概要
「主役」は、劇・映画などの作品などにおいて中心となる「主人公」を演じる役、あるいは、それを演じる役者そのものである。
「主要キャラ(メインキャラクター)」のメンバーの一人を指すこともある。
そこから転じて、ある事柄における主要な役割や役目を務める人のことも指す。
「主役」と「主演」とほぼ同意味であるが、「主演」は演じることにおける主役に限定され、「主役」は演じる場合以外にも用いられる言葉である。
1998年『話のネタ』から、「主人公」という語は坪内逍遥によるものとされている。
主役を演じるキャストは演技力以外にも、ほかのキャストをまとめる能力も求められている(楽屋裏、中の人が関わる)。
最近は、群像劇以外でも主役の定義が広まっていて「主役たちの中の主役」「もう一人の主役」「真の主役」「悪役サイドの主役」「裏の主役」「名脇役」などの定義ができていて、主役が作中で最強のチートキャラじゃなくても良しとする風潮がある。
主人公と主役
主人公と主役を同じ意味で使っている人も多いと思うが、主人公は語り手といった主観を担当する存在、主役とは客観的な評価で選ばれる存在だと思われる。つまり、主役とは本人ではなく、周囲が選ぶ物なのである。例えば、発明王エジソンといった偉人の人生に置いて、彼の両親を始めとした周囲の人々は脇役という風に捉える人々も世の中にはいるだろう。