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金蚕蠱

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きんさんこ

古代中国で編み出された邪術「蠱毒」で生まれる金蚕という虫を使った呪法。

概要

古代中国で編み出された、たくさんの毒虫同士を甕の中などで共食いさせ、最後の一匹を用いて呪法を行う蠱毒の一種。

この邪術で生まれた金色のカイコに似た虫を「金蚕(ヂィンツァン/きんさん)」もしくは「食錦虫(シィーヂィンチォン/しょくきんちゅう)」と呼ぶ。

こうして生まれたこの妖虫に、高価な錦の織物を食べさせることで排泄される糞を、呪いたい相手の食事や飲み物に混ぜることで、命と財産を奪えると信じられていた。

なおこの呪法を用いるためには、高価な錦を入手し続けなければならない上に、毎年誰かを生け贄として殺害せねばならず、殺したい相手がいない場合には家族を犠牲にしなければならなかった。

このルールが守れない者は、自身が呪いによって死亡してしまう。

そのために途中でやめたくなったとしても、強力な呪物である金蚕は水や火、刃物など様々な手段を用いたとしても絶対殺すことはできない。

しかし、こうして手に負えなくなった金蚕と別れる方法は実は存在している。

その方法とは、せっかくこの呪法で手に入れることができた金銀財宝及び金蚕を、箱の中に入れて道ばたに捨てることなのである。

この箱を誰かが持ち去ってくれればしめたもので、財産こそは失われてしまうが、命を脅かす呪いからは解放されるというあんばいである。

この呪法返しの名を「嫁金蚕(ヂィアヂィンツァン/かきんさん)」と呼ぶ。

創作での扱い

アニメ第3期に登場した妖怪の天敵ヒ一族は、女夜叉によって生み出された「金蚕虫」の糞を蛭に与えることで生み出されたものであったが、長年閉じ込められていた金蚕虫は恨みを持っており・・・

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