ほな、怪物退治といきましょか
プロフィール
所属企業 | ムジテレビ(企業序列4位) |
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身長 | 195センチメートル |
体重 | 116キログラム |
券願試合数 | 初参戦 |
年齢 | 32歳 |
誕生日 | 11月4日 |
好きな番組 | 吉本新喜劇 |
好きな球団 | 近鉄バファローズ |
異名 | 『格闘王』『難波のロッキー(自称)』 |
CV | 小西克幸 |
概要
「ケンガンアシュラ」で開催された拳願絶命トーナメントにおける、ムジテレビ代表闘技者。
世界最大の総合格闘技団体「アルティメットファイト」において、日本人初のヘヴィー級王者となり、以降も26戦26勝と勝利を重ね続ける絶対王者。
表格闘技界における最強候補の一人といえるビッグネームである。ただし裏の格闘技の経験はなく、トーナメント初戦の加納アギト戦の表最強vs裏最強のカードは観客を沸かせた。
小学生の頃はプロ入り確実と言われていた野球少年だったが、格闘技未経験ながら恵まれた体格を見込まれてレスリングの名門校に勧誘され、格闘家としての人生が幕を開ける。
中学で全国大会ベスト4、高校三年時には世界大会常連の選手を抑えて全日本選手権優勝と華々しい成績を残す。
ちなみに高校時代はレスリング部に所属する一方で大阪では有名な不良でもあり、大阪中のワルの上に立つ大番長だった。
しかし、全日本選手権後にレスリングを辞めてアマチュアボクシングに転向。オリンピック強化選手と選ばれるもわずか2年の活動期間でボクシングを辞め、総合格闘技へ転向した経歴を持つ。
種目をコロコロと変えた彼に対する当時の世間の目は冷たく、さらに「アルティメットファイト」所属時のインタビュー番組で「なんも生み出さへん奴は黙って見とけボケがちゅー話ですわ」と挑発的な言動を行ったことから批判を浴びることになった。
だが、その逆風をものともせずに日本人初のアルティメットファイトのヘヴィー級王者となり、その実力で「ガオランに匹敵する」とまで言わしめる実績を作り、批判を黙らせた。
性格は基本的にはボケ・ツッコミを愛するノリの良い関西人で、後継作「ケンガンオメガ」では選手入場時に「浪速のロッキー」のプラカードを持ってくいだおれ太郎のコスプレを全力でやるような愉快なキャラクターである。
一方で文化人らしい教養も持ち合わせており、ナイフとフォークを上手に使って食事をしたり、将棋を嗜んだり、本を片手にしているシーンも見受けられる。カラオケでの十八番は演歌。
ただし女好きで、トーナメント日程中は同じく女好きの理人と一緒に女を追いかけて遊んでいる。
気さくな性分に加えて表武術界のビッグネームであるため、室淵剛三など著名人やアスリートとの交友関係は広い。またフィールドは違うが同じ総合格闘家の暮石光世とも面識がある。
トーナメント期間中は理人・氷室・金田と行動を共にすることが多く、四人合わせて串田に4バカと呼ばれており、その中では最年長かつ最強の実績を持つ。彼の放つオーラは十鬼蛇王馬はおろか黒木玄斎、御雷零のような裏の強者にもひと目で「強い」と思わせるレベルである。
戦闘スタイル
彼の戦闘スタイルは総合格闘技で、レスリングとボクシングテクニックに特化したものになっている。
大久保は総合格闘技における組技の重要性に気づいており、辞めたとされるレスリングやグラップリングも20年間人知れず毎日鍛錬を重ねていたことが、総合格闘技で活躍する上での大きな武器となっている。
そんな鍛錬の鬼である彼の最大の武器は「基本技術の圧倒的練度」で、シンプルな技を継ぎ目なく繋ぎ続けられる複合というひとつの境地に達している。
試合中の閃きや"覚醒"などに頼らず、今まで積み重ねた鍛錬のみで闘い、「使うべき時に使うべき技を使う」ことで相手を圧倒するという点では黒木玄斎にも通ずるものがある。
また、高水準で何でも出来るために相手の性質に合わせて柔軟に対応出来る高い戦略の幅の広さと相手の技などを冷静に分析できる戦略眼を持つ。
本人は過去の試合で蹴り技によって対戦相手を殺しかけた過去があるので蹴り技に関しては、積極的に使用するつもりは無いとのこと。
- 複合
打・絞・極・投を技の継ぎ目が無いレベルで融合、スピーディーに繋げる技術。相手からすれば自身のやりたいことに決して噛み合ってくれないため、非常に戦いにくくなる。
劇中ではパンチから首投げ、さらにスリーパーホールドと繋げたり、加納の反撃に対してタックルからバックドロップ、そして強烈なサッカーボールキックと繋げて見せた。
初見では加納アギトも対応しきれず、続けざまに攻撃を受けることとなった。
- 黄金の八秒
深呼吸をしたのちに八秒間呼吸と思考を止め、長年刷り込まれてきた「戦闘技術の反射」のみで相手に打撃を叩き込み続ける。
思考と呼吸を削ることで脳の処理速度が一時的に向上、反射速度に比例して攻撃速度は上昇する。攻撃間の隙間も消えることで、この八秒間で大久保の攻撃を遮ることは不可能となる。
一方、呼吸を止める代償として攻撃後の消耗も激しく、披露した時は(対戦相手の策もあったが)攻撃後に膝をついて荒い呼吸をしていた。
活躍
以下重大なネタバレ注意。
1回戦最終仕合で加納アギトと対戦。表最強vs裏最強のカードで、会場は1日目最高潮の盛り上がりを見せた。あらゆるスペックや能力において自身を上回る加納に対し、大久保は「複合」を活かして序盤は優位に立ったように見えたが、仕合中に“進化”したアギトに難なく「複合」を対応され、こめかみへの一撃で失神し敗北。
こめかみの一撃で気絶した後、さらにフロントスープレックスをかけられるが、それ以上の追撃をアギトが行わなかったため、死を免れる。
仕合後、途中まではアギトに食らいついていけたにもかかわらず、"進化"によって引き離されてしまったことで心を折られかけたが、その日の夜の会食でアギトに会い、トラウマを乗り越えてさらに強くなってアギトにリベンジすることを誓った。なおアギトとは遺恨なく普通に話しており、仕合前に大久保が言った「ラスボス」について訊かれていた。
速水勝正のクーデターでは氷室とともにいたところを多数の守護者たちに襲われるが、怪我なく撃退している。
最終日の3回戦前、敗退者の中で怪我が軽く最も優勝に近い選手ということで西品治明から代理の闘技者として出場するよう依頼を受け、一時は承諾するも、正闘技者であるコスモと出場をかけた立会いをすることとなる。自身が仕合前に課したルールを守れずにコスモに一本とられたことから敗北を認め、再出場には至らなかった。
最終話では氷室とともに十鬼蛇王馬の墓へ花を手向けていた。
後継作ケンガンオメガにも拳願会チームの代表者として出場する。対抗戦が決まってから比較的直ぐに代表者と決まっており、若槻とガオランに次いで3番目に代表者に決まっている。山下一夫から直接対抗戦に出場するよう頼まれた時には、「めっちゃ面白そう」と乗り気であっさり対抗戦への出場を決めている。
対戦当日、リングコスチュームに食い倒れ人形のコスプレで入場するも、誰にもツッコんでもらえず不満を露わにしていた。
そして、残る3戦で煉獄リードと言う最終局面の山場に、勢いよく登場して赫と対戦。
仮面の選手に(コスプレの自身を棚に上げて)ツッコミ挑発するも、相手が自分とは違ってバリバリの裏の人間だと警戒しながら試合は開始され、シバリングや帝王眼と言う2つの特異技術を持つ相手を警戒して慎重な立ち回りを見せつつも、その2つの特異技術や性質の穴をつき、自身の格闘技術の高さによる凌ぐ事も許さぬ技や攻撃を見せつけ、抑えつけてのフロントチョークを仕掛け、終わってみれば危なげなく勝利した。
戦鬼杯後に拳願仕合で関林ジュンと対戦。プロレスの流儀に引きずられながらも自身の技を駆使して関林を攻め立て、「黄金の8秒」を使う激戦となったが、最後はシャイニングウィザードからの自身のタックルを利用されてのDDTを食らって失神、敗北した。
ダンベル何キロ持てる?の107話、一勝千金の17話にも登場。タレントとしてテレビ出演しトークを繰り広げていた。