概要
『タイムボカンシリーズ』を元にしたプレイステーションのテレビゲームで、「ボカンと一発ドロンボー」の続編。
プレイヤーはドロンボー一味となり、ヤッターマンからイタダキマンまで歴代の善玉を、歴代三悪メカ(タイムガイコッツ、シャレコーベバギー、デンデンメカなど)+前作に追加登場したドロンジョカー、ボヤッキーカー、トンズラーカーを操って倒していく。シューティングゲームとしての難易度は高い。
なお、山本正之が主題歌「ボカンと一発ドロンボー」を歌っているほか、声優としても参加している。
ハードモードではドクロベエが登場し、真のラスボスも彼である(ある意味夜ノヤッターマンを先取りしていたと言えなくもない。しかもドクロベエのアジトに彼と良く似たポジションの裁判マシーンまで出てくる)他、巨大おだてブタと戦うステージもある。
前作ではなかった善玉もボイス付きの他、マニアをニヤリとさせる演出が多数。たとえば、ドクロ爆弾を装備しているときに攻撃を受けると、ドロンボー3人組が漕ぐ「おしおき三輪車」に変身するとか、ノーマルモードの最終面にヤッターワンの神が背景にいて、その後に『タイムボカン王道復古』のヤッターワンFZ(ヤッターキング参照)が出てくるとか……。
何と言っても、ドクロ爆弾を撃つ際や巨大メカに変形する際に、ドロンジョ、トンズラー、ボヤッキーが数々の名言を再現してくれる。
「スカポンターン!!」「今週の山場~ァ!!ポチッとな!!」「蹴散らしてやるまんねん!!」
また、原作では絶対に見られないであろう善玉のロボット達の壊されっぷりもある意味見ものである(原作では逆転王のみ。ただしゼンダライオンだけは前作でも今作でも唯一破壊されていない。その代わりヤッターワンが何度も破壊されているが)。
今作では前作以上にヤッターマンを中心に善玉達が登場するが悪役が主役な為か、タイムボカンシリーズでは主役なの(特にヤッターマン)を良い事に上から目線でドロンボー達を見下す態度は正義とは言い難い面がより強調させ、今作では何度も負けているにもかかわらず、まるで自分達が実力で勝っているような態度に腹を立てたプレイヤーも少なくはない。
また共通エンディングのラストではリメイク版に繋がるとも取れる発言をしている。
ストーリー
ノーマルゲーム(難易度・易)
ヤッターマンを始めとする善玉たちに「お前らみたいな悪党が正義に勝てるわけがないから諦めろ」と馬鹿にされる悪夢を見たドロンジョは、今までのリベンジのため、ボヤッキーにメカの準備、トンズラーに歴代善玉への挑戦状を送り付けることを命じた。今度こそ自分たちがシリーズ最強の三悪、そして真の主役であることを証明するため、ドロンボー一味の逆襲が再び始まる。
スペシャルゲーム(難易度・難)
ある日、ドロンボー一味の下にハンバーガーの差し入れが届いた。それはドクロベエからの指令であり、ドクロベエから歴代善玉を倒すよう言われ、成功すればタイムボカンシリーズの主役として大々的に売り出してやると約束される。
途中、ドクロベエの厳しい特訓を交えながらも、困難の末ついに全ての善玉を倒すことに成功したドロンボーだったが、実はこの指令は全て自身がタイムボカンシリーズの主役になろうと企むドクロベエの策略であった。今回もドクロベエにいいように利用されたドロンボーは、騙された怨みを晴らすため、ドクロベエの秘密基地に殴り込みをかける。
前作(ボカンと一発ドロンボー)の変更点
- 巨大メカモードはの使用制限が50個に変更。さらに当初は規定数当たれば自動的だったが、今回は規定回集まれば任意変形可能。また3つ迄、ストックすることができる。
- 今回のドクロ爆弾は一定時間(10秒)たつとて10秒後には、より強力な爆風と爆発(無敵)時間が長くなる二段階目になることが可能で敵を倒せばドクロストーン(金)のドロップ率が上がる。但し、この爆弾になると一定時間スピードが低下する。
- 新アイテム『隠球四郎』の追加。
- ステージ1鷹は舞い戻っただコロン(VSヤッターマン)
注ボス:ヤッターワン
ボス:オタスケアシカ
- SPステージ戦場にかける、おだてブタだコロン!(VSおだてブタ)
中ボス:巨大おだてブタ、ブタ戦車
ボス:ヤッターブタ
ボス:三冠王
中ボス:メカブトン、タイムクワガッタン
ボス:カブトゼミ
- ステージ5正義の切り札!ヤッターワンFZだコロン(VS歴代マスコットキャラ&タイムボカン王道復古)
中ボス:ヤッターゾウ
ボス:ヤッターワンFZ
- FINALステージ驚き決戦!影の支配者ドクロベエ(VSドクロベエ)
中ボス:ドクロ矢伏間 、サイバンマシーン、巨大どっちらけドクロ
ボス:ドクロベエメカ
使用マシン
ドロンボー
前作で初登場したドロンボーカー3機は今回最初から使用可能。
- タイムガイコッツ(ドクロ爆弾:投下型、巨大メカ:ゴリラガイコッツ)
)
- シャレコウベメカ(ドクロ爆弾:投下型、巨大メカ:チャンバラン)
- アンドロメダマ号(ドクロ爆弾:投下型、巨大メカ:ひょっとこの顔メカ)
- タイムラクーダ(ドクロ爆弾:射出型、巨大メカ:ベースボールマシン)
- シャレコウベバギー(ドクロ爆弾:射出型、巨大メカ:イルミナー)
- デンデンメカ(クロ爆弾:投下型、巨大メカ:馬メカ)
- ドロンジョカー(ドクロ爆弾:射出型、巨大メカ:ロボット形態)
- ボヤッキーカー(ドクロ爆弾:投下型、巨大メカ:ロボット形態)
- トンズラーカードクロ爆弾:投下型、巨大メカ:ロボット形態)
- ドクロベエカー(ドクロ爆弾:射出型巨大メカ:ロボット形態)
SPステージの特訓クリア後にドクロベエが褒美として与えた自分の顔モチーフの車。
武器はドクロ型光弾(LVアップ時は光弾が大型化)。
- お仕置き三輪車
ドクロ爆弾が装着されている状態、もしくは悪玉メカのシールドエネルギーが0の状態で攻撃を受けるとこの形態になる。一応はショットを前方にのみ撃てて、×ボタンでジャンプして攻撃を回避可能だが、一撃でも攻撃を受けると戦闘不能となる。戦闘不能時のコンテニュー或いはゲキガスキー入手で復活。
- ふくろうメカ(声:山本正之)
前作のOPで先行登場していたフクロウ型飛行機。ドクロベエのアジト崩壊後、帰還すべくボヤッキーが呼び出した。テーマソングを歌って登場するも、実は生きていたヤッターワンFZの攻撃で大破してしまった。
善玉(太字はボスキャラ)
メカブトン、クワガッタン、ドタバッタン、チョロ坊
太文字ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウ、ヤッタードジラ、ヤッターブル、ヤッターヨコヅナ、ヤッターパンダ&コパンダ、合体ゾロメカヤッターキング、ヤッターゾウ、ヤッターワンFZ、オモッチャマ
ゼンダライオン、ゼンダモグラ、ゼンダビーバー、ゼンダシロクマ、ゼンダゴリラ、ゼンダワン、ゼンダコトラ
オタスケサイ、オタスケキンタ、オタスケウータン、オタスケガエル、オタスケダヌキオタスケアシカ、オタスケサンデー号、ヒネボット
大巨神→大馬神大天馬、タイムカーゴ、ダイゴロン
逆転王、三冠王、リリーフドン、トッキュウマンモス、2-3
オモンキ、ペリギン、ワンガルーカブトゼミ
- オリジナル
巨大おだてブタ、ブタ戦車、ヤッターブタ、オジャマベーダー、ドクロ矢伏間、サイバンマシーン、、巨大どっちらけドクロ、ドクロベエメカ
オリジナルボス
- ヤッターブタ
SPステージボスであるヤッターマン1号の恰好をしたブタ。扇子やケンダマジックで攻撃してくる。
- ドクロベエメカ
FINALステージのラスボスであるドクロベエ自らを模して造られた超巨大ロボット。腕を振るってパンチか
、横方向へのレーザー攻撃、両肩から放つサーチライト型レーザー、胸部から伸びる触手・額のドクロマーク・両肩・腹部・指から放つ多彩な弾幕と攻撃力で相手を寄せ付けない。
なお、後に登場するボカン伝説 ブタもおだてりゃドロンボーでラスボスとして立ち塞がるが、1度撃破するとさらに強力な武器を持つドクロベエメカ2と言う第2形態に変形できる。
アイテム
- ドロンボーマーク
武器の能力1段階上昇(最大Lv4)
- ヤッターマンマーク
武器能力1段階低下
武器のレベルがMAXまで上がる。
- ジュジャクの羽
シールド全回復
シールド1メモリ回復
お仕置き三輪車状態一定時間たつと登場。(おしおき三輪車)から悪玉メカに戻る。
一定時間スピードアップ
フィールド上の敵弾を消し、さらに敵機体にダメージを与える。
高得点ボーナス。出現直後は10000点だが時間が経つと獲得できる点数が低下し、最終的に10点の石になってしまう。
- ドクロストーン(灰・金)
規定数と一定時間無敵の巨大メカに変身可能。金のドクロストーンはノーマルドクロストーン5個分。
クレジットが1つ増える。
関連タグ
ボカンと一発ドロンボー、ボカン伝説 ブタもおだてりゃドロンボー、ボカンGOGOGO:歴代ボカンシリーズのゲーム達
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