概要
特撮における戦闘員や、ロボットアニメにおける量産機の様にあっという間にやられる存在。
キャラが立ったレギュラーに多いかませ犬と違い、見せ場すらなく一度に大量に出てきてあっという間に殲滅されるのがお約束である。
関連する外国語
英語では "redshirts(レッドシャツ)" の語義の一つに、日本語の「やられ役」「死に役」に相当するスラングがあり、「やられる / 殺されるためだけに作中に登場するキャラクター」を指す。
起源は、米国でSFテレビドラマシリーズとして1966年に始まった『スタートレック』にあり、当シリーズの主役メカである宇宙船エンタープライズ号の乗組員のうち「赤い制服を着た警備員」が、アバンタイトル (cf.Wikipedia) 中に登場しては何らかの事件の最初の犠牲者になってしまう、同じ災難に巻き込まれながらも主要登場人物たちが生き残る中でレッドシャツだけが大勢やられてしまう、などという描写が多かったことから、そのように呼ばれるようになった。
日本語にもこの語は借用されており、音写形「レッドシャツ (cf.Wikipedia)」が、ある程度は通用する。
なお、全身タイツの敵兵士(児童向けのもの)、一頭身の雑魚モンスターはマスコットキャラクターを兼ねているものが多い。