花の刑事トリオ
はなのでかとりお
「タイムボカンシリーズ」に欠かせない三悪ポジションの3人。
本作では「怪盗きらめきマンを追う刑事トリオ」という役どころで、「悪役」というより「敵役」に近い。しかし「やられ役」という立場には変わりない(テーマソング「懐盗ドロンボー」でも、正義という扱いに戸惑いをもっていることが歌われている)。
ジュテーム署の捜査一課(現実の警察組織とは異なる)に所属するが、周囲からは「捜査ス課」と呼ばれている。
スポンサーのどきどきドグリンの指示を受けて、きらめきマン逮捕に挑むが、いつも負けてしまい、反省会を開くのがお約束。
ルージュ
CV:小原乃梨子
ジュテーム署の女刑事。27歳。妖艶な美女というこれまでの歴代女ボスと比較して、幾分幼く愛らしいルックスにデザインされている。
自慢の美貌はジュテーム署一番ではあるのだが、窓際族の三人に対する署内の評判は「ジュテーム署の粗大ゴミ」と非常に悪い。
スポンサー
ジュテーム署の警察官
コマンタレ
CV:高橋美佳子
捜査一課のマスコット的な少女。19歳。
一応ルージュの事は先輩として慕っているが、三人の扱いはそのものは他の署員と大して変わらない。
警察の仕事が暇だとラウンドガールの仕事をしている。
巨大メカのコアメカ
ワンダーブル
CV:遠藤純一
花デカトリオの搭乗するブルドッグの顔をモチーフにしたメカで、本作の巨大メカのコア。
ジュテーム署のパトカーをヒエールが改造し誕生した。武器は口から出す骨型ミサイル。
ヒエールが携帯しているラッパを吹くとどこからともなく現れる。スイッチを押す(通称:『今週の大変身』)と未来からメカが送られワンダーブルを中心に巨大メカになる。
コレッキリン
第16話のみ登場。今回のきらめきマンのターゲットが500年前にあることがわかり過去に追うためドグリンが貸し与えた1回こっきりの使い捨てタイムマシン。垂直式ロケットを模したビール瓶型ボディの先端部にキリンの頭部がくっついている。ワンダーブル同様「今回の大変身」機能を搭載している。
コックピットメカ
オロカブ
CV:小桜エツコ
『ヤットデタマン』で初登場して以降、ブタに次いで登場頻度の高いメカ。
三人の敗北後に登場する役どころはこれまでと同じ。
本作ではいつもの台詞以外にも「愚か!愚か!」と慌て走り回るなど更に登場バリエーションが増えた。
「愚か…ブ」
ウッス団長
CV:関口英司
花の刑事トリオを激励する際に登場する、三人組の臼のメカ。
普段は中央の団長が仕切っているように見えるが、第24話でコックピットメカの楽屋の存在が明かされた際には団長が団員の一人に物腰低く接していた。
ワンポイントキャラ
- 「ウイウイサー!!」
本作に於ける頭脳担当と怪力担当の返答。
- 「ポチッとな」
シリーズ恒例の頭脳担当の台詞。
本作では『ヤッターマン』時の台詞が採用され、以降のシリーズでも基本的にこちらで統一されている。
- 「ヒュポポーン!!」
ズッコケる際に頻繁に使用。
『逆転イッパツマン』の「シビビーン!」の発展型で、こちらは小型のロケットまたはミサイルを担ぎ飛び回る事が多い。
- 「フララーン……!」
「ヒュポポーン」に変わり、後半から使われたズッコケリアクション。飛び回らなくなり、『オタスケマン』までのリアクションに近い形になっている。
なお、劇中で「新しく考案された」とあるが、本作EDは最初から「フララン ランデブー」となっている。
これは昭和の頃とのアニメ産業の構造の変化が原因と思われる。
本作放映時は、制作側は期日までに放映キー局に納品しなければならなかったため、主題歌の準備、OP・ED動画と本編の制作が並行して行われていた。
本作の場合、ED曲収録終了時点で、半~第1クールの制作は終了することとなる。