概要
「俺だって真面目に生きようとしたんだ!でも世間は元ヤクザに冷たかったんだ……」
ヒューマンバグ大学の「京極組の武闘派・久我虎徹」に登場する京極組の元構成員で、久我虎徹の一年先輩だった元組員かつ国生英明の舎弟。
人物
容姿
金色の短髪オールバック、ツーブロックの髪型に紺色のスーツを着用している。
性格
久我曰く暴力的な性格らしく脱退後再び闇へと舞い戻らないか危惧していた(実際にその様になってしまったが)。また、公私ともに雑なようで、仕事を押し付けるなどの様子も見られた。
極道では食べていけない、業界に先がないという理由で組を抜けている(上層部には家族のためと言っていたが、家族がいる様子はなく真偽不明)ことから、比較的金銭欲が強い人物であることが窺える。
他方、最初は表社会で生きていこうとするなど根っからの悪人ではない可能性がある(結局通りすがりの若者にまで手をかけているので悪人であることに違いはないが)。
経歴
極道で食っていけないという理由で京極組から脱退したものの、暴対法の締め付けがきつくて就職もできず、世間から爪弾きにされたことで結局は半グレ集団である羅威刃に行きついた。
彼自身に直接敵対する意図はなかったものの、京極組のシノギを妨害したことで久我・国生によるカチコミを受け、その時に彼は元上司であった国生に涙ながらの謝罪をする。国生も生きる為には仕方がなかったと理解したが、「極道には裏切り者にかける情けはない」として粛清される。その際、国生は絶命した田代に「来世はヤクザになんかなるなよ」と、彼がどこで間違っていたのかを説いた。
余談
暴対法により苦しかったという背景こそあるものの、彼に対しての同情の声はほぼない。
その理由として、この世界では警察の力が低下しているため極道が自警団として機能している(つまり現実ほど忌み嫌われる存在ではない)こと、極道や殺し屋から抜けてやり直している人物が少なからずいること、などが挙げられている。
結局のところ、最後に彼を滅ぼしたのは彼の暴力性と短慮さであり、国生の評したように、彼のような性格の人物が極道に足を踏み入れたのは誤りだったといえるだろう。