概要
おしおき三輪車とは、アニメ『ヤッターマン』に登場する、三悪“ドロンボー”が使用する乗り物。
巨大メカでの戦いに敗れ、逃げ帰るときに使用される。
『ヤッターマン』はタイムボカンシリーズと銘打ちながらタイムトラベルと無縁(実際には第1期第11話で一度だけタイムトラベルをしている。全くタイムトラベル要素がないのはテレビシリーズでは『イタダキマン』のみ)であるため、登場する舞台はどんなに非現実的であっても現代日本と同じ世界・時間上に存在する地球上の場所であり、そこまで乗ってきたメカを壊されたらこれでもって自力で帰ってこなくてはならない。
たいてい、その最中にドクロベエのおしおきが炸裂するため、「おしおき三輪車」と呼ばれるようになった。
外観と活躍(?)
三輪車と呼ばれているが実際の3輪車とは輪軸の配置が異なり、簡単に言ってしまうと一輪車を3つ直列に連結し、その接続軸に乗員それぞれが握るハンドル部、その後ろ側延長にジェット推進機のようなものがついている。
ハンドルはただの握り棒でステアリング機構はない。この為方向転換は荷重移動によってバンクさせて行うしかなく、まさに息のあった3人組でないと乗りこなせない。
前方のドロンジョ用のハンドルの中心にはドクロ型通信機があり、これによりドクロベエと通信を行う。
もっとも、一度宇宙空間に行かされた時は宇宙服付きとは言えこれにロケットエンジンをつけて帰還させられている。
また、アニメ第2期では空中で大破したメカから、これにバルーンを付けた簡易飛行船で脱出したりもしている。更に第37話でドクロベエの孫のドクボンとその相棒のネエトンにメカを乗っ取られ、置き去りにされた際はおしおき三輪車で目的地(ヒマラヤ山脈)までやってきている。
ドロンボー専用マシン?
シリーズ作品ではタイムガイコッツ、アクダマンのシャレコーベメカ、クリーン悪トリオのシャレコーベバギー/シャレコーベダチョウ、花の刑事トリオのワンダーブルなど、外装の巨大メカを破壊されてもいきなり生身で放り出されるということは稀。またオジャママンのアンドロメダマ号やミレンジョ一味のタイムラクーダと、メカ戦用巨大メカとは別に移動手段を持っている場合もある。
この為ほぼ「ドロンボーと言えばコレ」という扱いになっている。
ただし、『オタスケマン』の第41話に一度だけ登場しており、「4人目の悪」であるゲキガスキーが「わ~い! ぼく一度これに乗ってみたかったんだー」と言ったりしている。
後年に製作されたシューティングゲーム『ボカンと一発ドロンボー』では、自機であるメカのシールドが無くなるとこの三輪車を漕ぎながら戦うことになる。
さらにStage3クリア後のムービーでドロンボー一味に専用マシンが無いことが話題になった時、トンズラーは「ワイらには自転車が」と発言しており少なくともトンズラーは自分たちの専用マシンとして扱っていた。
関連タグ
ボカンと一発ドロンボー:条件付きで自機として使用可能。
タツノコvsカプコン:ドロンジョEDにおいてドロンボー以外にあるCAPCOMゲームのゲストキャラ3人と共演して6人乗りの特殊仕様に乗り走り去っていく描写がある。
タイムボカン王道復古:敗走用ではなく逆転勝利の切り札として使われた。