ヒエール
ひえーる
CV:八奈見乗児
タイムボカンシリーズ第8作『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』に登場する花の刑事トリオのひとりで、元科学者の29歳。
シリーズにおける三悪の頭脳担当で、メカ関係の開発や操縦を担当している。
デザインは『ヤットデタマン』のジュリー・コケマツ以外の歴代頭脳キャラと同様に靴の様な鼻と出っ歯が特徴で、鼻の先端は『オタスケマン』のセコビッチまでの同ポジキャラと同様に尖っている。
「ポチっとな」などの台詞も引き継いでいる。
能力は優秀なものの、親父ギャグを言ってすぐ場を冷えさせてしまう。
元々は上司のルージュや同僚のオンドレーと共に最果ての駐在所に追いやられていたが、突如現れた謎の土偶「どきどきドグリン」の支援のもと、きらめきマンを逮捕し現状を打開する為に奮闘する。
ここから先は物語終盤の重大なネタバレを含んでおります!
きらめきマン達が狙う『ゴールドアイ』を、実はたまたま道端で拾っておりジュテーム署の遺失物室に半年間保管していた事が第25話になって判明する(しかも、拾った日は怪盗きらめきマン第1話が放送された4月5日、つまり本編開始直前に拾った事になる)。
しかし、これはドグリン…否、ドグリンを操っていた真の黒幕であるドック・リンゴが仕組んだ作戦であった。
ドック・リンゴという男、実は500年後の未来からやって来た大泥棒でありヒエールの7代後の子孫であり、幼少期から国際科学警察庁長官に憧れながらも何故か大泥棒になってしまいその原因を調べた結果、先祖であるヒエールが原因であると分かり、過去の世界にドグリンを派遣しヒエール達に協力し彼等(というかヒエールがメインで後の二人はオマケ程度の扱い)を出世させることで自分の将来を変えようと策略、現在の国際科学警察庁長官である「リキッド博士」の大切な物が入っているゴールドアイを盗み500年前の世界にいるヒエールに持たせた。
しかし、この行動が結果的に裏目に出て最終的にヒエール達は三人揃って警察をクビになってしまう。
ドック・リンゴ自身もタイムマシンの故障で未来に帰れなくなったので最後は四人揃って泥棒に転身した。
次作となるヤッターマン(2008年版)が登場人物は基本そのまま(声優も三悪とドクロベエは続投)のリメイク作となり、次々作のタイムボカン24からは三悪の声優が一新されたので、八奈見氏が演じた新規の頭脳担当キャラとしてはヒエールが最後となった(八奈見氏は2021年に永眠。2008年版ヤッターマンのボヤッキーがアニメのタイムボカンシリーズで最後に演じた役となった)。