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ダナジン

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だなじん

ダナジンとは、TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』に登場する怪獣…ではなくモビルスーツである。

概要

A.G.160年代(キオ編)に於けるヴェイガンの主力重モビルスーツバクトの流れを汲んでいる。

地球本土への直接侵攻を目的とした量産機であり、過酷な自然地形での踏破性を追求した結果、人型から大きく離れた文字通りの恐竜的進化を遂げた機体。地上での運用を主眼に開発された機体だが、だからと言って宇宙空間での運用をなおざりしている訳でもなく、空間戦も問題なく可能。

ドラドなど前世代機ではオミットされていた変形機構の採用によって機体の行動半径の拡大を図っており、これによって広範囲での運用が可能となっている。

ただし、ガフランなどとは異なり翼は折り畳んでスカートになる機構をオミットしており、長い首にどっしりとした下半身を備えた前傾姿勢などMS形態でもなおドラゴンの意匠が強く出ており、その姿で頸部からビームを発射する様はまさに様々なフィクションで描かれてきた怪獣のそれである。

また、機体の開発はヴェイガンの戦闘部隊が地上に降下したA.G.141年頃より行われており、その際試作機による運用テストを民間人に目撃され、実際に怪獣騒ぎを引き起こしたという逸話がある(ノベライズ版でも地球侵略が本格的に始まる前に地中海と極東戦線に投入されていたらしい)。

主な武装は頸部のビームシューター、掌のビームバルカン兼用のビームサーベル、股間部のダナジンキャノンなど。尾の部分はダナジンスピナーと呼ばれる槍状の質量武器となっている。

しかし、武装の殆どは旧世代機の改修型が用いられており、火力の不足を補うべくレガンナーとセットで運用される事が多い。

また基本武装の他、鹵獲用ネットなどを外装する事も可能。

カラーバリエーションとして深緑色の機体のほか、指揮官機に該当するパープルカラーの機体が存在し、ゴドム・タイナムグラット・オットーらが搭乗した。

PSP版では、ガフランと同じ青色のカラーリングが施されている「ダナジンPH」と、黄色の機体の「ガニア・ダナジン」が登場している。

バリエーション

グルジン

地上に侵攻したヴェイガン部隊の運用するダナジンを局地戦用に再設計した機体。

ヴェイガンは地上に大掛かりな活動拠点を持たなかった為、既存のダナジンを改修する形で生産された。

下半身をホバースカートへ換装し、雪原や湿地帯、砂漠地帯における走破性を強化。また、下半身の仕様変更に伴い可変機構もオミットされた為、上半身の機構が単純化し、機体重量が軽減され装備可能な武装の幅が増えている。

武装は専用に開発されたグルジンロングキャノン。精密射撃時であれば8000メートル先の目標を精確に狙撃可能である他、銃先にビームスクレイバーを発生させる事で、ビームランスとしても使用可能(雪原地帯では、塹壕に積もった雪を溶かす為にも用いられたとされている)。

主に地球(=エデン)に潜伏したヴェイガンを親に持つ第二世代「アップルズ」によって運用された。

エルドラダナジン

WEBアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するガンプラ。

アルスがダナジンをベースに作り出した。

カラーリングがアルス陣営の量産型MSと同じグレーになっている他、カメラアイが四ツ目になっていたり、翼が大型かつ複雑化している等、オリジナルと比べてより怪獣らしくなっている。

アルスが意図的に似せたかは不明だが、その姿はクアドルンに酷似している。

25話のラストでアルスがGBNへの侵攻を開始した際に初登場し、続く最終話にも登場したが一介のやられ役に過ぎず活躍らしい活躍は無かった。

1/144スケールでHGのみで発売。通常の深緑色のものが一般販売され、紫色の指揮官機はプレミアムバンダイ限定で発売された。

なお、指揮官機の違いは色だけなので一般機の緑色部分を紫色に塗装するだけでも再現可能。

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