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概要

機動戦士ガンダムAGE』シリーズの年号。略してA.G.と呼ばれる。

地球に住んでいた人類が宇宙へ進出しスペースコロニーへ移住し、宇宙で生活するようになって数百年が経過した時代。かつて行われた地球圏の覇権を巡るコロニー国家間戦争も終戦し、平和な時代が訪れていた。しかし正体不明の敵UE(ヴェイガン)が出現したことにより、世界は再び戦乱の時代を迎えてしまうのであった。

本作中にはA.G.元年以前の歴史への言及もあるが、それ以前に用いられていた紀年法については不詳。だがノベライズ版を見る限りではマーズバースディ計画は第1部より150年前の出来事であると設定されているので、つまりコロニー国家間戦争が終結したのは物語開始から約100年前頃という計算になり、従ってA.G.に改暦されたものと思われる。


略史

A.G.以前の時代

人類がスペースコロニーで生活できるようになって暫く経った時代。

しかし人口やコロニーが増加しすぎたことでザラム連合エウバ同盟と言う2大勢力が樹立し、地球圏の覇権を巡るコロニー国家戦争が勃発する。

これと同じ時期に当時の地球連邦政府はシュトレイト・フォンドール博士の立案で人口問題への対策として火星移住計画マーズバースディ計画を開始、火星軌道上に16基のコロニーが実験的に建造され、多くの人々が移住した。しかし火星のテラフォーミングの失敗による有害物質発生と磁気嵐による死病マーズレイが発生、移住民の20パーセントがそれに感染し、計画は失敗。しかも連邦政府は調査不足の過失を隠蔽すべく火星移民たちを見捨てて計画を抹消し、表向きでは火星移民は全滅したと報道した。だが取り残された火星移民者たちは初期移民の一人フェザール・イゼルカントに率いられ、独立国家ヴェイガンを建国する事になる。

コロニー国家間戦争は50年以上に渡って続いたがアスノ家の作ったモビルスーツガンダムの活躍で戦争はザラムとエウバの引き分け同然で終結、人口は激減し全ての戦争兵器の廃絶を目的とした銀の杯条約が締結され、地球連邦軍も解体。地球連邦政府の統治により世界は平和となりA.G.へ改暦される。

しかし廃棄されるはずだった兵器データは条約に反対したエドル・イナージュ博士ら一部の者達によりEXA-DBへ封印される。


A.G.1年~70年代

正確な時期は不明だがロミ・イゼルカントがマーズレイで死去。


A.G.80年代

イゼルカントが地球圏を偵察していた時にEXA-DBのサブユニットを発見し、ハッキングして兵器データをいくつかを奪取する。これによりヴェイガンは軍事テクノロジーの一切を破棄した地球圏を超えた科学技術を保有していった。


A.G.101年

スペースコロニー『エンジェル』がMSに酷似した謎の敵に襲撃・破壊される『天使の落日』が発生する。その日にフリット・アスノが誕生。

謎の敵UEの出現に際して地球連邦軍が再結成される。それに伴い戦闘用MSの開発が再び始められ、ジェノアスが完成・配備される。


A.G.108年

アスノ家があるコロニーオーヴァンがUEのガフランに襲撃される。

マリナ・アスノ死亡。生き残ったフリットはコロニーノーラへ引き取られ、母マリナから託されたAGEデバイスをもとにMSガンダムの開発を開始する。


A.G.109年頃

トレジャースター初代艦長リュウジ・リュウザキ行方不明となる。


A.G.115年

コロニーノーラのアリンストン基地にてガンダムAGE-1完成。それと同時期にUEがノーラを襲撃、フリットによりガンダムAGE-1が起動、誰も倒せなかったガフランを初めて撃破する。それに対してUEはコロニーデストロイヤーおよび新型機ゼダスを投入、ノーラを崩壊に追い込んだが、副司令官グルーデック・エイノア中佐とアリンストン基地の面々が新造戦艦ディーヴァを使っての活躍と基地司令ヘンドリック・ブルーザーの犠牲により住民は脱出に成功する。

ディーヴァ、コロニーファーデーンに入港。そこにデシル・ガレット出現。コロニーで繰り広げられていたザラムとエウバの抗争に対してフリットがガンダムで乱入する。ファーデーンにUE襲来、バクト投入。UE襲撃に対してザラムとエウバが共闘、ザラムのリーダードン・ボヤージUE戦艦に特攻して戦死。

ディーヴァとザラム、エウバはUEの秘密基地と思われる宇宙要塞アンバット攻略に向けてコロニーミンスリーへ入港、大富豪アルザック・バーミングスからの支援を受け、更に並行してマッドーナ工房のムクレド・マッドーナの手助けにより艦の強化を行う。ストラー・グアバラン率いる連邦軍第8宇宙艦隊特別分権隊がグルーデック逮捕に現れるがガンダムに妨害され、またUEの襲撃を受けるもディーヴァに助けられる。

アンバット攻防戦ことコウモリ退治戦役開始。デシルの策略でユリン・ルシェル死亡。グルーデックらディーヴァクルーはアンバット内部へ突入、これまでの騒乱を引き起こしていたUE司令官ギーラ・ゾイと交戦、そこでギーラはUEの正体が見捨てられた火星移民の末裔たちの国ヴェイガンである事を暴露する。ギーラはグルーデックに射殺される。

アンバットは自爆により崩壊、ヴェイガンは打撃を受ける。グルーデック逮捕される。連邦政府は真実を隠蔽すべくコウモリ退治戦役を連邦軍総司令部の判断であると言うでまかせを発表した。


それ以降ヴェイガンと地球連邦は全面戦争へ突入する。


ダイキ・リュウザキ、宇宙キャラバン集団トレジャースターへ入団する。


A.G.123年

戦局はヴェイガン優勢。

連邦軍のトルージンベースがドール・フロストを含むヴェイガン部隊に襲撃される。しかしフリットの部隊の活躍でヴェイガン部隊は撃退される。この戦いはアーシュランス戦役として語り継がれていった。この功績でフリットは3階級特進し、後に地球連邦軍の司令官へと出世していく。


A.G.140年

ヴェイガン、新型MSドラドを配備する。連邦軍はAGE-1の基本設計を基にした新型量産MSアデルをロールアウトする。

ヴェイガン兵士ゼハート・ガレット、コロニートルディアへ潜入、アセム・アスノロマリー・ストーンと出会う。

ゼハートの差し金でトルディアにヴェイガンが侵入・襲撃するも、アセムの乗るAGE-1により撃退される。


A.G.141年

アセムとロマリー、連邦軍へ入隊、ディーヴァのウルフ隊に配属される。ガンダムAGE-2ロールアウト。

ゼハートはイゼルカントによりヴェイガン地球侵攻軍司令官に任命される。ゼイドラとクロノスがロールアウトする。

連邦軍総司令本部ビッグリング攻防戦、ヴェイガン側はマジシャンズ8を投入するも連邦軍の戦術に苦戦、ゼハート自らが出撃するも結局撤退する。

ソロンシティのテクノソロン社のヴェイガンへの加担が発覚する。グルーデック釈放、連邦上層部内の内通者の情報を携えてフリットと再会するも、内通者に唆されたアラベル・ゾイに暗殺される。

ヴェイガンは移動要塞ダウネスを中心に工業コロニーノートラムへ侵攻を開始、ノートラム沖海戦が開始する。大規模激戦の末にウルフ・エニアクルやデシル、ドールらマジシャンズ8等が戦死、ダウネスがアクシデントで地球に落下しかけるもアセムとゼハートの活躍で地球落下前に破壊される。その際にゼハートは行方不明となる。なお、ダウネス爆破のどさくさでメデル・ザントを始めとする1000人近くのヴェイガン軍人が脱出カプセルで地球に降下、あるものはコールドスリープ装置で時を待ち、あるものは地下活動を、またあるものは地球種と結婚して子供をもうけた。

ノートラム沖海戦の起きた日はちょうど天使の落日が起きた日でもあるらしく『勇気の日』と呼ばれる事になる。


とある海域でアセムのAGE-2ダブルブレイドが龍のような姿のヴェイガンMSと交戦する。


スタークスウェア装備のアデルがコロニーへ接近するゼダスタイプを迎撃する。


A.G.142年

天使の落日から41年後にしてノートラム沖海戦から1年後、地球首都ブルーシアの「勇気の日」の慰霊式典にてフリットによりフロイ・オルフェノア首相のヴェイガンとの内通が暴露される。その式典をザントの部隊が襲撃するもアセムのAGE-2により撃破される。

その後フロイ首相は死刑にされ、そしてフリット率いる粛清委員会による連邦政府や軍内部の内通者達の逮捕・抹殺が行われ、連邦の大規模な組織改革が行われる。新体制の地球連邦政府は地球を中心とした新政権を樹立する。

アセムとロマリーが結婚する。

だが改革したものの後に連邦軍内部で略奪同然の臨検や麻薬の密輸などの不正行為が続発するようになり、それに反発する反政府組織や宇宙海賊が発生する。元連邦軍特殊部隊の士官アングラッゾにより宇宙海賊ビシディアンが組織される。


A.G.151年

キオ・アスノ誕生。

連邦の不正やヴェイガンの暴挙に抵抗するビシディアン、EXA-DBを発見するも防衛MSシドの攻撃を受ける。アセム、消息不明艦の捜索任務中にビシディアンから脱走していたウィービック・ランブロの乗るGサイフォスとシドの交戦に遭遇、ウィービックと共闘するが相打ち同然となりAGE-2大破、行方不明のアセムは戦死扱いとなり、AGEシステムとAGEデバイスが連邦軍に回収される。アセムはAGE-2の残骸と共にビシディアンに回収される。

フリット引退。それ以降、連邦軍の改革が中途半端になってしまう。

ビシディアン、AGE-2の残骸をもとにMSダークハウンドを完成させる。キャプテン・アングラッゾ死去、以降はアセムはキャプテン・アッシュとしてビシディアンを率いてかつての父親と同様にヴェイガンに内通する連邦軍部隊の暗殺を行う。


A.G.164年

勇気の日にヴェイガンの新型移動要塞ラ・グラミスがビッグリングを破壊、ヴェイガンの部隊が地球に多数降下。その直後のイゼルカントの地球侵略宣言により、地球各地に潜伏していたヴェイガンの潜入部隊が各地で一斉に攻撃を開始する。ゼハートの部隊がオリバーノーツを襲撃、それに対してキオが祖父フリットから託されたガンダムAGE-3に乗り込む。アクト3基地のアビス隊と連携しつつゼハート部隊を撃退する。ディーヴァの艦長にナトーラ・エイナスが任命される。キオはアビス隊と共にディーヴァに配属される。地球の4割がヴェイガンの占領下となる。

砂漠地帯にてファントム3により連邦軍部隊が壊滅させられる。

ディーヴァ、南米の連邦軍臨時司令部ロスト・ロウラン基地へ向かうも、内通者によりロスト・ロウランが攻撃を受ける。基地内部にプラズマ粒子爆弾が設置されるも全て除去され、ヴェイガンは撤退する。

ディーヴァ、ラ・グラミス攻略の為、月のルナベースに向かう。その途中のサルガッソー宙域でアッシュ率いるビシディアンの待ち伏せを受ける。その最中にヴェイガン部隊の襲撃を受けるもアビス隊とビシディアンの手で撃退させる。フリット、アッシュの正体がアセムであることに気づく。

アセムはメッセージカプセルでディーヴァにEXA-DBの存在を教える。ゼハート部隊、イゼルカントからEXA-DB捜索の命を受ける。

ザナルト隊とゼハート隊がディーヴァを襲撃、キオがAGE-3共々鹵獲される。ビシディアン、キオの救出に向かう。キオ、ヴェイガン首都セカンドムーンに護送され、イゼルカントと対面し、ヴェイガン本土の実情を目の当たりにしアノン兄妹と出会う。

ヴェイガンは鹵獲したAGE-3を分析し、ガンダムレギルスを完成させる。ルウ・アノン死去。ビシディアン、セカンドムーンを襲撃、キオを奪回する。イゼルカント、キオに自身の目標を伝える。

キオとアセム、ロマリーと再会する。

ガンダムAGE-FX完成。

ルナベース、アローン・シモンズジラード・スプリガン(レイナ・スプリガン)の寝返りによりヴェイガンに占拠される。

ルナベース奪還作戦が開始される。ビシディアン乱入、アローン、ジラード死亡。ルナベース奪回される。

ゼハート、イゼルカントからヴェイガンの全権を託される。ゼハートの乗るレギルスがシドと交戦、ダークハウンドも参戦しシドは大破する。

ラ・グラミス攻防戦開始。アビス隊壊滅。ディーン・アノン戦死。ザナルド・ベイハート戦死。ディーヴァ轟沈、フラム・ナラ戦死、ゼハート戦死。

ヴェイガン側はヴェイガンギアを投入、その途中で復活したシドが乱入しヴェイガンギアと合体してヴェイガンギア・シドに変貌、セカンドムーン崩壊の危機。キオとアセムの説得でフリットが連邦軍とヴェイガンの両軍にセカンドムーン救援を要請、AGE-FXによりヴェイガンギア・シド破壊。その直後にイゼルカント死去。

戦いの後、地球連邦政府とヴェイガン政府は和平を締結し、戦争は終結(二つ星条約)。

戦争終結後、地球連邦は太陽系全体規模で宇宙資源探査を開始、それに伴いビシディアンは海賊活動を停止し資源探査事業を開始。後に地球連邦は太陽系連邦へ改変される。


A.G.168年頃

キオのAGE-FXが別端末のEXA-DBを守っている別のシドと交戦・撃破する。


A.G.201年

AGEシステムとEXA-DBのデータを利用して作られたイヴァースシステム完成。それによりマーズレイが無効化される。

フリット死去。

勇気の日に太陽系連邦の暫定首都となっているブルーシアのガンダム記念館にフリットの銅像が建てられる。


関連項目

機動戦士ガンダムAGE フリット編 アセム編 キオ編


各ガンダムシリーズの他の年号

宇宙世紀……UC

未来世紀……FC

アフターコロニー……AC

アフターウォー……AW

正暦……CC

コズミック・イラ……CE

西暦(機動戦士ガンダム00)……AD

ポスト・ディザスター……PD

リギルド・センチュリー……RC

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