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目次
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  • 1 概要
  • 2 量産機の製造
  • 3 フィクションにおける量産型メカ
  • 3.1 『機動戦士ガンダム』シリーズ
  • 3.1.1 ガンダムタイプの量産型
  • 3.2 スーパーロボット大戦シリーズ
  • 3.3 『仮面ライダー』シリーズ
  • 3.3.1 量産型ライダー
  • 3.4 その他
  • 4 余談
  • 4.1 “やられメカ”の悲哀
  • 4.2 量産機ならではの強み
  • 4.3 高性能な量産型メカの例
  • 4.3.1 VF-1A(超時空要塞マクロス)
  • 4.3.2 オーガスII(超時空世紀オーガス)
  • 4.3.3 ダイビングビートル(装甲騎兵ボトムズ)
  • 4.3.4 ドラグーン(機甲戦記ドラグナー)
  • 4.3.5 リーオー(新機動戦記ガンダムW)
  • 4.3.6 ムラサメ(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY)
  • 4.3.7 GN-X(ジンクス)(機動戦士ガンダム00)
  • 4.3.8 シズラーシリーズ(トップをねらえ!)
  • 4.3.9 EVA量産機(新世紀エヴァンゲリオン)
  • 4.3.10 パワーズ・モデル(蒼穹のファフナーEXODUS)
  • 4.3.11 AVS-98(機動警察パトレイバー・コミック版)
  • 4.3.12 インベードアーマー(カービィロボボプラネット)
  • 4.3.13 メタルクウラ(ドラゴンボールZ)
  • 4.3.14 キルサイス(ゾイドワイルドZERO)
  • 4.3.15 降下兵(ARIEL)
  • 4.3.16 ジェイアーク級戦艦(勇者王ガオガイガー)
  • 4.3.17 ゴーグ(巨神ゴーグ)
  • 4.3.18 エターナルズ(MCU)
  • 4.3.19 ドラえもん(ドラえもん)
  • 4.3.20 ゴンスケ(21エモン)
  • 4.3.21 トダー(龍を継ぐ男)
  • 5 現実における量産型機械の例
  • 5.1.1 103系電車・113系電車(日本国有鉄道)
  • 5.1.2 0系新幹線(日本国有鉄道)
  • 5.1.3 EF60形電気機関車二次型以降(日本国有鉄道)
  • 5.1.4 8000系電車(東武鉄道)
  • 6 関連イラスト
  • 7 関連タグ
  • 概要

    大量生産に適した機械。例を挙げれば飛行機車両兵器等の事。試作及び先行量産の過程で不具合を確認する過程で欠点量産に不向きな点などを洗い出し、それらをクリアした上で、大量生産に足ると判断されたものが量産機である。

    量産機の製造

    試作機実験機等のプロトタイプを作成し、試験により運用上の問題点を洗い出し、さらには先行量産する事により製造上の問題点を探り出し、必要な修正改良を加えた上で大量生産を行う。

    試作型は研究開発費(量産機の製造予算に含まれる)扱いだが、量産型は正規の予算製造される為、開発が終了すれば試作機は員数外として扱われる。機材として継続使用される場合や、モニュメントとして保存される事もあるが、試験終了後即座に解体処分してしまっても構わない。逆に量産型は平時であれば償却資産として扱われるため、除籍処分するにも正規の手続きをとらないといけない。

    F-22F-35B-2が高価と言われるのは、単純な生産コストに研究開発費(つまりは技術開発・試作機やラインの構築分)を上乗せたものが「製造予算」として扱われる上に、生産機数が少なく研究開発費の回収が出来ないからである。ちなみに、かなりの部分が人件費だ。

    また、量産機同士でもロットにより微妙に品質にバラつきはあり(工業製品としては好ましくはないのだが)、量産開始後も不具合の解消、供給メーカーの都合による部品などの変更、もしくはさらなる生産性の向上などを理由としてしばしば改良されるので、生産時期により仕様が異なる場合はよくある。

    概念的に言えば、予算に従って生産ラインを構築して制式採用されたものであれば、製造機数がたとえ1機のみでも「量産型」であるし、数が複数あっても研究開発費で製造され正規の生産ラインで作られた物ではない機体は「試作型」、量産機とほとんど及び全く同じ構造をしていても広義の試作機「全規模開発機」「増加試作機」として扱われる。「先行量産型」というものは正規の予算で作られてはいるが機能の検証が済んでおらず、特に戦時などの場合早急に戦場に送るため、先行開発された既存機体の部品を組み合わせてとりあえず運用できる状態として送り出されるため、間に合わせの部品で構成されキメラ的外観となり、そこに魅力を見出すファンも多い(「強化カスタム機」等の元ネタである)。

    フィクションにおける量産型メカ

    フィクション、特にロボットアニメ等では試作型主役機を務め、量産型は相当性能が劣化している機体として、酷い時はやられメカとして描かれている事がしばしばである。多くは廉価版と言う見方もあるが、「戦時設計タイプ」の表現が適切な機体もある。これは、「終戦までの期間で使い切れば良い」「とりあえず数を揃える」と言う火急の生産体制である事が多い。

    試作型が強力、もしくは量産型が弱体な事の設定上の理由付けとしては「思ったより生産コストが掛かったので仕方無く機能を削った」「思ったより操縦が難しかったので、誰にでも扱える様に性能を抑えた」「政治的理由」等。また「特定のパーツが量産出来ない、或いは劣化」「技術の雛形として敢えてコスト無視した」という理由付けをする事例も。

    特に、試作型の設定に「使えるパイロットが二桁にも満たない特異な機能」「乗り手の安全面をまったく考えない無責任な推力や出力」などを持たせることで「削られるのが当然の代物」と言う形の弱体化も見られる。

    ただし宇宙海中といった環境や、白兵戦砲撃戦などの用途に対応した様々なバリエーションが存在したり、またエースパイロット用に強化カスタム機が存在するなど、ロボットマニアの琴線をくすぐる要素も多い。

    また、量産型であったとしても、主要キャラや強敵・ライバルが乗る際はスポット的に大活躍する事がある。

    機動戦士ガンダム』シリーズ

    ファースト(機動戦士ガンダム)では「生産タイプ」と言う呼び方が用いられている。ジムのことを「ガンダムに似た新型」と誤解してるホワイトベース隊の面々に対して、主人公のアムロ・レイは「あれはガンダムの生産タイプです」と回答している。

    一方で、0083では「量産タイプ」と言う呼び方が用いられている。主人公のコウ・ウラキが模擬戦で対戦相手のデータを確認した際に「ジム・カスタム 量産タイプ」と呼んでいる。

    この関係からか、生産タイプや簡易生産型と言う表現がある機体すべてにも「量産型」が当てはまる上、量産型にも試作型が別に存在するケースも考えられることになる。実際にハイザックは「ハイザック 試作型」と言う実験機が確認されている。

    ファースト(機動戦士ガンダム)

    機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

    機動戦士ガンダム 第08MS小隊

    機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク

    機動戦士Ζガンダム

    機動戦士ガンダムΖΖ

    ガンダム・センチネル

    機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

    機動戦士ガンダムUC

    機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

    機動戦士ガンダムF91

    機動戦士クロスボーン・ガンダム

    機動戦士Vガンダム

    G-SAVIOUR

    機動武闘伝Gガンダム

    新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz

    機動新世紀ガンダムX

    ∀ガンダム

    機動戦士ガンダムSEED

    機動戦士ガンダムSEED DESTINY

    機動戦士ガンダム00

    機動戦士ガンダムAGE

    ガンダム Gのレコンギスタ

    機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

    機動戦士ガンダム THE ORIGIN

    機動戦士ガンダム 水星の魔女

    ガンダムビルドファイターズ

    ガンダムビルドダイバーズ

    その他

    ガンダムタイプの量産型

    機動戦士ガンダム 第08MS小隊

    M-MSV

    機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の学校

    Ζ-MSV

    ガンダム・センチネル

    ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに

    機動戦士ガンダムΖΖ

    機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

    機動戦士ガンダムUC

    機動戦士クロスボーン・ガンダム

    機動戦士Vガンダム

    機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト

    新機動戦記ガンダムW ~ティエルの衝動~

    機動戦士ガンダムSEED DESTINY

    機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS

    機動戦士ガンダム水星の魔女

    その他

    その他

    アーマード・コア企業標準機マッスルトレーサー、(アーマード・コアシリーズ)

    エピメテウスアイドルマスターXENOGLOSSIA

    エステバリス(機動戦艦ナデシコ)

    自由惑星同盟軍艦艇銀河英雄伝説

    防人(楠芽吹は勇者である)

    量産型グレートマジンガー桜多吾作版『グレートマジンガー』)

    ヴァーダント(鉄のラインバレル)

    無頼サザーランド(コードギアス)

    りょうさんがた(スーパーマリオRPG)

    スコープドッグ(装甲騎兵ボトムズ)

    妹達とあるシリーズ) ※クローン人間

    ボンバーファイターTYPE-90(Bビーダマン爆外伝)

    ブラックチーフテン(勇者警察ジェイデッカー)

    量産型ちびジェノスワンパンマン

    カタフラクト(アルドノア・ゼロ)

    エグザマクス(30ミニッツミッションズ)

    余談

    “やられメカ”の悲哀

    言い換えれば市販に耐えうる「完成品」であり、機体の完成度は基本的に量産機の方が高い筈なのだが、フィクション、特にロボットアニメの世界では「試作機>量産機」の風潮があり、基本的にやられ役扱いである。

    これは文字設定とは別に、大抵の作品では古典作劇的に「試作機=看板役者」「量産機=切られ役・三下」の役割を振られている事が大きい。

    特撮における戦闘員とも全く同様である。

    おそらくは(実際には、少なくともマトモな所で製造されたのなら、そんな事は無いだろうが)大量生産≒粗製濫造のイメージが有るのも一因であろう。

    量産機ならではの強み

    しかし、量産型ならではの強みとして乗り捨て共食い整備上等という「代わりの機体はいくらでもある」「部品も手に入りやすい」「互換性が保たれている」「操縦性が馴染みやすい」という特長を生かした描写がされている作品もある。

    また鉄の棺桶だのと揶揄される量産機だが、パイロットを死なせない安全面において優秀な機体も存在する。

    (というか、普通はパイロットの安全面を度外視した欠陥機等は量産してはならないのである。ただし、パイロットの命と量産機の製造コストの両方が異様に安いというのが納得出来るような設定・世界観の作品は除く

    高性能な量産型メカの例

    VF-1A超時空要塞マクロス

    • 最強であるVF-1Sとの性能差は誤差レベルである。下記のドラグーンとドラグナーの関係と違い、S型が強化された際はA型も同じだけ強化されている( なお映画版ではエース専用装備が登場したのでS型とA型の差が増えたが、S型の強化は「威力は高いが扱いの難しいビームキャノンを装備する代わりに誘導ミサイルの搭載量は減っている」為、単純にS型の方が優遇されたという訳でもない )。
      • 理由としては、共通パーツが8割を占めている為で、一部パーツを除いて機体同士の使い回しが可能と成っており、その恩威でVF-1シリーズの性能差を埋める事が出来たのである(現にA型のボディにS型のヘッドを搭載した簡易S型(AS型)という機体も登場している)。VF-1シリーズは生産の関係上同型機が複数存在している為、パーツの使い回しが出来たと言える。もっともこれは、マクロスの進宙式に間に合わせる為の苦肉の策と言えたのだが。
    • ただし続編シリーズでは一部を除いて、「主人公部隊のみが新型機を使用」するケースが多い。これは新型機の供給が安定した時代になったからと言えなくもない。

    オーガスII超時空世紀オーガス

    • オーガスが二つの機体を繋げた急造機体だったのに対し、最初から可変機として設計し直されたので無駄がなくなり軽量化に成功、機動力と剛性が上昇しているという設定(合体ロボ?知らん)。
    • ただし高性能過ぎて一般兵には使いこなせないと言う事でリミッターを設定、オリジナルより性能が抑えられ結果的に『ガンダム』のジムに近い立ち位置とされてしまった。
      • 例外としてオルソン専用機はこのリミッターが外されており、主人公機より強い味方機となっている。
    • 余談だが続編OVAのタイトルは『オーガス02』なので混同しないように。

    ダイビングビートル装甲騎兵ボトムズ

    ドラグーン機甲戦記ドラグナー

    • ドラグナー3機の良い所取りをした器用貧乏ならぬ器用万能機。
    • その後D-1と2が改造され「カスタム」と成る事で高性能化する事に( それでもドラグーンは1より砲撃力が、2より格闘力が強いだろうが )。一方、3は最後までカスタマイズされなかった( 電子戦機なのでソフトウェアアップデートだけで済まされ、武装や外見の変化が無かった )。
    • ドラグーンはオタク業界における高性能量産機の代名詞と成っており、その強さと優秀さはリアルロボット量産機の立ち位置さえも変えてしまう程だった( 登場は上記の三作品の方が早いがフルスペックの量産機という意味では本機が初 )。
      • 主人公の乗り換えが当たり前と成った現代のロボットアニメでは量産機が、「前半の主人公機より高性能」と言うのは良くある設定と成っている。
      • 但し劇中では演出の都合でグン・ジェム隊にあっけなく斬り刻まれる等、「やられメカ」扱いと成ってしまっていた。が、それはモブパイロットの話で、熟練パイロットでは互角に渡り合う活躍を見せている。
    • 実は設定上ではドラグナー三種の様に各方面に特化したカスタム機も存在する。

    リーオー新機動戦記ガンダムW

    ムラサメ機動戦士ガンダムSEEDDESTINY

    GN-X(ジンクス)機動戦士ガンダム00

    • 「ガンダム=太陽炉搭載機」として他のあらゆる機体を圧倒する世界観で、衝撃的な登場をした敵方の太陽炉搭載型量産機。
      • それまで性能差が有ったからこそ少数で全世界を敵に回せてたソレスタルビーイングにとって、同性能且つ数が上回るこの機体は天敵と言って良い存在で有り、この機体の登場を境に主人公勢力の長い受難が始まっていく。
    • トゲトゲした外見に四ツ目という禍々しい外見をしているが、実は性能は優秀且つ堅実というギャップ萌えキャラの様な機体。堅実な武装、ガンダムと同等以上の本体性能に加え、量産機としても優秀なのがこの機体の特長で有り、コアユニットを中心としてユニット毎に組み上げる方式で極めて整備性が高い。何処ぞのコア理論体現機の様に部品交換のみで次世代機にアップグレード出来てしまう程、優れた規格化が施されている。
    • 但しこの機体は厳密に言えば生産数を限定したエースパイロット専用機で有り、性能の高さはある程度当然と言える。
      • そして1stシーズンでは運の要素もあったがパトリック・コーラサワーを生還させた。
      • 一般パイロットも搭乗する大量生産機は後発のGN-XⅢが該当するが、こちらは初代よりも性能が若干低下している。
    • なお所謂ガンダムのデザインとはかけ離れているが、作中設定では「太陽炉搭載型MS=ガンダムタイプ」とされるので少なくとも劇中の設定ではガンダムタイプである。
      • そもそも作中では「ガンダム顔=テロリスト(CB)の機体」という印象が有る為に態とデザインを変えたという設定である(他作品で言うなら、CBガンダムはGP-04で、ジンクスがガーベラ・テトラ)。
    • 当初のこの疑似太陽炉はGN粒子の安定化が不十分だった為に毒素垂れ流しであったが、アニメ二期以降は改善された。
      • それ処か純正の太陽炉よりも時間辺りの粒子生成は上回ったりしているので、永久機関で無いという点を除けば戦闘におけるスペックは疑似太陽炉の方が純正より上である。
    • 二期では上位機種としてアヘッドが量産配備されたが、アロウズ壊滅後は同組織の暴虐の象徴として歴史の闇に葬り去られ、劇場版ではGN-Xシリーズの改良発展型が登場している。

    シズラーシリーズ(トップをねらえ!

    • あのガンバスターの量産型だけあってスペックそのものは、下手なスーパーロボットよりも遥かに上。
      • 設計を見直して余計な機能を省き、ガンバスターからの小型軽量化に成功。実用性ではガンバスターを上回っているらしい。担当技術者曰く「ガンバスターはオーバースペックでしかない」とか。
    • しかし悲しいかな、コスト比を考えた実用性よりも、コスト度外視のオーバースペック機による単騎無双の方が有効なのがフィクションの世界。最終決戦では一万機以上が失われ、ユングの乗っていた機体もブラックホール爆弾内部の圧力に耐える事が出来ず、果てしなき流れの果てに旅立つガンバスターを見送る事しか出来なかった。

    EVA量産機新世紀エヴァンゲリオン

    • 全9機が建造された量産型のエヴァンゲリオン。作中では実質無敗であり、アスカの弐号機を鳥葬したみんなのトラウマはもはや語るに及ばずだろう。

    パワーズ・モデル蒼穹のファフナーEXODUS

    • ファフナーの搭乗には適性が必要な上、齢を取れば適性自体が低下して行く為にフェストゥムのコアを搭載した正規のファフナーは、パイロットの確保が難しいシロモノであった。しかし本モデルは搭乗員を増やす為のシステムを詰め込んだ事で、誰でも人類存続の為にご奉公する事が出来る様に成った。
    • 性能面も向上し、かつて主人公機を破壊したスフィンクス型程度ならまともにやりあえる程であり、同化対策も万全である。
      • なおここで言う同化対策とはいつものフェンリル(自爆装置)の事である。同化の際に自動で起爆するのは勿論、隊長機は遠隔で部下の自爆装置を出来るという外道仕様。
      • また、誰でもと言ったがその方法は適性が無くてもドーピング漬けにして無理矢理搭乗するというものである。
    • 本機種は大量生産型と言うより大量動員型で在り、搭乗のハードルを下げた事で本当の意味での同化対策を十分に発揮出来ていないのである。そもそもネーミング元のパワー(能天使の一種)からして、人も最も近いが故に最も堕落し易いという存在。どうしてこうなった。こんなシロモノでも戦闘力自体は原型機から比べたらずっと強力に成っているのが泣ける。

    AVS-98(機動警察パトレイバー・コミック版)

    • 主役機である98式AVイングラムの量産型という位置づけ。汎用レイバーとしてコストカットと居住性改善を優先し過ぎた結果散々な性能と為った試作廉価機の反省から、あくまで98式AVの基本性能は備えた警察用レイバーとして設計された。
    • アニメでは件の試作廉価機の形式となっている。
    • 当初、増設される特車二課第三小隊用の機体として製造されていたが、諸般の事情から第三小隊の開設が棚上げに。その為いい加減旧式化していた第一小隊の96式改の更新用に回された。
      • 配属されて間も無く、第二小隊相手に散々っぱら暴れてみせた特車二課因縁の相手グリフォンと対決する事に。古賀の2号機はあっさりやられてしまうも、石和の1号機はグリフォン相手に対等以上の格闘戦を演じた。最終的に水路に転落、水中活動能力が無い為グリフォンを取り逃がしてしまうが、「アウトロー気質の主人公達とそこに配備されたクセのあるワンオフ機」という在りがちな図式に対する「エリート集団の駆る量産機」が活躍するという量産機フリークには堪らないシーンの1つである。

    インベードアーマー(カービィロボボプラネット)

    • 主人公が使うロボボアーマーの元であり、量産機でありながら、中ボスとしても登場する事がかなりある。
    • 1つの機体が主役とやられ役を兼用している例。

    メタルクウラドラゴンボールZ

    • 激突!!100億パワーの戦士たちに登場するゲストキャラ。当時宇宙最強とまで言われた弟のフリーザやそれと同等のクウラ自身を倒した超サイヤ人と互角以上に繰り広げられるほど戦闘能力が強化されながらもアンドロイドとしてのスペックも高く、「亜空間を自在に移動できる瞬間移動」、「長時間でも戦闘行動を続けられる稼働機関と即座に欠損部位を再生できる修復性」、「メインコンピューターとのデータ送受信により敵の解析やボディの強度できる対応性」など優秀な機能を持ち合わせていた。こうした性能もあって当時の悟空ベジータの2人を苦戦させるほど、一個体としても上回っていた。
    • さらにそのメタルクウラを指揮する「ビッグゲテスター」も有能で、メタルクウラ100体以上を製造する生産性を有し、メインコンピューターとの送受信によって前戦のデータを次のメタルクウラへ共有して継戦することも可能としている。軍略的目線にいえばこうした面も、秩序を乱す事の無い統率性能の高さや撤退さえすればどれ程の損害が生じても仕切り直しできる立て直し強さにあり、量産機の基準として捉えれば質と量のどちらの面でも優秀で、加えて一機ごとに性能や戦闘能力差も生じないといった高い安定性を持った例である。

    キルサイスゾイドワイルドZERO

    • 真帝国の主力と為ったカマキリ型の小型ゾイド。カマキリ特有の両腕の鎌による近接戦闘能力、高い飛翔性能に加え、タイムボムによる破壊工作が可能で、後に光学迷彩を搭載した機種も登場した。更に、当然ながらマシンブラストの使用が可能な上に、金色の指揮官モデルは、無人状態のキルサイスを操る事で人手不足を補える。
    • 小型故に装甲こそ脆いものの、上記の性能から数を揃えれば、下手な中型ゾイドを圧倒する。

    降下兵ARIEL

    • 銀河帝国で広く使用されている機動兵器の総称。様々な機種が量産されている。
    • 作中で銀河帝国から地球侵略業務を請け負ったゲドー社は、予算面の理由から主に中古の旧式機を使用せざるを得なかったが、銀河帝国と地球の間に技術力の差があり過ぎた為、地球側が技術の粋と原子力空母10隻分の予算を注ぎ込んで建造したワンオフ主人公機「ARIEL」はほとんどの戦闘で勝利する事が出来なかった。
      • なお、ARIELが唯一勝利した戦闘で使用された降下兵は、廃品のパーツを寄せ集めてでっち上げられた代物である。

    ジェイアーク級戦艦(勇者王ガオガイガー

    ゴーグ巨神ゴーグ

    • 作中では無敵だったが、設定上は宇宙人の作業用機械に過ぎないとされている。

    エターナルズ(MCU)

    • 1人1人がバランスブレイカー級のチートキャラであるにもかかわらず、MCU版の設定ではコズミック・ビーイング(宇宙的存在)であるセレスティアルズにより大量生産された合成体(擬似生命体)。
    • しかも、10年以上22作に渡って繰り広げられた「インフィニティ・サーガ」のラスボスであるサノスも、この中の1体に過ぎない可能性が示唆されている。
    • ただし、これは、あくまでもコミック版の舞台になっている世界とはパラレルワールド(下手したらパラレルマルチバース)の関係に有るMCUの独自設定であり、コミックでは「1人1人が神クラスの能力を持っているが、あくまでも、セレスティアルズにより生み出された人類の亜種であり、ほぼ不老不死&条件によっては死んでも復活可能だが、生殖方法などは人間と変らず、別に工場のような場所で何者かに『生産』されている訳ではないし、個々の個体で個性・能力差も有るし、ある個体の『同型機』的な個体など(双子や平行世界上の「別の自分」などの他の種族でも有り得るようなケースを除けば)存在しない」という設定である。

    ドラえもんドラえもん

    ゴンスケ21エモン

    • 芋掘りロボット。

    トダー龍を継ぐ男

    • 「格闘漫画に登場する人間サイズで完全AI制御の戦闘用ロボット」という話のジャンルやリアリティ・ラインをあっさりグチャグチャした事でネタ扱いされるキャラ。
    • 作中屈指の強キャラが実は何体も居る量産機という無茶苦茶な設定だが、1体のみかつ不意打ちに成功したという条件であればショベルカーに乗った非戦闘員でも対抗は不可能でない模様。(その点に関しても「この漫画のジャンル、何だったっけ?」となる訳だが)

    現実における量産型機械の例

    103系電車113系電車(日本国有鉄道)

    • 昭和29年頃から出現し始めた私鉄高性能電車群に対し、国鉄も負けじと昭和32年、全金属軽量車体・客用扉両開き片側4扉・全電動車・3.2km/h/sの高加速度・3.5km/h/sの高減速度・定格速度68km/h(弱メ界磁40%)・蛍光灯装備・扇風機装備という超性能電車モハ90系(→101系)を製造する。
    • 所が、まず増大した消費電力の前に給電系がパンク、更に「車両ばかりを高性能化しても首都圏の通勤ラッシュの解消には程遠く、信号など地上設備などの改良・整備も必要」という結果に成った。この為、101系では付随車を挿入して性能を低下させた状態で運用した後、後継と成る通勤型電車は短距離特化の103系が開発されるが、その分巡航速度については眼を瞑る事に為った。
    • 後、常磐線鹿児島本線の交流電化に伴い、交直流電車401系/421系が開発されるが、何方も従来の国電区間よりも駅間が長い区間への投入に成る為、此方は加速度に眼を瞑ってそれなりの巡航速度を与えた性能とした。この直流専用版が111系だが、直ぐに新型モーター「MT54型」が採用された為、此方を採用した113系へとマイナーチェンジする。
    • つまり、101系の所定の性能が実現していれば優等列車以外には大抵の用途に満足出来る万能高性能電車と成る筈が、国鉄の実情から実現出来ず、結果、101系で実現する筈だった性能の内何れかを妥協した103系と113系に分化した形に成る。その結果、103系と113系はそれぞれ国鉄電車第1位・第3位の大量生産車と為った。
    • 101系で断念された万能高性能電車の無念は、国鉄が散った後その後身と成るJR東日本において、E231系として結実する。

    0系新幹線(日本国有鉄道)

    • 国鉄は昭和37年、世界初の高速鉄道専用試作電車1000形を製造する。
    • 後に量産型と成る新幹線電車は0系が開発される。

    EF60電気機関車二次型以降(日本国有鉄道)

    • 電車の近代化が進む一方で機関車の方は大増殖したEF58EF15が使われ続けていたが、新性能電気機関車として、それまでのツリカケ駆動からクイル式という駆動方式を採用して大胆に軽量化を図ったED60形が製造され、さらにこれを基礎として東海道本線等の長距離運用に就く為のF級ハイパワー機・EF60形が製造された。……が、クイル式は構造上耐久性に難がある事が判明し、結局二次車以降ではツリカケ式に戻す事に。
    • この時の基本構造が、軽量化の対策を施したEF62形を除く新性能F級機に使い倒される事に成り、国鉄電機の決定版とも言えるEF65形・EF81形まで大増殖を続ける事に為る(EF66形は流石に当時のハイパワーを受け止めるために少し違った構造をしている)。
    • その後も国鉄・私鉄問わずツリカケ式以外を採用して刷新を図ろうとする度何らかの不具合が出てツリカケ式に戻すという流れが繰り返され、現在のJR貨物の最新電機に至るまで主力はツリカケ式。

    8000系電車(東武鉄道)

    • 国鉄の近代化が進む一方で東武の方は大増殖した旧型車両が使われ続けていたが、新性能電車として8000系が製造された。

    関連イラスト

    量産機乗りに愛の手を。

    関連タグ

    量産 量産型 メカ 工業 機械 モンキーモデル

    クローン やられメカ 動く棺桶 モブ

    カスタム 大量生産

    EVA量産機( エヴァ量産機 ) ジムシリーズ GATシリーズ

    デチューン:過剰なスペックを落として量産性・保守性を上げる事。

    ユニバーサル規格:量産に欠かせない要素。

    欠陥機普通は量産してはならない機体。

    対義語ワンオフ機

    パトリック・コーラサワー:『機動戦士ガンダム00』の登場人物。量産機で毎回ガンダムに挑み機体を壊されてはしぶとく生き残り不死身のコーラサワーの異名を得た男。

    歩のない将棋は負け将棋量産機とて侮るなかれ。

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