユリウス・ラインホルト、目黒正樹、阿久富士夫、禍の人、マスクの人…東電の刺客仲間
赤野鉄砂希…表向きの「雇用主」
桐生刹那…対戦相手
氷室涼…11巻おまけ4コマ参照。