はっきりわかるんだよね~……、暗殺者(オレたち)は闘いの中でしか生きられないってさ。
プロフィール
所属企業 | ペナソニック(企業序列 9位) |
---|---|
身長 | 155センチメートル |
体重 | 62キログラム |
券願試合数 | 初参戦 |
年齢 | 30歳 |
誕生日 | 11月4日 |
趣味 | 髪の手入れ |
苦手なこと | 散髪 |
異名 | 『黒呪の亡霊』 |
担当声優 | 緒方恵美 |
概要
拳願絶命トーナメントにおける、ペナソニック代表闘技者。
トーナメント参加者の中では最小かつ最軽量。床まで届く長い髪と四足歩行と言う不気味な出で立ちの男だが、長髪の下は意外と愛くるしい顔立ちをしており、結構明るい性格をしている。
ペナソニックの若社長である瓜田数寄造とは主従関係であると同時に、幼稚園のころからの親友。西品治警備保障の社長である西品治明とも幼馴染の仲で、プライベートではふたりを「瓜やん」「あきらん」と呼ぶ。
自身の父親は数寄造の父親の命令で西品治の父親を暗殺した際に用心棒と交戦して致命傷を負い死亡しているため、高校生で当主の座を引き継いでいる。祖父は今でも健在で、並みの戦士では歯が立たない技量を誇る。ちなみに4足歩行は一族共通のものらしい。
自身の生業である暗殺業に誇りを持っており、目黒やムテバのような快楽殺人者と一緒にされることを嫌う。一方で冒頭の台詞や後述する本戦での心情から、戦いに対しては単純な仕事以上の想いも秘めている模様。
使用武術
因幡流
一家相伝の暗殺拳。
幼少期より特殊な薬剤を刷り込むことで強化した毛髪を自在に操り、体術と合わせてトリッキーな攻撃を仕掛ける。
強化した毛髪は「巻けば鋼線、打てば鞭」と称され、王馬はその髪を「鎖」に例えた。
暗殺者として優秀で「殺す技術」以外も身につけているが、戦闘スタイルは本来仕合向きではない。暗殺者としての本領を発揮できる奇襲こそが最も得意とする戦法で、多対一の乱戦にも強い。
- 躙り(にじり)
因幡流独自の歩法。足の指の力のみを使って移動し、歩幅と速度をばらけさせて動きを読みにくくする技。また、この歩法の応用で足の指で地面をガッチリ掴むことにより、髪で捕まえた自身より重い相手を軽々振り回すといった芸当も可能。
- 蜘蛛髪(くもがみ)
長髪を自在に操る技。首のスナップで勢いをつけて触手のように動かすほか、両腕で直接操作することで相手を翻弄する。相手の体勢を崩す、締め付けて動きを封じる、自分より重い相手を投げ飛ばすなど幅広い用途を持つ。束ねて振り回し、鞭のように相手に叩き付けることも可能。なお、普段は別の薬剤を使って髪をまとめている。
- 巻き打ち(まきうち)
倒立姿勢から腕力で伸びあがり、踵落としを繰り出す。
動向
トーナメントでは一回戦で王馬と戦う。序盤は髪を利用する奇抜な戦法で戦いを優位に進めていたが、「前借り」を解放して本気を出した王馬に力およばず敗北。自身の全力を出し切って真っ向から戦ったことで「焔の如き感情」を感じたことからか、倒れた時の顔はどこか満足げだった。
治療後は西品治の依頼で、二回戦が行われる中で檜山が雇った闘技者並みの経歴を持つ護衛四名を、無傷のまま無力化している。 王馬の二回戦が終わった後には再び治療室に居座っており、満身創痍の王馬を心配する山下一夫を励ましていた。『王馬なら大丈夫』とかなり好意的な態度で接している。
ある人物によるクーデター時は、治療室にいた他の闘技者たちと共同戦線を張ることに。投げナイフで片手を負傷するも大事には至らず、鎮圧に貢献した。騒動が一段落した後は、別の場所で加勢に来ていた祖父たちと談笑していた。
その後は他の闘技者とともにトーナメントを最後まで見届ける。王馬には関林と一緒になって声援を送っていた。トーナメント終了後は裏の世界に戻り、大久保ら表の人間からは消息をつかめない状況となった。
続編のケンガンオメガには長らく出演していなかったが、最近になって再登場。拳願会に関わる裏組織の情報収集などを行っていたらしい。実働隊にも加わり、氷室と共にある人物の確保に動く。
余談
単行本8巻の表紙カバー絵を担当している。イラスト内の髪の毛はだろめおん氏の絵だけでなく本物の髪の毛もスキャンして素材として使用しているとのこと。