ここでは、2024年3月23日の動画で正式に発足した独立後の新組織について記述する。
独立前の組織及び本体についてはマッド・カルテルを参照。
概要
天京戦争の勃発の元凶になった世界最大の麻薬組織「マッド・カルテル」(以降MC)の本部に謀反を起こして独立した日本支部を母体とする新興マフィア組織。
元組織だったMC本体からの扱いに辟易し独立した香坂慎太郎がトップ。そのためシノギとしては薬物の売買を専門にしている。
組織名の由来は、MC本部の本拠地があるメキシコの公用語であるスペイン語で「竜巻」を意味する単語「Hurácan」であり、裏神を「本国(メキシコ)にも手が付けられない強大な勢力」に成長させたいという香坂の野望が込められている。ちなみにこの「Huracan」はハリケーンの語源でもある。
また、当て字にも「裏切り者が裏社会で神(トップ)になる」という意味が込められていることが公式Xの投稿、及び本編動画にて明かされている。
いずれにしても、マッド・カルテル本部に対する皮肉と憎悪が多分に込められたネーミングである。
現在は本国のマッド・カルテル、そして黒焉街と花宝町の極道組織京極組・獅子王組と激しい敵対関係にあり、特に前者とは血で血を洗う戦争を勃発させている。
組織の特徴
メンバーの関係性・組織風土
過去に登場した敵組織(半グレ・マフィア)と比較して、メンバー間(特に幹部間)の協力や交流が多いアットホームな雰囲気であることが特徴的。香坂派閥や鳳崎派閥を中心に仲間思いな人物が多く、メンバーの救援に向かう様子が多くみられる。過去戒炎を裏切った反町派閥でさえも(最終的に香坂を倒すという目標こそあれ)他のメンバーとは比較的良好な関係を保っている。
(幹部ほど丁寧に扱われているわけではないが)傘下の組織の待遇も他の組織より良い方で、使い捨てにされることは稀。ただし、反町派閥は傘下に高圧的な態度を取る、香坂・鳳崎派閥は傘下にもフランクに接する等、必ずしも当てはまる法則という訳ではない。
元母体のMCと比較すると、組織規模が小さいこともあってかあちらより悪辣な面は少なく、あちらよりはまだ交渉の余地がある組織である(とはいえマフィアのため危険であることに変わりはない)。
資金稼ぎのやり方
この組織はこれまで登場してきた大規模半グレ組織の羅威刃や戒炎と異なり、薬物売買だけを専門資金源としている。
これはMC時代から香坂チームが薬物を捌くノウハウを熟知しており、それをそのまま流用したことによる。
メンバーの共通点
公式Twitterによると、メンバーの根幹は「果てなき野心」。上述のとおり、トップの香坂は野心と共に独立を果たしただけでなく、反町や鳳崎も「香坂に代わってトップになる」という野心を抱いている。香坂は彼らの野心には気付いているものの、「個々が成り上がろうとするから強くなり、組織が発展する」という自身の考えにより黙認している。
拠点について
組織発足後は久遠町に拠点を置き、同町で活動していた「犯火血」を吸収している。又、久遠町は天羽組のシマの空龍街と朱雀町の隣町である為、天羽組の面々から警戒されている。
弱点
裏切りによって独立したため、メキシコにある本体とは敵対する関係になり、「香坂の下につく=MC本体から殺意を向けられ、直接始末に乗り出される」という状況になった上に、独立前から因縁ある京極組と獅子王組の同盟を誘発し三つ巴戦となった。そのため、現状敵が多くその分壊滅のリスクも高い。
さらに、現在トップである香坂の他に外様幹部の反町と鳳崎もこの組織のトップに立とうとする野心を見せており、首領候補の3人全員がそれぞれ忠実な部下を従えているため、組織内での派閥争いが発生する恐れがある。その場合、戒炎とは別ベクトルで内部崩壊の原因となる可能性も排除できず、一枚岩とは言い難い。その結果、方針への違いから仲間割れの可能性も常に抱えている。
2024年10月28日の動画にて香坂の案で仲間割れ(偽)をする際に演技とはいえ、お互い思っていることを言うことでガス抜きに成功してしばらくは安泰と思われる。
また、前述の通りこの組織は薬物だけを専門資金源にしているがこの手法を知っているのは香坂派閥だけである。ちなみに反町派閥はこれを「敵対者を増やす恐れがある」としつつ人員を増やすことで対応するのが良いとしている一方、どちらかといえば諜報をメインの活動にしており販売や販路拡大にはあまり携わっておらず、鳳崎派閥はそもそも興味がないという理由で不干渉を貫いている。このため香坂派閥が全滅もしくは何らかの理由で密輸密売ルートが停止・凍結された場合、薬物で稼いでいた金が途絶え、一気に資金難に陥り落ちぶれる可能性が高い。
メンバー
香坂、辰己、タンタン、反町、鳳崎、深瀬、烏丸の7名は創設メンバーであることが確定している。
トップの香坂を除き、中心部と幹部の間に明確な差はないが、ここでは中心部を「トップの香坂率いる旧MC日本支部からのメンバー」、幹部を「独立後に野心を持って合流した外様メンバー」とする。そしてそれぞれに独自の派閥でトップを務める香坂・反町・鳳崎を「裏神三英傑」と呼ぶ視聴者も存在する。
中心部(香坂派閥)
MCからのノウハウによって麻薬流通のルートの開拓などを可能にしているほか、それによる資金で後述の野心を持った幹部たちを引き入れている。トップの香坂がいることもあり事実上の指揮系統。
- 香坂慎太郎 (こうさか しんたろう)
CV:くまかつみ
「裏神」のトップを務める銀髪と緋色の目が特徴的なスーツ姿の日本人男性。顔立ちは女装していない香月紫苑によく似た美顔で、我妻京也(覚醒前)の如く常に笑みを絶やさない人物である。紹介写真では黒いスーツを着てグラサンをかけ、ネクタイも黒で合わせていたが本編登場後にはネクタイの色が赤になり、グラサンを外している。
元々はMC日本支部の支部長で本部から直接派遣された幹部構成員だったが、本部からの扱いに辟易し、戒炎のトップだった我妻の進言で独立を決意。本部から派遣された幹部を殺害後、戒炎の協力により独立。我妻の死後、戒炎の残党を取り込み「裏神」を設立した。
MCで幼少期から殺しの技術を仕込まれており、幹部としての組織運用能力はかなり高い。2023年12月23日の動画において須永陽咲也と互角に戦い実力の一端を披露した。
「我々はこれから"裏神"と名乗ります…… スペイン語で"竜巻"って意味ですよ」
- 辰巳春希 (たつみ はるき)
CV:西村隆主
裏神の幹部の一人。
元は旧MC日本支部で支部長だった香坂の側近。
天王寺組の室屋柊斗の黒ジャケット版のような服装で、黒髪に銀髪メッシュを入れた短髪の男性。
口癖は「優しい」であり、戦略上の理由があるとはいえ敵対組織のトップを殺さずに逃がしてくれるくらいには温情のある性格である。
漆黒に塗られた小太刀を得物としており、暗い場所での戦闘で真価を発揮する。我妻が「面白い」と評するだけに敵対組織のトップを張る武闘派を一瞬で撃破できるだけの戦闘力を誇り、千葉県北部の極道組織を制圧した張本人でもある。
「優しくしたつもりなのに…… 皆死んでしまった」
- タンタン ×
CV:伊藤タカユキ
裏神の幹部の一人。
元は旧MC日本支部の支部長だった香坂の側近。
長い青髪をポニーテールヘアーを肩に垂らした髪型とヒョウ柄のシャツにサスペンダーという比遊怒羅のトップだった設楽紀明を彷彿させるような服装が特徴的な男性。
子どもっぽい喋り方や性格に反して集中力は異様なまでに高い。香坂の側近を務める幹部構成員であり、射撃を得意とする武闘派。その実力も京極組の武闘派である近藤新平太でさえいいようにあしらうほどである。
香坂と共にダヴィッツ&ジェフと向き合う。2人の連携により完全に体を撃ち抜かれてしまうが、最後の執念でジェフを倒し、死亡した。
「僕が一番強いんだぞ!」
幹部
反町派閥
能力主義的傾向が強く、戦闘力は勿論作戦立案能力や情報収集に長けている。非協力的というわけではなく表面上の交流はあるものの、その実仲間意識などはやや低いことが窺える。
- 反町琥治郎 (そりまち こじろう)
CV:ヤシロこーいち
裏神の幹部の一人。
戒炎の下部組織のトップから瞬く間に戒炎幹部へ出世した経歴を持つが、部下の烏丸と共に京炎戦争を無傷で乗り切ったうえ、我妻による独裁に陥った戒炎を見限って組織入りした。
学歴・職歴・実績などキャリアを重視するインテリな性格で、それらが伴わない者は部下であろうと容赦無く粛清する。
「どんな歴史上の偉人も最初は下っ端だ。お前達はそれに立ち会ってるだけだ」
- 烏丸瑞紀(からすま みずき)
CV:KI
戒炎傘下時代からの反町の側近。反町と共に裏神のメンバーになった。
側近ということで彼に忠実であり、一緒に行動する場面を多く見せている。
情報収集能力と戦闘力共に高く、動画においても主力級とされている。
「また反町さんの喧嘩が見られる、ラッキー!」
鳳崎派閥
強さを求める純粋な野心家という側面が強く、麻薬や利益には興味を示していない。一方、仲間意識は群を抜いて高いことも特徴的。一般構成員の森川もここに属する。
- 鳳崎桔平 (ほうざき きっぺい)
CV:ヤシロこーいち
裏神の幹部の一人。
天王寺組の馬渕春斗によく似た風貌をした黒紫髪の青年。元は神戸で深瀬とチームを組んでいたが、幹部陣営として迎え入れられた。
傭兵経験があり、八極拳を体得している猛者中の猛者。羽王戦争後の2023年12月9日の動画で渋谷大智が言っていた「兵庫の厄介な奴」の可能性がある。全国制覇を目指している野心家かつ、強者との戦いのためには東奔西走する根っからの喧嘩好きであり、その実力は天王寺組の戸狩玄弥をして「強い」、「イカれている男」と言わしめるほど。
「俺 強い奴が好きやねん 戦ってる時こそ生きてる感じするんやわ」
- 深瀬大也 (ふかせ だいや) ×
CV:猫絵十兵衛
裏神の幹部の一人。
鳳崎の部下にして相棒とも言える男で、短い緑髪が特徴。元は鳳崎とチームを組んで関西を中心に暴れ回っていた武闘派だったが、鳳崎と裏神のメンバーになった。
戦闘に関しては鳳崎から絶大な信頼を得ていた。
最期は鳳崎を守る為にファビアンJr.とジェフ相手に孤軍奮闘し傷ついた体で何度も立ち上がり、鳳崎を凶弾から救うべく体を盾にしてその命を散らした。
「あの人とトップまで行くて約束したんじゃあ」
派閥不明
- 山名龍平 (やまな りゅうへい)
CV:小倉ミツハル
裏神の幹部の一人。所属派閥は不明。
元々裏神の構成員だったところ、香坂に能力を見込まれ幹部に抜擢された(創設メンバーかは不明)。
将棋の天才であり、何手も先を読んで行動できる模様。
「山名龍平と申します!何するにしてもどえらい先まで読み切るんが大好きです!」
- 四宮武志 (しのみや たけし)
CV:酒味たろう
裏神の幹部の一人。所属派閥は不明。
元々は埼玉の半グレ「堕威好」を率いていた。
重度のギャンブル狂であり、金をかける方のギャンブルは弱すぎて滅茶苦茶に金欠だが、命をかけるギャンブルはめっぽう強いとのこと。
羅威刃トップの東雲竜政が勧誘に来た時点で、すでに入団していたことが判明。
「勝つか死ぬか。喜びで脳が震える」
一般構成員
- 森川(もりかわ)
CV:KI
半グレ組織「犯火血」のトップを務めていた男。
二丁拳銃での戦闘を得意とするガンファイターで、久遠町に根を張る極道組織ですら抑えきれないほどに銃の扱いに長けている。更に靴の先端には仕込み刃を備えている。
鳳崎との激闘に敗れて大怪我を負うが、傘下入りすることを表明し、裏神のメンバーもとい鳳崎直属の舎弟となった。その後は鳳崎のことを兄貴と呼ぶほどに慕っている。
直属ということもあり、他の一般構成員よりも幹部陣と行動を共にする場面が多い。
「鳳崎の兄貴…ついていきます」
- 旧戒炎残党
我妻が率いていた組織で、彼の死後に残党が取り込まれ裏神の構成員となった。
ただし戒炎のポジションを捨てて京極組に入団した赤坂祥太郎や羅威刃に入団した皆堂智則などの例外もいる。
- 裏神構成員A ×
小松の知り合い。
薬物現場に居合わせたところを伊武隼人に見つかり、問答無用で撲殺される。
- 裏神構成員B
裏神の下っ端。
会議の傍聴に参加。その時に裏神三英傑が殺し合いを始めた様子を目の当たりにして、動画を撮影して裏社会にこれを流した。
- 裏神構成員C・D・E
裏神の下っ端。
森川や前述の構成員Bと共に会議を傍聴していた。
- 裏神構成員F
密輸現場をジェフに見つかってしまった構成員。
あまりの恐ろしさに知っている情報を洗いざらい吐かされてしまった。
- 裏神構成員G・H ×(両者共)
前述の構成員Fの任務に同行していた2名。
ジェフと対峙するが両者とも相手にならず返り討ちにされる。
- 裏神構成員I・J ×(両者共)
タンタンの手下たち。
薬物の製造作業現場で任務に励んでいたところをジェフによる水責めでの奇襲を受ける。何もできずに大量の水を飲んで窒息死した。なお、恐らく製造中の薬物も全てダメになったものと思われる。
裏神の構成員は、これだけではないかもしれない。
傘下の組織のメンバー
- 古溝昭二(ふるみぞ しょうじ) ×
傘下の半グレ組織「華暴須」のトップを務める男。
武闘派として名が通っており、京獅子連合のカチコミによって仲間が次々倒されても怯まず、カチコミチームの大将の柳楽和光に勇敢に立ち向かう。しかし百戦錬磨の彼の前には銃を発射することすらできず、一刀両断されて死亡した。
- 山口修二(やまぐち しゅうじ) ×
傘下の半グレ組織「王群痛」のトップを務める男。
裏神本体に認められるために薬物売買をこなしていたが、MC本部が放った刺客であるファビアンチームによって急襲を受ける。なすすべもなく敗北し命を落とした。
- 荒川(あらかわ)
傘下の半グレ組織「亜砕」のトップを務める男。
元はMC傘下だったが、香坂の圧倒的な戦闘力を前に裏神に降った。
- 小松(こまつ) ×
傘下の半グレ組織「美多民」のトップを務める男。
ダヴィッツに「成功すればMC側に迎え入れる」という甘い言葉を信じたことで騙されて薬物の大量取引現場に送られる。その結果、待ち伏せしていた一条と伊武に討たれた。
- 日野(ひの)
傘下の半グレ組織「愚羅炭」の幹部を務める男。
幹部の日野は反町に送迎を頼まれたことがあるが、その際にトラウマを植え付けられた。しかし、そのトラウマのおかげである日の反町の行動の違和感に気づくことができ、これが結果としてMC側のスパイを割り出すことに繋がった。
- 岸本(きしもと)
傘下の半グレ組織「苦反鯨」の幹部を務める男。
パクの襲撃を受け、仲間を全て殺されてしまう。辛うじて逃げ延びるが助けを求めた先にいたのが久我虎徹であり、名乗った瞬間にボコボコにされた。
関係者・関連組織
傘下の半グレ組織
- 犯火血(解体後吸収)
森川が率いていた組織。
彼らとの戦闘に負けた森川が屈服したことで解体、組織ごと裏神に入った(ただし、森川以外は鳳崎・深瀬の舎弟になった訳ではない一般構成員の模様)。
- 堕威好
四宮が率いていた組織。
埼玉県系である。羅威刃からのスカウトをトップの彼が断り、賭けとして面白そうだからという理由で裏神へ加勢した。
- 亜砕
荒川が率いる裏神の下部組織。
元はMCの傘下だったが、香坂に襲撃され1分と経たずに壊滅、トップの荒川は香坂の圧倒的な戦闘力を前に裏神に降ったため、裏神の傘下に入った。
- 愚羅炭
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
ファビアンJr.が偽反町を潜入させるのに利用した半グレ組織。幹部の日野は、事情聴取のため直接ヤサに訪れた香坂に、ある日の反町の様子がおかしかったことを報告する。なお、2023年11月29日の伊集院シリーズの動画でも同名の組織が登場しており、一部視聴者からは伊集院茂夫&鶴城史之舞による襲撃時にアジトに居なかったことで難を逃れたメンバーにより再建された組織ではないかという説も提唱されているが詳細不明。
- 栄峰武
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
鳳崎が森川を連れてお目付けとして訪れた半グレ組織。ダヴィッツに狙われるが、鳳崎の奮闘と深瀬や辰巳の救援により被害を出さずに済んだ。
- 火質鬼
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
獅子王組が作成した裏神傘下の半グレリストに記載されていた組織の一つ。劇中未登場。
- 須凪喪
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
獅子王組が作成した裏神傘下の半グレリストに記載されていた組織の一つ。劇中未登場。
- 華暴須(壊滅)
古溝昭二が率いる裏神の下部組織の中核。
名前からするに、大分県系の組織の可能性がある。30名程の構成員がいたが京獅子連合の最高戦力4名(一条、守若、伊武、柳楽)に粛清される。その結果、逃げた構成員以外は古溝を始め全滅した。裏神下部の中核組織と言われていただけあり彼らの壊滅は裏神にとっても一定のダメージがあったらしく、結果として裏神による京獅子連合に対する敵意が増幅することとなった。
- 王群痛(壊滅)
山口修二が率いる裏神の下部組織。裏神への報復としてMCから派遣されたファビアンJr.とパクにより山口を始め全滅させられた。
- 美多民(壊滅)
小松が率いる裏神の下部組織。
MCが放った刺客であるダヴィッツに騙されて取引に動員され、待ち構えていた京極組軍団の主力によってトップの小松が討たれ壊滅した。
- 苦反鯨(壊滅)
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
裏神への報復としてMCから派遣されたパクにより、逃亡に成功した岸本という構成員を除き全滅し組織は壊滅した。
- 尾痛離(壊滅)
裏神の下部組織(誰が率いているのか不明)。
裏神に認められるために黒焉街に麻薬をばら撒いていたが、元比遊怒羅のトップで京極組入りした綾小路乃武に粛清された。
上記の組織を含めて合計30以上の半グレ組織が傘下にいることが判明している。
敵対者・敵対組織
2024年4月22日の動画で香坂が一年以内の日本裏社会制覇を目指すと宣言したことから、味方でない裏社会組織全てが敵と言える状態である。
主要な敵対者
黒焉街と花宝町を狙っていることに危機感を覚えて同盟を結んだため、敵対関係となった。ただし、裏神側は現状無視の方針を取っていたが華暴須の壊滅もあり無視出来なくなっている。
- マッド・カルテル本隊
裏切りによる独立のため、敵対関係となった。香坂達の裏切りに激怒しており、最初の刺客としてダヴィッツが送り込まれた。更には、ファビアンJr.とパク及びその部下3名が刺客として、ジェフが戦闘出来る麻薬の運び役として送り込まれた。
その他の敵対者
空龍街と朱雀町をシマとする武闘派の極道で、仁義を重んじる任侠集団。京極組や獅子王組と同じくヤクを禁止している。カルテル時代の香坂が、2023年の空龍街のクリスマスイベントで天羽組の幹部須永陽咲也ととぶつかっている。ただし、自分と互角にやり合った須永や、増援に来た青山琉己の様子を見て警戒心を覚えたのか、天羽組のシマは裏神のメインターゲットから外れている。しかし、2023年クリスマス回における須永のセリフや小峠華太の独白から再度ぶつかる可能性自体はあるかもしれない。2024年夏季から裏神はMC、天羽組は神城組との天城戦争が更に激化している為、衝突する可能性は低い。しかし、裏神の拠点が天羽組のシマの隣町である久遠町にある為、若頭の野田一等、東京の残留組からは警戒している。
- 亜刺利 ×(全員)
極道崩れの大島と佐島が率いる久遠町の半グレ組織。元極道が構成員の半数を占めており、武闘派が揃っていたが、反町と烏丸の襲撃で滅ぼされた。
- 船山組 ×(恐らく)
久遠町に拠点を構える極道組織。小規模だが、武闘派であり、久遠町の完全支配を目指す裏神に抵抗する最後の組織。香坂の指示により辰巳とタンタンが粛清に派遣され、詳しい戦闘などは不明だが、久遠町は裏神の完全なる支配下に入ることとなった。
- 礼椎斗 ×(全員)
谷原美千代に雇われていた半グレ組織。詳しいことは不明だが麻薬関連で裏神と揉め、鳳崎(と深瀬)に壊滅させられた。なお、首魁の谷原は別件で流川隆雄に捕獲され伊集院茂夫に処刑された。
- 苦魔紋 ×(恐らく)
加瀬がトップを務める半グレ組織。京極組がMCの情報を得るために綾小路乃武を潜入させており、その情報を基に鳳崎がファビアンJr.を待ち伏せた。最終的にダヴィッツの指示でタンタンと戦うことになり、トップの加瀬は生死不明(状況的に生存は絶望的だが)、京極組の傀儡となっていた吉田は死亡した(潜入中の綾小路は逃走し、生還した)。
- 二瓶和晃 ×
裏神と麻薬の取引をしていたが、裏切ってマッドカルテル傘下の苦猿望と取引するようになった。そのため見せしめとして香坂に狙われるが、その前に別件で伊集院に捕獲され処刑された。
- 苦猿望 ×(全員)
MC傘下の半グレ組織。裏神を裏切った二瓶和晃と女性や麻薬の取引をしていたが、香坂により壊滅させられた。
活躍
※伊集院シリーズでのメンバー登場回については現時点では本筋と絡まない為、ここでは省略する。
この話で正式に結成。我妻の死から数週間後に最初のミーティングが開かれた。
香坂以下5名の幹部が創設メンバーとなり、会議から1週間後に薬物の輸入・密売を開始。ただしまだ活動は活発ではない。
- 2024年4月17日の動画(総集編)
オフの日なのかバーベキューパーティーが行われており、ロブスターなどが振る舞われていた。
- 2024年4月22日の動画(久我虎徹)
今回も6名の幹部が集まり2回目のミーティングがこなされ、戦力拡張などが議題となり香坂も「もう少し仲間は増えそうです」「未来が楽しみだ」と独白していた。
ここで反町が「メキシコ本体の報復が必死であり、国内極道も敵対する可能性がある」と指摘。この結果として金に糸目をつけず戦力拡張を試みることとなった。なお、鳳崎は戦闘目当てでの入団であり薬物関係には関与しない模様。
- 2024年4月26日の動画(久我虎徹)
鳳崎と森川が激突した回。
彼に敗れた森川は組織ごと裏神のメンバーになることを選び、最初の追加メンバーとなった。
- 2024年5月4日の動画(久我虎徹)
反町と烏丸の初仕事となった回。
また既に久遠町の半グレの9割近くを抑えていることも判明した。
- 2024年5月10日の動画(久我虎徹)
久遠町最後の抵抗組織である船山組の粛清に辰巳とタンタンが向かったことで、久遠町を完全支配したことが明かされた。
- 2024年5月17日の動画(久我虎徹)
香坂はMC本部からの刺客を返り討ちにすることで裏神の地位を盤石なものにしようと考えていることが明かされた。
- 2024年5月29日の動画(久我虎徹)
鳳崎とダヴィッツが激突した回。
辰巳と深瀬が救援に現れたことにより、人数不利を悟ったダヴィッツは撤退した。
- 2024年6月21日の動画(久我虎徹)
鳳崎がパクとファビアンJr.と激突した回かつ、辰巳とダヴィッツが激突することが予告された回。
増援が来ることを察知したパク達は撤退した。
- 2024年6月24日の動画(久我虎徹)
辰巳とダヴィッツが激突した回。
辰巳は健闘したもののダヴィッツに敗北した。しかし、止めを刺される直前に一条康明が現れたため、生死の境を彷徨うこととなる。
- 2024年7月6日の動画(久我虎徹)
一条とダヴィッツが激突した回。
戦闘はダヴィッツが撤退したことで終わり、辰巳の身柄は一条により回収された。
- 2024年7月19日の動画(久我虎徹)
反町と守若冬史郎が激突した回。
戦闘は交渉が目的だったため、香坂と六車謙信が止めに入ったことで中断となり、黒焉街と花宝町からの撤退と引き換えに辰巳の身柄は解放された。
- 2024年7月29日の動画(久我虎徹)
香坂とパクが激突した回。
戦闘は香坂が優勢だったが、ジェフが現れたため、人数不利を悟った香坂は撤退した。
- 2024年7月31日の動画(久我虎徹)
裏切り者が判明した回。
山道にて反町とタンタンがファビアンJr.とパクと車越しに罠を仕掛け合った結果、両陣営共に車が吹き飛んだ。そして、崖の中腹に降り立った反町とパクが激突することとなった。
- 2024年8月12日の動画(久我虎徹)
反町とパクが激突した回。
戦闘当初はウォークラブや炸裂弾を使用していたパクが優勢だったが、徐々に適応した反町が流れを掴みパクを殺害して死闘を制した。
マッド・カルテル側は武闘派で初の死者を出すこととなった。ついでにパクのフルネームも判明した。
- 2024年8月19日の動画(反町琥治郎)
反町がファビアンJr.に二度も襲撃された回。反町が裏神メンバーで初の語り部となった。
パクとの死闘を終え、帰還しようとした際に一度目の襲撃に遭う。この時は同行していたタンタンが問題無く戦闘出来たことに加えて通りがかりの車を捕まえていた為、逃走出来た。
二度目の襲撃は一週間後。先手を取られた上に傷も負っているという最悪の状況の中、建物の構造を理解していた反町はそれらを十二分に活かして、逃走出来た。
その後、反町を取り逃したファビアンの元へ単身見舞いに来た鳳崎がやって来てしまい鉢合わせとなってしまう。
- 2024年8月24日の動画(久我虎徹)
鳳崎とファビアンJr.が激突した回。
鳳崎はファビアンJr.との戦闘で劣勢を強いられ、深瀬が救援に来るも深瀬も共に爆破された。深瀬は立ち上がれたものの鳳崎は動けず、更にジェフが現れたことでますます戦況は不利になっていた。
- 2024年9月9日の動画(久我虎徹)
深瀬がファビアンJr.とジェフと激突した回。
深瀬は二対一という絶望的な状況で何度も深手を負っても立ち上がる。その粘りの甲斐あって、鳳崎の復帰・森川とタンタンの参戦と有利になるも撤退間際にファビアンの放った凶弾が鳳崎を庇った深瀬に直撃。深瀬は鳳崎への感謝とエールを伝えて息絶えた。
深瀬は裏神幹部で初の死者となってしまった。
- 2024年9月21日の動画(久我虎徹)
鳳崎が深瀬の復讐を誓った回。
黒焉街西部での爆発の報告を受けて現場へと到着する久我・佐古・新城。そこには深瀬の死を悼む裏神の面々が…。
麻薬を嫌悪する新城が暴走しかけ、場に緊張が走るも佐古の働きで収まる。そして鳳崎は涙を流しながら自身の無力さを嘆いた後、深瀬の復讐を誓うのであった。
一方、久我達からの報告を受けた五十嵐は鳳崎を利用してマッド・カルテルの三名を倒す作戦を組員に伝える。一条の働きで傘下の組織苦魔悶の一構成員を傀儡にした。更にそこへの潜入要員として顔の割れていないことや腕が立つことから綾小路乃武が選ばれた。紆余曲折を経て、綾小路の活躍でファビアンが見せしめの粛清に現れることを掴んだ久我は鳳崎へ連絡した。
貴凛町の埠頭にて裏切り者の粛清を行なわんとするファビアンと陰から襲撃の機会をうかがう鳳崎。
そこへ怪我が治ったダヴィッツが現れて現場は渾沌と化していく。
- 2024年9月27日の動画(久我虎徹)
香坂・タンタン・鳳崎vsダヴィッツ・ファビアンJr.となった回。
ファビアンが裏切り者の粛清をまさにしようとした瞬間、鳳崎が襲撃。ダヴィッツが反撃しようとした際、香坂とタンタンが現れ、鳳崎vsファビアン、香坂・タンタンvsダヴィッツという構図に。
鳳崎とファビアンが場所を移した為にダヴィッツは数的不利を悟り、苦魔悶の構成員も参戦するよう命令した。これによりタンタンが構成員を相手取り、香坂はダヴィッツとタイマンを張ることに。綾小路もタンタンと交戦し互いに手傷を負うが逃走に成功。一方の香坂はダヴィッツに逃げられてしまった。
鳳崎は対岸まで追いかけて遂にファビアンに追いつく。そして、壮絶な死闘が始まる。
- 2024年9月30日の動画(久我虎徹)
鳳崎とファビアンJr.が三度目の激突をした回。
序盤は挑発によって情緒を乱された鳳崎がファビアンに苦戦し劣勢。
いくらか手傷を受けてから鳳崎は深瀬の最期の言葉を思い出して受け入れることでようやく戦うことが好きな己を取り戻すことが出来た。
ペースを取り戻してからは何度も戦ったことで相手の斬撃を見極められるようになり、大技を何度も当てて勝負の天秤は徐々に鳳崎へ傾いていく。
まともに戦っても勝ち目がないと踏んだファビアンが何度も搦め手やだまし討ちを仕掛けるも鳳崎は全て耐えきってみせた。最後は全体重を乗せた擠身靠を直撃させて背後からナイフを刺してファビアンを殺害。
マッド・カルテル側は武闘派で二人目の死者を出すことになった。
- 2024年10月2日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
香坂の過去が明かされた回。
香坂達はマッド・カルテル傘下になっていた半グレ達を懐柔・粛清し、マッドカルテルの密輸船を襲撃した。香坂は密輸船の護衛であるヘススと激突、独立後更に開花していた才能を見せつけ瞬殺した。
- 2024年10月16日の動画(久我虎徹)
ダヴィッツが香坂チームを停戦交渉に向けた謀略に嵌め、京獅子連合から本格的に狙われることが決まった回。
彼は自分が持ちかけた嘘の停戦交渉及び薬物輸入面での臨時同盟要求が後にどうなるかまで読み切って香坂を出し抜き、裏神の下部組織の1つを壊滅に追いやりつつ京獅子連合の敵意を彼らに向けさせることまで成し遂げた。
これがもとで裏神は想定外の二正面作戦を強いられ、かつてない大ピンチを迎えることとなる。
- 2024年10月28日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
上の罠の回避策として裏神三英傑が会議室で本気で殺し合いを始めそうになった回。
ダヴィッツの策で京獅子連合を敵に回す状況になってしまった裏神。事態を重く見た香坂は緊急で幹部会議を開く。そこには森川を含めた一般構成員五人も同席させた。
会議は香坂が幹部内に裏切り者がいると発言し、各派閥が戦闘に発展。香坂の「後日集まるように」との一言でお開きになった。
後日の会議は香坂派閥しか集まらず、対立・解散は決定的となった…。
しかし、それは演技であった。一週間後、とあるビルの一室で再会した各派閥。香坂の読みは当たり、ダヴィッツにはバレバレだが京獅子連合は様子見に徹して手を出さない状況に。
そのままビルでバーベキューパーティーを行い、結束をより強くするのであった。
そして、裏神とMCの最終ラウンドが始まるのであった。
- 2024年11月1日の動画(久我虎徹)
新たに山名龍平が幹部として加わった回。
香坂はジェフの隙を突いて地下室ごと水責めにあっていたタンタンを救出し、ジェフと向かい合った。しかし、そこにはダヴィッツの姿もあり、事態は混迷を極めていく…
- 2024年11月13日の動画(久我虎徹)
香坂・タンタンとジェフが激突した回。
最初は裏神側が優勢であったが、ジェフは巧みに動いてタンタンを場外へ追いやり、香坂と一対一へ持ち込んだ。
香坂の俊敏性に翻弄されて一方的に血まみれになっていくジェフ。しかし、ダイナマイトを仕掛けていた場所へ誘導して香坂を巻き添えに爆発。そのまま香坂へ攻撃を当てていくも決定打にならない。
そこへダヴィッツが乱入して銃撃。予想外の攻撃に一瞬、正面への警戒を解いた香坂に満身創痍のジェフが棍棒で襲い掛かり、腹部にクリーンヒット。
その一撃を貰い、力なく地に伏せる香坂にダヴィッツが歩きながら迫って来ていた…。
- 2024年11月22日の動画(久我虎徹⇒香坂慎太郎)
タンタンの過去が明かされた回。
場外へ追いやられたタンタンは必死で塞いでいた瓦礫をどかして戦前へと戻る。その目の前でダヴィッツが倒れている香坂に迫っていた。タンタンはすかさず発砲してダヴィッツとジェフを引き剝がす。ジェフがまともに動けないことを確認したタンタンはダヴィッツに狙いを定め、対峙する。
しかし、ダヴィッツは射撃の腕も高く、倒れている香坂にも当たるよう狙って来る。タンタンは香坂を庇う為に腕に一撃貰うも寄せ付けない。
そんな中、タンタンの成長を心から認め、彼の奮戦によっていくらか回復する事ができた香坂が更なる狂気を纏って立ち上がる。
そして、香坂はタンタンと共にダヴィッツ・ジェフの二人と向き合う。
- 2024年11月29日の動画(久我虎徹⇒ジェフ)
ジェフの過去が判明した回。
意識を保つのもやっとのジェフを差し置いてダヴィッツは、香坂とタンタンに攻撃を仕掛ける。煙幕からのダミー人形を併用した奇襲でタンタンを襲うも香坂に見抜かれて決定打を与えられない。
そんな最中、ジェフが自身の生い立ちを振り返り、覚悟を決める。バンドで腹を縛り、「最後の魔法」と称した故郷の塩と白い粉末(覚醒剤?)を混ぜた物を服用。凄まじい咆哮と共に棍棒を手に物陰から姿を現わす。
ジェフの異様な雰囲気を感じ取った香坂はタンタンにジェフを任せ、自身はダヴィッツを相手取ることを決めた。
- 2024年11月30日の動画(久我虎徹)
香坂・タンタンとダヴィッツ・ジェフが激突した回。
「最後の魔法」によって限界以上の力を引き出したジェフがダヴィッツと共に二人に襲い掛かる。
互いに庇い合う裏神側に対してマッド・カルテル側は二対一に持ち込もうとする。
しばらく拮抗していたがとうとう、香坂が狙われた際にジェフの腕を撃ち抜いたタンタンが鳩尾にダヴィッツからの銃撃を喰らってしまう。もう先が長くないと感じたタンタンはジェフへ突撃し、満身創痍になりながらも射殺。そこへ再びダヴィッツの銃撃が体を貫くも意趣返しとしてノールック銃撃でダヴィッツの腹を貫通させた。
香坂が駆け付けた時は既に手遅れでタンタンは香坂への感謝とエールを伝えて息絶えた。これには流石の香坂も慟哭した。
タンタンは裏神幹部で二人目の死者となってしまった。
そして、互いに味方を喪った同期同士の最終決戦が幕を開ける。
- 2024年12月6日の動画(久我虎徹⇒ダヴィッツ)
ダヴィッツの過去と組織へ忠誠を誓う理由が判明した回。
タンタンを喪い怒る香坂。それに対してダヴィッツは「反吐が出る」と怒りの表情を見せる。
両者は正面からぶつかり、ナイフでの切り合いとなる。しかし、相打ちを辞さない覚悟と脳内麻薬エンドルフィンが出ている香坂が優勢になっていく。
その最中、ダヴィッツが一時撤退する。香坂は銃撃しながら後を追う。その後、ダヴィッツが一服した際の煙を発見して追いつき、両者は再び向かい合う。
- 2024年12月16日の動画(久我虎徹)
香坂がダヴィッツと最後の死闘を繰り広げた回。
路地裏で銃撃戦を交えながら牽制し合うも、再び逃走を許してしまう香坂。
だが、ダヴィッツが逃げた先は螺旋階段のある建物であった為、屋上まで追い込むことが出来た。
互いに後が無いと判断し、正面切っての斬り合いに持ち込む。
激戦の末、互いに片腕しか使えない状況で殴り合いと負傷箇所の狙い合いが繰り広げられるも自身の限界を感じたダヴィッツは予め仕掛けた爆弾で貯水タンクを爆破して大量の水を流して屋上からの転落死を狙う。
しかし、香坂はこれを乗り切り落下しながらの肘鉄を浴びせたうえ、ナイフによる刺突で遂にダヴィッツへ引導を渡した。
こうして長く続いた裏神とマッド・カルテルの抗争は部下2名と複数の下部組織を喪いながらも裏神の勝利となった。
- 2024年12月18日の動画(香坂慎太郎)
戦闘後の後始末とマッド・カルテル本部最強であるセルジオの存在が明らかになった回。今回は単独での語り部となった。
香坂はダヴィッツ・タンタン・ジェフにそれぞれ称賛の言葉を送り、駆け付けた辰巳・反町・烏丸の協力でタンタンの遺体は裏神本部に、二名の遺体はマッド・カルテル本部へ送り返された。
後日、香坂は深瀬とタンタンの空いた席に四宮と山名を加えた緊急幹部会議を開く。現状について確認した後、勢力を拡大することを宣言する。そして、周辺組織への攻略が始まった。
一方、マッド・カルテル本部では送られてきたダヴィッツとジェフの遺体をそれぞれ埋葬するようモンテロの指示が飛ぶ。その後、庭(中庭?)を訪れたモンテロはある人物と会話する。
その名はセルジオ。15年間に渡り最強の称号を守り続けている男であった。
考察・余談
もしマッド・カルテルを裏切らなかったら?
我妻の誘いを乗らずのそのままマッド・カルテルに属していたら麻薬戦争は起こらず強力な戦力がマッド・カルテルに揃っていた可能性が高い
もし何かのきっかけで才能が開花した場合天羽組や京極組でさえ手を出せないレベルの組織になっていたであろう
我妻が合流していた場合
我妻が京炎戦争とうで命を落とさずそのまま戒炎ごと合併していた場合
我妻の組織拡大能力と裏神の資金力が合わさり前以上に強力な組織となっていた可能性が高い
組織名の由来
本編中で語られた組織名の由来は上述の通りだが、ファンの間ではイタリアに本社を構える自動車製造メーカー・ランボルギーニが製造・販売するハイパースポーツカーのウラカンも由来の一つではないかと考察されている。
偶然にも独立から我妻死亡までの一瞬だけ協力していた戒炎の名前の由来もドイツのポルシェが製造・販売する高級SUVであるカイエンから取られている可能性があり、両組織とも欧州の自動車メーカーに関わっている。
追加メンバーの可能性?
生前の我妻は最後の戦いに敗れて死亡する寸前、全国の半グレ組織に「野心ある実力者を集めて戒炎の幹部候補にする」ことを通達し、これに各地の組織の指導者は昂っていた。このすぐ後に戒炎は滅亡したが裏神にとって薬物の流通に問題はなく、生き残った戒炎の残党を吸収したことで組織の規模も少し大きくなった。
現在では反町・烏丸と鳳崎・深瀬の4名が呼応しているが、犬亥鳳太郎の「相当な資金力で、裏社会の頂点を目指す野心家が地方から集まってきている」という言及からするに、さらなる追加メンバーが出現する可能性がある(特に関西圏ではばらけ始めている組織が多いことが明らかになっており、鳳崎と深瀬の組織も本拠地は兵庫県神戸市である)。
そして4月26日、森川が最初の追加メンバーとなった。その後も(元々の拠点がどこにあったのかは不明だが)大量の半グレ組織が抱え込まれ古溝や山口ら実力者も入団していたが、彼らは幹部入りすることなく命を落としている。
その後11月1日、ついに新たに山名龍平が幹部に昇格して初の新幹部が登場した。また、その3日後には羅威刃シリーズを通じて四宮武志が入団していたことも判明した。
多数の勢力を巻き込む大戦争?
2024年4月22日の動画で反町がMC本隊が報復に動く可能性に言及していたが、同年5月17日の動画で本隊のボスに指名されたダヴィッツが日本に上陸し、鮫洲誠司・阿蒜寛太・鳳崎・辰巳・一条康明と次々ぶつかり阿蒜や辰巳を血祭りに上げた。
ダヴィッツの狙いは裏神への報復及び香坂の首だが阿蒜の件がきっかけで京獅子連合の怒りを買い、裏神・MC・京獅子の三つ巴戦になった。この戦争は2024年9月末で終結したがアジア中に跨る規模になったエルペタス戦争をも上回るさまざまな勢力が巴る大戦争に発展する可能性がある。
また反町は「薬をばら撒くと国内極道も敵に回す恐れがある」と続けたが、もし現実になれば京獅子連合以外の組織まで相手取ることもあり得ない話ではない。
解散危機?
28日の動画が公開される前の27日に予告編が発表された。内容は「裏神に激震」という見出しが出た後に暗い顔の香坂が「混乱に乗じて裏切ろうとする者が出た」と発言。場面転換を経て反町が「この場で(香坂を)殺してトップを引き継ぐ」とナイフを構える姿が大写しになり、それを見た鳳崎が「言っていいことと悪いことがあるだろ」と非難する。そしてまたも場面が変わって香坂が「友情ごっこには付き合い切れない」と、とてもパートナーへの言葉と思えない暴言を吐いている。続けてタンタンが拳銃を発砲するシーンが流れ、動画は終わる。
しかし上述の通りこれは全て演技であり、仲間割れをわざと動画に撮らせて裏社会に流し、敵を撹乱する嘘の情報を流布するための作戦だった。
幹部の口癖とこだわり
以下に幹部の名前と口癖(およびこだわり)の対応を示した。
香坂:魅力的 - 口封じに殺されそうになった時に使った言葉であり、今では己の自信の表れ。
辰巳:優しい - 由来は不明。
反町:学び/インプット - 向上心が高く、あらゆることを学びの機会として捉えていることの表れ。
烏丸:(烏丸)リサーチ - 調査能力に対する自信の表れ。
鳳崎:喧嘩 - 戦闘狂の表れ。口癖(というよりは決め台詞?)に『八極拳ドカァアアアン』がある。
四宮:ギャンブル/賭け - ギャンブル中毒の表れ。口癖に『借金は絆』がある。
深瀬は特に特徴的な口癖を発してないものの「鳳崎を側で応援したい(支えたい)」という拘りがあったことが判明した。
タンタンはこれといって意味のはっきりした口癖はなかったが、幼少期に脳に重い障害を負ったことで幼い言葉遣いとなってしまっていた。
山名は将棋に関する言葉を発している。
関連タグ
ヒューマンバグ大学 半グレ 麻薬カルテル マフィア 京極の轍
マッド・カルテル日本支部 - 独立前に香坂が率いていた組織。
麻薬戦争 - 裏神設立によって勃発した京獅子連合、マッド・カルテルとの戦争。