概要
アクダマン達と行動を共にする蝶ネクタイをしたピンク色の長毛の猫。
人語を話し、語尾に「ニャ」を付けて会話する。一人称は「吾輩」だが、まれに「僕」を使い場合もある。
資金不足で困窮していたアクダマン達の前に何処からともなく突然現れると、小判が詰まった千両箱を差し出し資金援助を行い仲間となる。
本作以降シリーズ恒例となる三悪+追加キャラの元祖とも言える存在。
元々は名無しだったがムージョに名付けられて非常に可愛がられており、それ故なのか普段は彼女の忠実な下僕として振舞っており、彼女が気分を害した際には、その切っ掛けとなった人物の顔をひっかく制裁を加えるが、裁判マシーンの判決でムージョが処罰される立場になった際は、トボッケーやドンジューローと同様に他人事の様に笑って見物している。ただしドンジューローが傷心した時に体を摺り寄せて慰めたこともある(だが、ドンジューローが怪力過ぎたためあばらが折れてしまった)。
一見するとマスコットキャラクターのように見えるが、その正体は“命のもと”を水で薄めながら飲み続ける事で3000年前から生き続けてきた化け猫で、現代では失われてしまった「命のもと」を探し出して独占するためにアクダマンを利用していた本作の真の黒幕的存在。
本性は大変狡猾で、終盤、命のもとがある会津磐梯山とトボッケー渾身の「恐竜メカ」を使いゼンダゴリラを戦闘不能に追いやると「命のもと」をアクダマンが無事(?)に手に入れる事に成功すると、「命のもと」が入ったタンクにあらかじめ仕掛けておいた爆弾で穴を開けて漏出させ、自身の分は竹筒に入れて独り占めしつつ、タンクの中身が空になるようにタイムトンネルを操作して遠回しするように仕組んでいた(ゼンダマンはゼンダライオンで追跡中だったが命のもとがもれていることに気づき止めに行くがアクダマンは全く気づいていなかった)。
遂にアジトに到着するが、肝心の「命のもと」が漏れていた為アクダマンは愕然。基地を見つけたゼンダマンも止めることができなかたことにショックを覚える。その時、アクダマンの基地が研究所(自宅)の隣だった紋者博士が、命のもとを調べた古文書を見つけ、そこに「何者かに『命のもと』を持ち逃げされた」と言う表記があったので正体が発覚。慌てて逃げるが、遂に紋者博士から全ての黒幕だった事がを明らかにされ、持っていた竹筒に「命のもと」が残っている事を告げる。アクダマンは慌てて飛び掛かるが、自身の目論見が全て露見した後は逆上して、恐竜メカを乗っ取って襲い掛かるも、修理を終えていたゼンダゴリラに(この時ムージョは「悩ましポーズしないから『命のもと』取り返して」と応援するが、ゼンダゴリラは「チラッと見たかった」と言った)一蹴されて(あくまで操縦していたのはニャラボルタでトボッケーのようにうまく操縦できなかった)敗北。さらに「命のもと」が入った竹筒をアクダマンに奪われて中身を飲み干されてしまい、それと同時に「命のもと」の効果が切れた事により干乾びたかのように一気に老衰し衰弱死した。
なお、ゲームボカンGoGoGoのアクダマンパートのOP映像では彼にそっくりな猫が登場しているが、喋ってはいないため同一個体であるかは不明。