概要
『タイムボカンシリーズ』第5作目。
ヒーローが男女コンビから男性1人になったほか、シリーズ初のスーパーロボットの登場や、三悪の顔のデザインが変わったこと(詳しくは後期ボカンの三悪たち参照)はその後もシリーズ(OVAやテレビゲームなど)のネタにされる。
あらすじ
遠山探偵事務所で助手をしている時ワタルと姫栗コヨミは、ある日2980年からやってきた自分達の子孫・カレン姫に、ナンダーラ王国を救うため、王国の象徴とされる伝説の鳥・ジュジャクの探索を頼まれる。
そのジュジャクを、弟・コマロを王位に就けるために狙うミレンジョ姫とその手下、コケマツ・スカドンの三悪の魔の手が迫る時、ワタルはヤットデタマンに変身し、コヨミとの絆で呼ぶ巨大メカ・大巨神の力で危機を脱出する!!
作品スタッフ
原作 | タツノコプロ企画室 |
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製作 | 吉田健二 |
企画 | 柳川茂 宮田知行 |
総監督 | 笹川ひろし |
メインキャラクター | 天野嘉孝 |
サブキャラクター | 上北実邪、上北希沙(上北ふたご) |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
脚本 | 小山高男 佐藤和男 他 |
演出 | 四辻たかお 鴨野彰 他 |
作画監督 | 鈴木英二 田中保 他 |
音楽 | 神保正明 山本正之 |
プロデューサー | 九里一平 井上明 内間稔 |
制作 | タツノコプロ フジテレビ |
放映期間 | 昭和56年(1981年)2月7日~昭和57年(1982年)2月6日 |
放送回数 | 52回(全52話) |
声の出演 |
余談
本作はタイムボカンシリーズの転換点となったが、実に難産を極め、当初題名も『トドロキマン』で決まりかけたがNGとなり、ヤットデタマンは企画が難航した事への自虐的な意味もある。
OPはイントロの横笛が印象的だが、実はこれがかなりの難題。YouTubeなどでアマチュアバンドのカバー動画が上がっているが、プロでも通用するほどのフルート奏者でも再現するのが難しく音を外してしまっている。
ヤットデタマンこと時ワタルを演じた曽我部は、本作品以前にも『ゼンダマン』で「鉄ちゃん(ゼンダマン1号)」役に決まっており、主題歌のレコーディングにもセリフ入れで参加していたものの、番組初収録前に体調不良となり降板したという経緯があり、本作品で満を持しての主演となった。ただ、曽我部によると、破裏拳ポリマーの主人公と似た立ち位置のキャラを演じるのはまったくの偶然だったとのこと。
ちなみに後年のOVAタイムボカン王道復古ではポリマーの方でのゲスト出演となった。
関連動画
第1話
オープニングテーマ
エンディングテーマ
関連タグ
前作・次回作
タイムパトロール隊オタスケマン←ヤットデタマン→逆転イッパツマン