概要
京極の轍シリーズの主な敵役で、天羽組シリーズや紅林シリーズでも敵役の一つとして登場した。
京極組が拠点としている黒焉街に蔓延っているかなりの勢力を誇っている巨大な半グレ組織、というよりもはやマフィアと言っても過言ではない存在で、半グレ組織No.1とも呼び声の高いと言われている。元々稲村がトップになる前から羅威刃の構成員は500人を超しており、城ヶ崎がトップに就いてからは様々な半グレを下部組織にして更に人員を確保していた。
黒焉街だけでなく羅威刃の下部組織が竜桜町、村雨町、そしてあの元殺し屋がメロンパン屋を営んでいる貴凛町など複数箇所に支部がある。
ヒューバグに登場する悪役半グレ組織の例に漏れず、メンバー全員が目的のためなら手段を択ばない卑劣な性格で、他の強い組織と違いごく一部を除き仲間意識すらない(実際に作中では、警察の捜査をかわすためという理由で末端の構成員を暗殺している)。以前のボスである稲村をはじめとした大勢の構成員の言葉から察するに、ヤクザを心底舐めきっている様だ(そもそも半グレ自体基本的にそういうものだが)。
主なシノギは違法薬物の売買とヤクザのケツ持ちの横取りである。その他にも傘下の組織が多種多様な外道のシノギをしていることから紅林二郎には「腐っている」と怒りを覚えられている。特に薬物売買は久我虎徹曰く特殊な麻薬を売っているらしく久我(含む京極組)と紅林が協力関係を築いて対処に当たらなければならない程に有害なシノギである模様。
組織の特徴
恐ろしさ
ヒューマンバグ大学に登場した半グレ組織の大半は、中規模又は小規模の組織であるが、この羅威刃はなんとありとあらゆる半グレ組織を金と暴力で下部組織にし、巨大組織にしているというレベルが圧倒的に違う組織である。半グレ組織だけでなく、なんと殺し屋すら引き抜く。しかも、現在の強力な幹部たちだけでは満足しておらず、引き続きさまざまな猛者のスカウトを行うことでさらなる勢力拡大を目論んでいた。下部組織も含めて構成員数は大規模組織である京極組をも凌駕している。
また組織とは無関係な者を替え玉として多数準備しており、羅威刃構成員が殺人等の重犯罪を働いた際には彼らを身代わりとして出頭させる事により、警察の捜査が組織に及ばないよう隠蔽工作を行っている。
巨大組織故に保有する武器も豊富で、本職である武闘派ヤクザ組織とも渡り合える程(しかし、構成員の戦闘力はピンキリで、末端構成員は天羽組と対峙した時には何もできず和中にダルマにされていたが)。特に城ヶ崎政権下の時代では幹部クラスになると軍人・傭兵経験がある者ばかりであり、事実出てきた幹部クラスの大半が紅林二郎や天羽組及び京極組の主力とまともにやり合えているばかりか本当に勝ったメンバーも複数いた。
そもそも初代ボスである稲村が城ヶ崎を引き入れた時点ですら構成員は500名を超えており、城ヶ崎がボスとなった戦争激化時では、軽く見積もっても構成員数はその倍近いとされていた。後に東雲政権期初期は一般構成員らの離脱に歯止めがかからず一時は幹部2人に全体100人以下という窮地に陥ったが、やがて絢辻の入団と前後してさらに組織拡大傾向になっている。
幹部メンバーの経歴
この組織の上級メンバーには、他の半グレはもとよりヒューバグの(殺し屋を除外した)戦闘組織の中でも海外の部隊で活動した経歴を持つ日本人メンバーが極めて多い。
実際に秋元・高城は元軍人、設楽・菊川は元傭兵、さらに間宮(真宮)も軍人か傭兵かは不明だが海外派としてのキャリアを持っている(他組織で軍人・傭兵経験者と確定しているのは天羽組では小林のみ、戒炎では緋田のみ、その他の組織では両者とも極左グループの松村・太田くらい)。
また殺し屋組織出身者を含めても羅威刃は小湊・操神の2名がいるが、他は各組織1名程度(獅子王組の井上、京極組の守若、天王寺組の戸狩)と、他組織ではごく一部のメンバーに限られている。
幹部メンバーの役割分担
後に京極組シリーズの主な敵となった戒炎の24年以降の姿を含め、ヒューバグに登場する半グレ組織はその殆どが優秀な戦闘員を兼ねたトップの独裁もしくは上層部数名による采配で運営されている。
しかしこの組織の場合は城ヶ崎・東雲が組織の運営、設楽・小湊・秋元・高城が主力戦闘員、神原・菊川が資金面の調達、真宮が極秘情報の収集という形に幹部の役割が分担されておりそれぞれの形で組織に貢献している。ただし、戦闘型メンバーと兵站型メンバーの実力差は大きく、兵站型の神原・菊川・真宮の3名は戦争期間で勝ち星を全く挙げられなかった。
弱点
絶大な組織力を誇る反面、実力者の大半が城ヶ崎の経済力を以て引き抜かれているのもあるため、万が一にもそれがなくなれば善悪問わない縁の全てが切れるリスクを常に抱えているのは目立たないものの弱点とも言える。また、間宮や東雲などのごく一部を除き、構成員の大半が城ヶ崎の圧倒的暴力と狂気によって支配されているため、城ヶ崎の死によって容易く空中分解する脆さもあり、そちらも明確な弱点と言える。
実際、京羅戦争編では幹部が死亡しては他組織を傘下にして幹部として出迎えるというある意味で自転車操業の様な状態だったほか、"城ヶ崎および主力幹部5名が死亡"した際は、京極組による徹底的な粛清もあって僅か2週間で機能不全となり、壊滅しかけていた。しかし1年以上にわたる復興で勢力を取り戻し、再び拡大路線に乗っている。
メンバー
ボス
- 東雲竜政(しののめ りゅうせい)
声優:畑耕平
異名は「斧の東雲」。
羅威刃の3代目トップ(初登場時は城ヶ崎政権下の幹部)。
2m近い筋骨隆々な体格と凄まじい剛力を誇る大男。斧をメインウェポンとして戦う狂人であり、「斧の東雲」の異名を取る。稲村政権時代から羅威刃に籍を置いていた生え抜きであり、間宮と共に城ヶ崎の最側近と言える人物で、他者を一切信用しない城ヶ崎からも一定以上の信頼を置かれているような描写があり、城ヶ崎の死後に新たなトップとなった。
「羅威刃は終わったなどと言う奴は生かしちゃおけない!!」
- 城ヶ崎賢志(じょうがさき けんし)×
声優:ヤシロこーいち
異名は「悪魔王子」「天才暗殺者」など多数。
羅威刃の2代目トップ(初言及時は稲村政権下のNo.2)。
稲村のスカウトを受けて入った新参だったが、瞬く間にNo.2にまで出世して当時から実権を握っていたため、先代のトップであった稲村の死後、組織を再建するばかりか過去最大勢力までに成長させた。そのため、天羽組を始めとした老舗極道にとっても厄介極まる存在となっている。
巨大組織を率いるほどの経営センス、違法薬物や武器の密輸ルート及び裏社会の強豪を多数スカウトするなどの闇の人脈のほか、自身も凄まじい戦闘能力を誇る。
「死んだらそれまでだろう…… ただの肉になるだけ……」
- 稲村(いなむら)×
声優:伊藤タカユキ
異名は「スコップの稲村」。
羅威刃の初代トップ。
スコップを得物にしている武闘派。ヤクザを化石呼ばわりして毛嫌いしており、「化石掘り」と称してヤクザの腹をスコップで掘るのが得意技。しかし、武闘派と呼ばれてはいるものの実力は城ヶ崎と比較すると明らかに見劣りし、強敵との遭遇を経て大きく成長する前の久我にすら一蹴されるなど戦闘能力は今ひとつなほか、No.2を務めていた城ヶ崎からすらも目障りな存在と認識されていた。
「ケジメだ? カビが生えてんだよ化石風情が!!」
幹部
東雲政権下の幹部
城ヶ崎政権下から幹部である秋元のほか、かつての羅威刃を超えたいという野心を持った猛者達で構成されている模様。
- 秋元詩郎(あきもと しろう)
声優:遠山春
異名は「真のモンスター」。
東雲政権下のNo.2(京羅戦争時は城ヶ崎政権下の幹部)。
元は少数精鋭の武闘派半グレ組織「破亜裂火」の副将だった男。眼鏡をかけた優男のような風貌が特徴。
高城と同じくかつては海外に従軍した経験のある猛者。高城に比べると冷静で知的な印象はあるものの、主体性に欠けていたり高城の好戦的な質をだるいと思っていたりする場面がある。その一方で羅威刃には珍しく仲間想いなほか、高城からは恐ろしいまでの才能と戦闘力を秘めていることを認められている。
城ヶ崎亡き後は組織の副将となり、新たなトップとなった東雲を支えている。
「戦闘に入るとなんでかスローに見えちゃうんだよねぇ」
- 絢辻雅史(あやつじ まさし)
声優:伊藤タカユキ
東雲政権下の幹部。
ピンクのかかった赤い瞳と長い銀髪の前頭部辺り及び後ろ髪をコーンロウを施した髪型が特徴的な青年。首周りにネックレスや手首にブレスレットを着用し、手の甲にはタトゥーを入れている等、かなり派手な出で立ちである。
実力は不明だが、幹部として迎え入れられた辺り、東雲や秋元に引けを取らない実力者と思われる。
ワイルドな風貌であるが、性格はフランクで社交的な方であり、重傷を負った秋元を労い警察から逃れるために行動できる事から、同志を想いやる優しさは持っている。
城ヶ崎政権下の幹部
生え抜きである東雲(+経歴が不明な神原と菊川)を除き、元は羅威刃外部の人間として裏社会で名を馳せていた猛者達だったが、城ヶ崎によって傘下に取り込まれている。
- 東雲竜政
一般構成員だった頃から羅威刃一筋で活動していた。詳細はボス項目を参照。
- 間宮恭平(まみや きょうへい)×
声優:伊藤タカユキ
異名は「ハジキの真宮」。
城ヶ崎政権下の幹部。
バーテンダーのような風貌をした長髪の男。
海外部隊上がりの経歴を持つ二丁拳銃の狂人。城ヶ崎の護衛も務める幹部であり、城ヶ崎が組織のトップになる前から付き従っていた古株。それ故に他者をほとんど信用しない城ヶ崎からもそれなりに信頼されている模様であり、東雲と共に城ヶ崎の最側近と言っても良い人物。公式からよく真宮と間違えられる。
「私の弾はよく当たるよー! 逃げて逃げてー!」
- 小湊圭一(こみなと けいいち)×
声優:ヤシロこーいち
異名は「隻腕の小湊」。
城ヶ崎政権下の幹部。
着流しを纏った隻腕の剣客。
裏社会きっての暗殺者として恐れられていた人物であり、ターゲットとなったまたは相対した人間は全員殺害されている。常に貼り付けたような不自然な笑みを浮かべ、何を考えているかわからないため、幹部の中では最も狂気的な性格。
城ヶ崎の用意した大金と人殺しのより良い環境によって傘下に入ったが、もし楽しくなかった時は彼の首を斬ろうとも思っている模様。
「君の胃袋は何色だ〜? 肝臓は〜? 見せてよ♡」
- 設楽紀明(したら のりあき)×
声優:伊藤タカユキ
異名は「戦場の天才」「無敵の傭兵」。
城ヶ崎政権下の幹部。
武闘派半グレ組織「比遊怒羅」のトップ。浅黒い肌と銀髪が特徴。
元は腕利きの傭兵で、チャカとナイフという凡百の装備にもかかわらず、凄まじい戦闘勘による圧倒的な強さを誇る。幹部の中では比較的穏やかだが、それでも失態を犯したり、自身に気に入らない振る舞いをしたりした部下を容赦なく殺害するほど冷酷な性格の持ち主。
誰にも従わない信条を貫いていたが、城ヶ崎の底知れぬ狂気と破格の枕金により傘下に入ることを選んだ。
「死ぬ時くらいは大人しく逝け……」
- 高城蓮太郎(たかじょう れんたろう)×
声優:伊藤タカユキ
異名は「不沈艦の高城」。
城ヶ崎政権下の幹部。
少数精鋭の武闘派半グレ組織「破亜裂火」のトップ。喧嘩自慢を思わせるような風貌が特徴。
かつては海外に従軍した経験のある猛者。その強さは城ヶ崎も前々から目に付けていたほどであり、城ヶ崎があえて殴り合いに応じたとは言え、あわや城ヶ崎を気絶させかねない力の持ち主。強さだけではなく、強者との戦いを楽しむ性格。一方で羅威刃には珍しく仲間想いで、秋元とは強い信頼関係を築いている。
城ヶ崎との交戦により、彼の底知れない実力と狂気を感じて傘下に入ることを選んだ。
「だからこそ…… 戦闘は楽しいよなァァァァッ!!」
- 秋元詩郎
高城と共に破亜裂火に在籍していたところをスカウトされて入団した。詳細は東雲政権下の幹部項目を参照。
- 神原拓(かみはら たく)×
声優:ヤシロこーいち
異名は「トリックスター神原」。
城ヶ崎政権下の幹部。
詐欺ホストクラブの用心棒。派手な見た目をした軽薄な性格の持ち主。
超高速で動くことができ、特に回避能力と先読みの技術は非常に優れている。また、殺し屋ジェイクと同じように暗器の達人でもあり、拳に握り込んだ刃や爪先のナイフといった多種多様な暗器を身体の各所に隠し持っている。
羅威刃内部の生え抜きなのか、スカウトを受けて加入したのかは不明。
「避けるの得意なんだよね…… だから一方的に殴るよん」
- 菊川(きくかわ)×
声優:ヤシロこーいち
異名は「世界を股にかける傭兵」。
城ヶ崎政権下の幹部。
戦争被害をダシにした募金詐欺の首謀者。掻き上げた紫髪が特徴。
傭兵という経歴を持つ。チャカとコンバットナイフを得物とし、紅林からも戦場を経験したというのはハッタリではないと警戒されるほどの戦闘能力を持つが、設楽や高城などと比べると見劣りする。
前述の通り傭兵の経歴があるが、スカウトされて羅威刃に入ったのかは不明。後に羅威刃を離脱してとある悪徳病院の護衛として契約し、新たに開幕した三門シリーズにて再登場を果たすが瞬殺されて命を落とした。
「やるからには必ず殺すぜ……」
稲村政権下の幹部
- 稲村派の幹部たち ×(全員)
稲村がボスだった頃は古株であることをいいことに、ナンバー2だったが外様出身の城ヶ崎のことを格下扱いしていた。しかし、稲村死亡に伴ってボスが城ヶ崎に代わったことで立場が逆転してしまい、最終的には城ヶ崎によって全員粛清された。
- 城ヶ崎賢志&間宮恭平
稲村政権時代に、彼から当時城ヶ崎が率いていた組織(名前不明)ごとスカウトされて入団した。詳細は前述したとおりである(城ヶ崎はボス、間宮は城ヶ崎政権下の幹部の項目を参照)。
一般構成員
東雲政権下
- 羅威刃構成員A
秋元の手下。
病院でのシノギのギャラが低すぎることを彼に伝え、手を引くきっかけを作る。
- 羅威刃構成員B・C・D
東雲、秋元、前述の新生羅威刃構成員Aと共に写真に写っていた構成員達。
詳細は不明。
城ヶ崎政権下
- 西川 声優:ヤシロこーいち
羅威刃がケツ持ちしているクラブのホストである九条の護衛を務めていた2人のうち、銀髪の方の男。
ケンカでは久我と対決することになる。スピードこそ久我には劣るものの、タフさはなかなかのものであり、久我の攻撃を食らいながら殴り返し、何度も強引に互角の勝負に持ち込んでいった。しかし本気モードになった久我のスピードにはさすがについていけず、全力を込めた拳がクリーンヒットしてカウンターが間に合わず撃破されてしまう。
生死不明だが、京極組の狙いはあくまで九条であり、彼は護衛としての仕事をこなしただけなので、おそらく半殺しで見逃されたものと思われる。
「相打ちじゃあ!」
- 吉本 声優:ヤシロこーいち
羅威刃がケツ持ちしているクラブのホストである九条の護衛を務めていた2人のうち、髪の半分を赤く染めている方の男。
ケンカでは相良と対決することになる。フィリピンの武術であるカリの使い手でその特殊警棒は凄まじい攻撃速度を誇り、強烈な武闘派でおなじみな相良颯誠に防戦を強いるほどの高い実力を誇るものの、徐々に彼の攻撃に慣れていった相良に間合いに入り込まれてしまい、そのまま落雷のような一撃を食らい、地面に崩れ落ちた。
生死不明だが、西川と同じく彼も護衛としての仕事をこなしただけなので、おそらく半殺しで見逃されたものと思われる。
「相良さんよ、警棒の使い方なら負けないぜ!」
- 爆弾魔の津田 × 声優:伊藤タカユキ
城ケ崎お抱えの凄腕爆弾魔。刑務所に収監されていたが、京極組爆破作戦を実行に移すために城ヶ崎が大枚はたいて釈放させた。
トラックを突撃させる恐ろしい作戦のもと京極組爆破作戦を実行して甚大な被害を与えたものの、瀕死の一条の執念の攻撃で胸を貫かれて死亡した。
「ハッハッハ! 破壊! 爽快! グッドルッキングガイ!」
- 殺人鞭の坂上 × 声優:伊藤タカユキ
かつて「スパイラル」という組織を率いていた男で、城ヶ崎に組織ごとスカウトされ傘下になった有望株。羅威刃に入団する前から裏社会では名が通っており、「殺人鞭の坂上」と呼ばれる戦闘狂。ロシアの戦闘鞭である「クヌート」を操り、敵対者を蹂躙する。
高砂との戦いでは彼に一撃も当てる事すら出来ず、目潰しと鼻フックデストロイヤーを立て続けに喰らい、最後は心臓を一突きされて息絶えた。
「まずは顔からペロリと剥がしてやるぜぇ!!」
- 楚壁と真壁(鉄球ブラザーズ) × 声優 真壁:ヤシロこーいち 楚壁:伊藤タカユキ
紅林二郎と京極組の海瀬の2人と衝突した鉄球使いの半グレたち。
スコーピオンテイル(三又のモーニングスター)使いの楚壁と鉄球銃使いの真壁のコンビで2人ともラッパーのような口調をしており地上げ目的で紅林や海瀬がいたレストランを鉄球付きクレーン車で解体しようとするが強烈な攻撃に耐えた紅林と海瀬により2人とも撃破される。その後はシマ荒らしとして京極組に捕まり排除された。
「この鉄球はティラノサウルスでも死ぬやつでーす!」
- マーダー野崎 × 声優:伊藤タカユキ
かつて「義琉奴」という組織を率いていた男で、彼もまた城ヶ崎に組織ごとスカウトされ傘下になった。
戦場で「ジョーカー」と言われるだけあって圧倒的な実力で野島を追い詰めたが、命をかける覚悟が決まった彼の強烈な燕返しを受けて敗死した。
「それじゃあ当たらねぇ! 攻撃が一辺倒だ」
- 操神 × 声優:ヤシロこーいち
元は殺し屋だったが城ヶ崎に金で引き抜かれ、下部組織である「美赦巣」のトップに据えられた男。
スコポラミンと言う判断能力を奪って傀儡にする副作用のある向精神薬を用いてホームレスや浮浪者を傀儡にしては捨て駒にすると言う卑劣な男。二振りのロングナイフを操り直接戦闘もこなすが、京極組でも桁外れの戦闘員である仙石には敵わず、両手首の腱を切断された挙句、顎を貫かれて始末された。
「やくざ風情が・・・お前も俺の駒にしてやろう」
- 藤崎 声優:畑耕平
京極組事務所爆破の件を警察に通報した佐竹博文を殺害するため城ヶ崎に同行していた強面の構成員。城ヶ崎の命令で佐竹を急襲し瀕死の重体へと追い込んだ後、駆けつけて来た紅林二郎と城ヶ崎の戦闘に割り込んで得物のドスで紅林を襲うも、カウンターとして顔面陥没パンチを食らい戦闘不能へと追い込まれた。
その後は長らく行方不明だったものの、後にバグアカデミアでまさかの再登場を果たす。どうやら城ヶ崎の死後に羅威刃を離脱したらしく、京極組による残党狩りと東雲・秋元による裏切り者への報復を躱すために台湾へと逃亡し、現地マフィアを束ねていた模様。しかし、台湾潜伏中に参加した爆竹祭りで因縁の佐竹と対決することとなってしまい、僅差で佐竹に敗北してしまったことでボスの座から引きずり降ろされてしまう。藤崎はこの勝負に納得がいかず佐竹へと襲い掛かるも、佐竹の子分のマフィアたちに足止めされてしまい、佐竹を取り逃がしてしまった。その後藤崎は残党狩りと離反者狩りのリスクがあるにもかかわらず日本に帰国し、再び佐竹と遭遇する事になるがその時の彼はアルコール中毒に陥っていた。
「誰を売ったと思ってるんだくそ野郎。地獄へ堕ちろ」
- 穂村 ×
電気街の中でハンマーを振り回して暴れていたヤク中の半グレ。学生時代は「竜桜二高の穂村」の通り名を持ち、奇妙な武器を振り回して敵対者をブチ壊す狂人として有名な存在だった。
薬物の影響から電気街の通行人を無差別に襲い始め、激怒した紅林と交戦。武器のリーチと持ち前の突進力を生かし紅林を苦戦させるも、紅林の機転によって倒される。
その後、ハンマーを受けて倒れている振りをしていた城ヶ崎が、通行人が居なくなるタイミングを見計らって立ち上がり、不意打ちで紅林を無力化した後、穂村自身も城ヶ崎の手で身柄を押さえられ、暗い部屋に連行された後射殺された。
城ヶ崎の発言や彼に対して尋常でなく畏怖している様子から、羅威刃のメンバーであると考えられる。
「ワープ機能発動!!」
- 羅威刃構成員A・B 声優:ヤシロこーいち(A)、伊藤タカユキ(B)
京極組がケツ持ちしたバーを襲撃し、無理やり利権を奪った羅威刃の構成員二人組。
銀髪の男は、素手の喧嘩と思わせて高速でナイフで攻撃するという不意打ちで久我を襲ったものの、以前戦った誰かさんのおかげで死ぬ覚悟ができていた久我の放ったカウンターパンチを食らってK.Oされる。
一方、赤髪の男は野島と交戦したものの、以前戦った獣のような人と比べればお前なんかハムスターだ、と言われながら斧の峰打ちで顎を粉砕された。
- 羅威刃構成員C
構成員A・Bが襲撃したのとは別の店(久我曰く4件目の店)を襲撃して利権を横取りした男。
久我による強烈な蹴りを食らって完全にタコにされ、城ヶ崎たちからも無視されて路上に放置された。その後の生死は不明。
- 羅威刃構成員D・E 声優:ヤシロこーいち(両方)
日下孝次郎を探していた小林幸真に襲撃された二人の構成員。
「ヤクザももう終わり」「ここら辺の利権、全部頂こう」と大口を叩き、姿を見せずに「羅威刃か?」と質問した小林に対し、「天下の羅威刃様だよ」「殺すぞ」などとほざいたものの、小林の姿を見るや否や片方は絶叫しもう片方は言葉を失って青ざめ、その直後に小林に顔面が変形する程ブチのめされ、知っている情報を洗いざらい吐かされた。
- 羅威刃構成員F × 声優:ヤシロこーいち
京極組の評判を落とすために城ヶ崎の指示で新人情報屋を名乗り、妻の不倫を疑った京極組構成員の村迫に噓の情報を流して無関係なカタギとその娘を射殺するように誘導した男。
彼は指示通りに動いて無事に目的を達成したものの、城ヶ崎からはもはや用無しと判断されてしまい、最期は証拠隠滅も兼ねて送り込まれた隻腕の小湊の手で一刀両断されてしまい、そのまま絶命してしまう。
- 羅威刃構成員G × 声優:ヤシロこーいち
中華系の男で、青龍刀を武器にしている。阿波野の護衛として彼の別荘の書斎を警護していたところ、六車と久我が現れたため戦闘になる。鍔迫り合いに持ち込んで六車を追い詰めたが、彼の恐ろしい怪力で青龍刀を断ち割られ、直後に自らも斬られて倒れた。
- 羅威刃構成員H
褒賞金100万円と引き換えに前述した町田の裏切りを城ヶ崎に密告した構成員。
稲村がボスの頃から羅威刃に所属しており、幹部を筆頭に数多くの犠牲を生んだ京羅戦争でもなんとか生き延びることができたようだが、城ヶ崎亡き後の京極組による徹底的な粛清に耐え切れず、最終的には羅威刃を離脱した模様。
- 羅威刃構成員I・J
城ヶ崎による裏切り者への苛烈な粛正に震えあがり、それと同時に彼が稲村の後継者としてトップになることを恐れていた構成員二人組。発言内容から察するに稲村派の構成員だと思われるが、稲村の死後、城ヶ崎によって粛清されたか否かは不明。
- 羅威刃構成員K
城ヶ崎から「自分と敵対する構成員を見つけたら教えてほしい」という指示を受けた構成員の一人。「敵対者を見つけてどうするつもりか?」と城ヶ崎に質問したところ、「反城ヶ崎派の構成員には爆弾背負わせて敵対組織の事務所に突っ込ませる」という狂気な返答を受けた。
京羅戦争を無事に生き延びることができたものの、城ヶ崎亡き後の京極組による徹底的な粛清に怯える様子を見せていた。京羅戦争のアフターストーリーでは一緒にいた構成員Hが羅威刃離脱を宣言していたので、恐らく彼もこのタイミングで一緒に離脱したものと思われる。
- 羅威刃構成員L・M・N・O・P
追ってきた紅林と交戦した構成員達。
一人だけは幹部の設楽の元まで逃げ延びることができたが、「警察の銃を奪ったら足がつくと思わないのか」と非難され粛清された。
- 羅威刃構成員Q・R ×
恐らく旧比遊怒羅から設楽の下についていた、彼直属の二人組。
夜道で彼を護衛していたが、久我にあっさり倒されてしまい役目を果たせず、結局は設楽と久我の一対一に持ち込まれてしまった。
- 羅威刃構成員S・T ×
東雲と共に行動していた二人組。
仙石の奇襲をまともに受けてしまい、あっさりと倒れた。
- 羅威刃構成員U・V
警察の捜査が入った支部にいた構成員。一人はこの旨を城ヶ崎に伝えた。
何も危ないものは置いていなかったため逮捕されることはなかったが、この事態は彼らや城ヶ崎にとって想定外だったようで、動揺していた。
- 羅威刃構成員W
神原、小湊と連絡がつかないことを城ヶ崎に伝えた、繋ぎ担当の構成員。
前者の死については城ヶ崎は特に反応を示さなかったが、後者の死には「何だと?あの狂人が・・・」と驚かれている。
- 羅威刃構成員X
褐色の肌にマスクをした構成員。城ヶ崎に悪徳政治家との打ち合わせがある旨を伝え、運転手を担当。
- 羅威刃構成員Y
城ヶ崎と悪徳政治家との打ち合わせ時に城ヶ崎の護衛を担当していた。
- その他、使い捨てにされたモブ大勢
ある者は薬物のルートをつかまれた責任として粛清され、ある者は「熱くてぶっ飛べる」報酬をやるとして運転していた車ごと爆死させられ、ある者は城ヶ崎の影武者として仙石に射殺され、またある者は戦場から退こうとしたところで幹部メンバーに排除されるなどして次々と排除された。
稲村政権下
- 田代 × 声優:ヤシロこーいち
元京極組組員の構成員で、久我の一年先輩だった元組員かつ国生の舎弟。極道で食っていけないという理由で京極組から脱退したものの、暴対法の締め付けがきつくて就職もできず、世間から爪弾きにされたことで結局は半グレ集団である羅威刃に行きついた。
彼自身に悪意はなかったものの京極組のシノギを妨害したことで久我・国生によるカチコミを受けてしまう。
「俺だって真面目に生きようとしたんだ! でも世間は元ヤクザに冷たかったんだ……」
- 町田 × 声優:伊藤タカユキ
羅威刃の仕入れた違法薬物を別の半グレである「挫苦露」に横流ししていたことが城ヶ崎にバレ、その落とし前として自動車で挫苦露の本拠地に突っ込まされた挙句、城ヶ崎が自動車に仕掛けていた爆弾の爆発に巻き込まれて死亡してしまう。
なお、株式会社モーリーにも同姓のアサシンが所属しているが、彼とは無関係である。
- 羅威刃構成員A・B 声優:ヤシロこーいち(A)
小峠と和中が持っていた金塊を奪い取ろうとした羅威刃の下っ端二人組。
彼らが本職だと知っていても全く怯まず、鉄パイプで襲撃を試みたが和中に返り討ちにされてしまう。命までは奪われなかったがダルマにされてしまった。
「俺らは武闘派の羅威刃じゃあ!」
関係者・関連組織
傘下の半グレ組織
- スパイラル ×(全員)
城ヶ崎政権下の羅威刃が組織ごとスカウトした半グレ集団その1。イケメンが女性を洗脳して借金を作らせて風俗堕ちさせるという悪質なシノギで黒焉街の女性を食い物にしていた。
城ヶ崎直属の手下の戦闘員である坂上諸共構成員は全員久我と高砂によって始末された。
- 比遊怒羅(ヒュドラ) (脱退)
城ヶ崎政権下の羅威刃が組織ごとスカウトした半グレ集団その2。幹部の一人である設楽がかつて率いていた武闘派半グレ組織。
首領の設楽をメンバー二人が護衛していたが両者とも一瞬で久我に撃破され、設楽も討たれたことで旧比遊怒羅は壊滅した。京羅戦争で羅威刃が空中分解した後の経緯は新生比遊怒羅を参照。
- 義琉奴(ギルド) × (全員)
城ヶ崎政権下の羅威刃が組織ごとスカウトした半グレ集団その3。
強豪のマーダー野崎が率いている。
ホームレスを殺害して脳漿を強奪して売り捌くという極悪シノギで黒焉街に風評被害をもたらしていたため京極組のカチコミで壊滅した。
- 破亜裂火(バーサーカ)
城ヶ崎政権下の羅威刃が組織ごとスカウトした半グレ集団その4。
構成員は6人と少ないものの、高城と秋元の二人を中心に強力な戦力を保有しており、その実力は城ヶ崎が長年配下にしたがっていたほど。
守若との戦闘で元首領の高城が討死したが、副首領だった秋元がその才覚を完全に発揮。京極組の精神的支柱であった国生を瞬殺した。その後秋元も瀕死の重傷を負うものの、覚醒した久我を次は確実に殺せると言い放っており、下手をしたら秋元単体で組を壊滅させる戦力を有するに至った。
- 蘇怒武もしくは祖怒武(ソドム)(脱退)
城ヶ崎政権下の羅威刃の幹部である菊川と共謀して募金詐欺を行っていた半グレ組織。
リーダーも含めた全員が紅林によって撃破された。その後、おそらく詐欺罪などで逮捕者が出たものと思われる。
しかし死人は出ておらず、京羅戦争後にも構成員が抗争を続けている。
- ファントマ ×(全員)
被害届が出せない金を輸送する人間専門の窃盗グループ。
城ヶ崎政権下の羅威刃から大量の上納金を要求されており京極組に強盗して上納しようとするが2度目の襲撃で久我と海瀬の待ち伏せでヤサを吐かされてカチコミされる。更には途中から河内組の柳楽も合流して強烈な武闘派極道3人により殲滅されるというオーバーキルにより組織は壊滅した。
- 美赦巣(ヴィシャス) × (全員)
城ヶ崎政権下に吸収され、殺し屋の操神がトップに置かれている半グレ。
スコポラミンという薬物で洗脳した人間にテロを行わせることを主なシノギとしている半グレで、ホームレスと共に野島を洗脳した事で京極組の逆鱗に触れ、久我と仙石のカチコミによりボス諸共瞬殺された。
- 亜怒似巣(アドニス) × (全員)
城ヶ崎政権下に吸収された半グレ組織。
風谷曰く「ツラが良いバカを集めた集団」だが、それなりの戦力は持っていた組織。表向きは芸能ビジネスをやっているように見せて、その本性はファンから大量に金を使わせて荒稼ぎをするというもの。
城ヶ崎が倒された後も(一応)羅威刃の構成員だったことで気合は入っており、久我らの襲撃にも全く怯まず攻撃を仕掛ける。リーダーの光我が海瀬によって排除され壊滅。
- 九羅剣(クラーケン) × (全員)
中国の半グレで密猟や麻薬売買で稼いでいた。
新たな密猟場所として羅威刃から教えられた綾波町で深夜に中国から来てナマコを密猟して中国に帰るを繰り返しており、これにより現地及びそこをシマとする京極組に経済的損失が発生して京極組が海上で報復のカチコミに出る。結果海瀬のロケットランチャーや金的と言った暴れっぷりでボス諸共抹殺された。
- 詐欺ホストクラブ(仮)
上述の神原が用心棒をしているホストクラブ。
ここのホスト達はホストクラブ知識の無い女性に「無料で飲める」と言って誘い込み無料で飲めるものでない酒を無料で飲めると騙して買わせて膨大な借金を作らせてその返済を強要し風俗に拉致するという所業が紅林にバレて殲滅されることとなった。
その他の関係者
- 九条 ×
西川と吉本を雇い、詐欺を繰り返していた悪質なホスト。
久我・相良と対峙した二人の様子を見ていたが、二人が負けたため久我に捕まり相良の5分に1回ぶん殴る拷問を受け命を落とした。
- 火炎瓶の南田 ×
羅威刃から構成員を引き抜き、新組織を立ち上げた天羽組出身の男。
本編では彼は小峠とツルハシの喜多川によって討伐されたが、人員を勝手に奪ったため(仮に二人の襲撃がなかったとしても)遅かれ早かれ報復として刺客を放たれていた可能性が高い。
- 阿波野 ×
阿波野興産という一般企業の社長。しかし裏では薬物を使った悪質なシノギを行っており、そればかりか優れた記憶能力を持つ娘(その娘すら、かつて離婚した元妻から無理矢理奪い取ったもの)を事実上の帳簿係としてこき使う極悪人。
やがて警察の捜査が入ることになると城ヶ崎から見限られ、逃走を計ったところ刺客として差し向けられた設楽によって足止めされてしまう。最後は別荘に仕掛けられた爆弾で消し炭となった。
- 下っ端二人に情報を売った運び屋(仮称) ×
天羽組にアルバイトとして雇われ金を密輸していたが、欲に目が眩んだか羅威刃の構成員A・Bに情報を売ったフリーター。
ばれると廃工場に拉致され、小峠の手で全身に釘を電動釘打ち機で打たれると言う拷問を受け粛清された。
- 情報屋達
城ヶ崎に雇われている大勢の情報屋の連中。
五十嵐の自宅を突き止めれば追加で1億をもらえるとして、調査に本腰を入れている。
また、一部の者は城ヶ崎の個人的依頼により彼の生き別れた実母の捜索も担当していた。
協力関係にある組織
以下の組織はいずれも現在は敵対状態になったため、本項では協力者だった時の動向を説明する。
- マッド・カルテル旧日本支部 (以前)
地上最悪の巨大組織と評されるほど悪名高い国際的麻薬カルテル。ビジネスパートナーだった京極組の先代組長、日下孝次郎の死亡に伴い一時的に日本でのビジネスがストップしてしまったものの、羅威刃と手を組んだことで日本での麻薬ビジネスを立て直すことに成功した。
しかし3か月後に本部の判断と称して日本支部トップが羅威刃を一方的に切り捨てたため敵対関係になった。
- 獅子王組黒澤派 (以前)
京羅戦争終結直後、壊滅寸前だった羅威刃にリーダーの黒澤が「京極組を敵視する者同志として、自分たちに協力する代わりに羅威刃への復興に手を貸す」という契約を持ちかける。これに秋元が応じたため同盟関係になった。
同じ話で秋元は龍本チームを撃退、後に東雲も約束に従って龍本を強制引退に追いやる活躍を見せた。しかし彼らの戦果とは裏腹に黒澤派本体は京極組の援護もあり弱体化を続け、最後は京極組の支援が外れたことで離脱したことと黒澤が約束を破って半グレ狩りを手下に命令ことをきっかけにして決裂した。
- 戒炎 (以前)
東北圏最大規模の超武闘派半グレ組織。後述する我妻が立ち上げた組織であり、僅か2年で構成員を300人まで増やしたうえに東北圏全域の支配まで成し遂げた、羅威刃に負けず劣らずの規模と実力を誇る組織である。
城ヶ崎が挨拶も兼ねて交渉に行ったが、この時はボスの我妻京也はこれを拒否。後にこちらも同じく京羅戦争終結直後に東雲に連絡をとり、京極組に敵対する者同士で同盟関係を結んだ。そして京炎戦争では麻生・緋田からの救援要請に秋元が応え、守若と大激戦を繰り広げた(東雲は戒炎勢と共闘する場面はなかった)。しかしこの時の対応は後に尾を引き、最終的に同盟決裂の原因となってしまう。
敵対者・敵対組織
主要な敵対者
羅威刃にとって最も主要な敵組織。
京極組には先代トップである稲村をはじめとした実力者たちを大勢死傷させられるという、(羅威刃側にとって)甚大な被害をもたらされたため、京極組事務所の爆破というとんでもない作戦を実行に移すほど激しく対立している。そして、事務所を爆破されたことで京極組からも今まで以上に毛嫌いされるようになり、対立はより一層激しくなった。
その後は京極組の評判を落とすために新人情報屋を名乗らせて、妻の不倫を疑った京極組構成員の村迫丈二に噓の情報を流して無関係なカタギとその妹を射殺するように誘導したり、ホームレスを殺害して脳漿を奪い意図的に黒焉街に遺棄して風評被害を出したりなどという暴挙を行っている。
そのため京極組からは強烈に敵視されており、羅威刃を徹底的に潰すことに本腰を入れている。
そして、天羽組と京極組の間で講和が成立して天京戦争が終結したことに伴い、京極組若頭の五十嵐幸光は羅威刃との全面戦争を始めることを宣言した。
河内組時代、柳楽和光が久我や海瀬と共に羅威刃傘下の組織であるファントマを殲滅させたことがあったが羅威刃とは対立するまでには至らなかった。
のち若頭の小御門が殺害されたことが発端となり跡目争いが勃発し眉済派が黒澤派を下した。この争いに羅威刃も関与しており眉済派を率いる眉済俊之が京極組の現組長である五十嵐幸光と友好関係を築いているため敵対関係となる。のち京極組の助っ人が外れたことで協力関係は解消され、黒澤と我妻との会談が決裂してからは黒澤派とも敵対関係になった。
戒炎の協力を得て秋元が京極組の構成員と対決したが、この時の対処を巡り彼らと秋元が衝突。
互いにこの件を根に持ち、東雲と秋元の両者が獅子王組眉済派の構成員から襲撃されて離脱したのをきっかけに同盟関係は決裂となった。後に我妻が組織を盲目的に拡大するようになると闇社会のトップを目指す邪魔になるとして完全に敵対した。
現在は愛天雄に所属する正義の元ヤンフリーターで京極組の元敵対者で現協力者。
現在のボスである城ヶ崎が不意打ちを食らわせて病院送りにしたり、幹部である菊川と彼が率いる蘇怒武が粛清されたりと、完全な敵対関係。しかし城ヶ崎は紅林を後々利用するつもりでいた。
後日、待ち合わせ場所に先に到着していた佐竹博文が城ヶ崎らの奇襲に遭った直後の現場に到着、一度は城ヶ崎にスカウトされるもその誘いはもちろん拒否し、そのまま彼と激しい戦闘になる。戦闘の過程で左肩をドスで刺されてしまうも、カウンターとしてジークンドーのワンインパンチを放ったことで僅かながらもあの城ヶ崎にダメージを与えることに成功した。
現時点で紅林とは城ヶ崎・菊川・神原・設楽・東雲の5名が彼と交戦している。
その他の敵対者
- 風見組
城ヶ崎をスカウトしようとした連中。
幹部の一人である飯田が彼に接触して入門を求めるが拒否される。これに怒った組は刺客数名を放つが返り討ちにされてしまう。
協力関係に見せかけて羅威刃を利用し日本国内の利権を獲得しようとしたが、日本でのビジネスが軌道に乗った時にで用済みとなった羅威刃を切り捨てるという判断を下したが、これが城ヶ崎の逆鱗に触れ、その結果として麻薬利権だけ奪われたうえで日本支部を壊滅させられるという甚大な被害を被ることになった(もっとも、この一件は完全に自業自得なので擁護のしようはない)。
- 新生比遊怒羅
設楽時代は羅威刃の傘下にいた組織だったが、彼と城ヶ崎の死亡にともない当時ナンバー2だった綾小路が「再建」と称して羅威刃を勝手に離脱した。そして組織の方針を180°変える改革を断行し自警団となり同じ自警団の愛天雄と協力関係になる。羅威刃を無断離脱した綾小路たちを東雲が見逃すはずはないため衝突する可能性があると考えられているものの、現時点で目立った衝突は発生していない。
紅林が属する殴り屋チーム。トップの羽柴と如月は綾小路と協力関係にある。
上記の比遊怒羅と協力関係にあることなどから衝突する可能性がある。
稲村がトップだった頃、下っ端が天羽組のシノギを横取りしようとして何度か揉めたものの、組織としてはお互い様子見状態であり稲村も城ヶ崎もあまり興味を持たなかった。
だが、天羽組構成員の小林幸真が日下孝次郎暗殺のための情報収集を目的に構成員約20名と幹部の間宮を締め上げるという事件が発生したことを受け今後何かしらの報復をされる可能性もあると思われたが、城ヶ崎の死もあり報復を受ける可能性はほぼ無くなった。しかし彼の死後、羅威刃を抜けた半グレ達(比遊怒羅を除く)が天羽組のシマである「空龍街」でシマ荒らしを行う等、影響は大きかった。
京極組爆破テロに居合わせた一般人。
城ヶ崎は彼に写真を撮られると言う失態を演じてしまっている(しかし、本人は全く気づいていないらしい)。後日、街中で半グレたちが暴れているのと京極組爆破テロには何か関係があるのではないかと感じた彼は紅林二郎に相談したうえで件の写真を警察に提出、それによって羅威刃は警察の家宅捜索を受けることになるも、この件に関する報復として羅威刃の構成員に襲撃されて瀕死の重体へと追い込まれてしまう。そして彼が証拠を警察に出したことで、羅威刃は大損害を受けた。その後城ヶ崎が死んだ事で羅威刃は一時壊滅状態となった事で再度狙われる心配はなくなった。但し、東雲と秋元は佐竹の事を知っているのかはたまた興味がないのかは不明。
依頼が入った為、幹部の一人である小湊を拷問して惨殺した。後日、小湊殺害の犯人が伊集院であることが羅威刃に知られてしまうも、「現状だと京羅戦争と並行して伊集院も相手するのは流石に厳しい」という城ヶ崎の判断によって彼への報復は見送られた。
後日東雲が情報提供の対価として喧嘩を挑み、この時の敗北は東雲を大きく成長させることとなる。後に秋元も対峙し、やはり敗れたがこちらでも秋元をさらに強化させた。
活躍
稲村政権時代
小峠と和中がフィリピンにある鉱山から採掘加工した3億7500万円相当の金塊を、関税から逃れる為に学生やフリーターを雇って運び屋にし、全てを回収し終えたところを強奪しようとした。
彼らは自称武闘派で鉄パイプや釘バット等で武装しており、小峠達がヤクザで強盗被害に会っても警察を頼ることが出来ないという理屈で完全に舐めていたが、本職の武闘派であり免許皆伝クラスの剣客でもある和中に敵う筈もなく、瞬く間に手足を日本刀で斬り落とされ、ダルマにされてしまった。その後の生死は不明。
恐らく彼らは羅威刃の中でも下っ端の構成員だと思われる。
- 2021年12月3日の動画(小峠華太)
この動画では天羽組を無断で抜けて反社組織を興した南田の勧誘で多数の人員を引き抜かれた旨が語られている。
この半グレ組織は、過去に天羽組が金を密輸して稼いでいることを嗅ぎ付けカチコミしたが、和中の手でダルマにされている。
特殊詐欺の稼ぎが落ちていることに違和感を感じたカシラが久我に調査を進め、情報屋の風谷に依頼。その原因が羅威刃の仕業、そして彼らに協力している元構成員の田代の仕業と判明。そして久我が結果を報告した後に、田代の兄貴分だった国生と共にカチコミされ、稲村と田代は粛清された。
城ヶ崎政権時代
初代ボスの稲村が倒されて残りのメンバーも散り散りになるかと思われたが、No.2の城ヶ崎が新たなボスとなり組織を建て直した結果、羅威刃は過去最大の半グレ組織、そして日本最凶のマフィアとなった。
紅林の前で暴れていた穂村を彼が倒した直後、新たなボスになった城ヶ崎が登場。紅林の視界を催涙ガスで潰した上に腹をナイフで抉り気絶させると穂村を担いでどこかの暗い部屋に連行していった。そして「単細胞の熱血漢。上手く使えば有効な駒になるか」という謎の発言をして穂村を射殺した。
- 2022年4月3日の動画(久我虎徹)
ケツ持ちしているホストクラブの稼ぎ頭である九条が売掛金回収のために頂き女子という一種の詐欺行為を主導しているのが京極組にバレてしまい、その結果、九条は相良颯誠の陰湿な拷問によって粛清され、また彼の用心棒を務めていたメンバーの西川と吉本も久我と相良によってボコボコにされてしまう。
なお動画の最後では、この事件を耳にした新リーダーの城ヶ崎が京極組を丸ごと潰すことを思いついたシーンが描かれており、京極組にとって悲劇といえるような事態が発生することが示唆された…
- 2022年5月9日の動画(紅林二郎)
菊川が先導していた募金詐欺の現場が紅林に見つかり、手下が倒されたことで彼は戦闘に引きずり出された。彼は相手が紅林だと知っていても全く怯まず、スピードで圧倒しながら急所を狙う攻撃で紅林を追い詰めたが彼を「素人」だと判断して油断したことで金属バットを持った紅林によって腹にフルスイングを打ち込まれた。 そして両者とも逮捕され痛み分けという結果に終わる。
なお、作中に出てくるA国のモデルは、現在進行形で隣国のロシアに侵攻されているウクライナだと思われる。
天京戦争編
- 2022年5月10日の動画(京極組視点)(久我虎徹)
黒焉街の利権横取りのため、天京戦争で疲弊している京極組事務所にダイナマイト入りのトラックを追突させ、事務所を爆破する。その後、すかさず羅威刃がカチコミを仕掛けるも、津田をはじめとしたカチコミメンバーのほぼ全員が一条康明によって撃破されてしまう。
なお、形勢不利と判断した城ヶ崎と間宮は一時撤退したものの、そのシーンを偶然目撃した佐竹博文にその写真を撮られてしまう…
※佐竹に写真を撮られたのは城ヶ崎のみである。
- 2022年5月24日の動画(小峠華太)
天羽組から一時的に姿を消した小林幸真の手で構成員20名ほどが締め上げられ、さらには幹部の間宮までも身柄を拘束されてしまう事態が発生した。
ただ、小林の目的はあくまで日下孝次郎の居場所に関する手がかりを得ることであったため、間宮は知っていることをすべて吐かされた上で解放された模様。
京羅戦争編
- 2022年6月5日の動画(久我虎徹→小峠華太)
この回をもって天京戦争は終戦となったが、その直後、京極組若頭の五十嵐幸光によって羅威刃との全面戦争を開始することが宣言された。
これにより、羅威刃と京極組との対立は今までにないレベルで激化することになった。
- 2022年6月7日の動画(紅林二郎)
この回では羅威刃が京極組のシマ(恐らく黒焉街ではない)に薬物をばら撒いていた事が判明。そして、現ボスの城ヶ崎と因縁がある紅林二郎が、久我虎徹と手を組むという形で京極組の対羅威刃戦線に参入する事になった。紅林を利用するつもりの城ヶ崎にとって、これは吉と出るか凶と出るか、今のところ不明であるが、戦線は更に激化するであろう事は間違いない。
- 2022年6月17日の動画(紅林二郎)
地上げ目的で黒焉街にあるレストランを破壊していた鉄球ブラザーズだったが、その場にいた紅林二郎と京極組の海瀬の手で2人ともK.O.された。その後、鉄球ブラザーズはシマ荒らしとして海瀬に連れ去られた模様。
なお、(明らかに羅威刃側に非があるとはいえ)この一件で羅威刃は構成員2名を失ったため、京極組との対立はより一層激化すると思われる。
新メンバーの詳細などが発表された。この他に、
・小湊と六車が対峙した
・神原と紅林が対峙した
・名前不明の強豪と野島が対峙した
・鷹橋と城ヶ崎が対峙した
ことが予告された。
- 2022年6月26日の動画(久我虎徹)
傘下の半グレである義琉奴に黒焉街の評判を落とすよう、脳漿を抜いた死体をばら撒かせた。それにブチギレた京極組によって野崎を含めた義琉奴は粛清され、それを不愉快に思った城ヶ崎は、京極組との全面戦争を決意する。此処にきて正式に京羅戦争の火蓋が切られた。
協力者の阿波野がまたしても薬物絡みのシノギを行っていたため、久我と六車が彼の別荘に襲撃をかける。しかし彼らが下っ端を倒した頃には、既に証拠隠滅を図った設楽が爆弾による阿波野の排除に乗り出していた。銃撃され怪我をした阿波野の様子を見た六車と久我はそれぞれ一度ずつ設楽に攻撃をかけたが、彼はどちらも悠々と回避して目眩しを使って逃走する。久我と六車は命からがら生還したが、ただ一人屋敷に取り残された阿波野は別荘ごと大爆発に巻き込まれて死んだ。
全面戦争の本格化以降の出来事に関しては別記事(下記)参照。
→京羅戦争
東雲政権時代
京羅戦争を生き延びた東雲と秋元が獅子王組の内部戦争に乗じて花宝町の半グレを次々と取り込むことで徐々に勢力を拡大し、絢辻雅史という新幹部を迎えている。
京羅戦争が終局を迎え、リーダーの城ヶ崎は自分を捨てた母親への後悔の念を口にしながらこの世を去った。羅威刃は重体の東雲、逮捕された菊川(後に死亡)、戦闘不能となった西川、藤崎、吉本の5名が生き残り、その一人である東雲が紅林と我妻が対峙する場面に鉢合わせたことが判明した。
久我との戦闘で死亡したと思われていた秋元がギリギリ生存していたことが判明した。
しかし、城ヶ崎の死亡と京極組による徹底的な粛清によって羅威刃は空中分解し、組織再建を図っていた東雲にとっては大きな逆風となった。その後、ほどなくして羅威刃は完全に機能不全に陥り事実上崩壊したものの、生存した幹部の東雲・秋元は行方不明に、さらに交渉中だった戒炎が関東侵攻を企てていることが明かされ、新たな戦争勃発が示唆された……
羅威刃は空中分解されたが、城ヶ崎が圧倒的な暴力と経済力と恐怖で半グレ達を支配していた事である程度の秩序が保たれていたのが、城ケ崎の死により無秩序状態となった半グレ達が一気に野に放たれた事により、比遊怒羅や蘇怒武などの羅威刃傘下の組織が再建を図ったり、街を好き勝手に暴れる無法者が増えてしまい、紅林二郎や天羽組などが粛清している。事実、空中分解後の羅威刃構成員も「城ヶ崎あってのもの」と言い切っている事からも、城ヶ崎の存在がある種の纏まりができておりそれが無くなって多くの半グレ集団が幅を利かせるようになったのは皮肉な話である。
城ヶ崎のいない羅威刃が機能不全になり、怒りに燃える東雲が離反者狩りを行っているところ、紅林と遭遇する。戦闘の途中で窓から落とされた東雲は「命のやり取りでいいんだな?」と問いかけて本気を出し、さらに紅林が「羅威刃は終わった」と発言したため東雲は完全に激怒し、「羅威刃が終わったなどと言う奴は生かしておけない!!」と涙ながらに叫んで全存在をかけた殴り合いへと発展する。しかし勝負が決まる前に我妻が突如乱入し、二人を相手にできないと判断した紅林は窓を割って逃走した。
これ以降の出来事に関しては別記事(下記)参照。
獅子王組の内部戦争で黒澤派に協力し、敵対している眉済派の重鎮である龍本雅幸を無力化した後、花宝町の半グレ組織をいくつも傘下にしている事が明らかにされた。黒澤派に与している来栖三成は、眉済派に属井する井上月麦とド突き合いながら「極道が半グレ組織に手を借りてはいけない」と訴えられた事で目を覚まし、情報屋に裏を取らせた結果、花宝町のカタギからミカジメ料を巻き上げようとする下準備をしている状況だった。
後に東雲が黒澤に「眉済派に手を貸している京極組の久我と犬飼が獅子王組から離れたから」と言う理由で離脱と獅子王組でも重要戦力である龍本を潰した借りを返してもらう約束を半ば一方的に伝えた。
東雲と秋元が中心となった羅威刃は獅子王組との協力関係を利用して勢力を取り戻していき、再び京極組に狙いを定める事になった。
- 2023年10月20日の動画(我妻京也)
二枚看板の東雲・秋元の両方が獅子王組旧眉済派の連中に襲われて当分動けなくなり、この日を最後に羅威刃は戒炎に見切りをつけて同盟関係を打ち切った。
この件で彼らは自分たちだけで勢力再拡大をしなくてはならなくなったが、ナレーションで麻生からも「奴らは負け犬になったわけじゃない」とその度胸を認められていた。
東雲は自分たちが裏社会のトップを狙うにあたり邪魔な存在と成り果てた戒炎を目障りに思い、私情を抑えて同じく我妻討伐を狙う京極組の情報提供要求に応じるという、戦略上の理由があるとはいえリーダーとして的確な判断を下す場面を見せた。
そして情報を貰いに現れた守若と東雲は(相手の器を探る意味も兼ねて)少し交戦したが最終的にはちゃんと約束を守り、情報を渡すと彼と佐古を拠点から追い払った。
なお途中の紹介場面でのシルエットを見る限り、東雲羅威刃には少なくともあと3名の公開されていない強者が出現することが暗示されている。
因みに旧眉済派の排斥活動の影響が大きかったのか、天羽組御用達の情報屋伍代から『まだガードが甘い』と評されており、未だ勢力の再拡大が終わっていない事を示唆している。
考察・余談
名前の由来
名前の由来は「上昇・伸び盛りの」を意味する英単語「Rising」から。あと「雷神」とかけていると思われる(実際、人や場面によって「ら↑い→じん↓(前者)」と「ら→い→じん↑(後者)」の両方の呼び方が出ている)。
オーラ
幹部クラスは戦闘時になるとオーラを出す。
城ヶ崎:京紫
設楽:若草色
東雲:水色
小湊:白色又は桜色
間宮:赤紫
神原:ショッキングピンクまたはレディッシュピンク
高城:ペールブルー
秋元:ネオングリーン
関連タグ
天羽組、京極組、獅子王組、紅林二郎、伊集院茂夫、佐竹博文、三門一郎太 - 城ヶ崎ら羅威刃メンバー(OB含む)と因縁ある組織またシリーズ主人公達。
愛天雄 - 現在、紅林が属する殴り屋チーム。当人たちは自警団を自負しているが喧嘩しすぎて半グレ扱いされていた。なお、羅威刃が大規模でトップが冷酷非情かつ仲間意識皆無であるのに対し、こちらは少数精鋭でトップが非常に仲間想いである点が対照的である。
戒炎 - 羅威刃同様、バグ大の強大な半グレ組織繋がり。現在の羅威刃とは一時期友好関係にあったものの後に決裂した。また、京極組・獅子王組・愛天雄・比遊怒羅と対立し天羽組とも敵対関係にある。