第四部の登場人物。
CV:白熊寛嗣
人物像
ヴェイガン月面基地ルナベースの司令官。
痩身で茶髪の眼鏡をかけた42歳の白人男性。
元・地球連邦軍所属でヴェイガンに月面基地ルナベースを丸ごと差し出す形で寝返った男。
ヴェイガン所属になりながらも卑劣で自己保身的な腐敗した地球連邦軍人の典型のような人物で、連邦時代に部下であるレイナ・スプリガン少佐とその婚約者・ジラード・フォーネル少佐に無理な実験を強いて大事故を引き起こし、レイナに重傷を負わせフォーネルを死に至らしめてしまうが、それらを隠蔽した上層部の一人でもある。つまりはレイナ・スプリガンをジラード・スプリガンにした諸悪の根源と言うべき存在。おまけにこの一件で連邦軍に不信感と絶望を抱いたジラードを唆して自己保身の為にヴェイガンに裏切らせている。
ルナベース攻防戦の最中に味方が劣勢になることをいち早く察知し、保身の為に味方のヴェイガン兵を殺害して一人ルナベースから脱出艇で逃亡し、退却するヴェイガン軍に救助要請したものの、報告を受けて真相を知っていたフラム・ナラの怒りを買い、罵倒と共に脱出艇もろとも叩き潰されて殺害された。
小説版には未登場。小説版ではルナベースがヴェイガンに制圧された時にはアローンのような腐敗した連邦軍人はジラードによって生身のまま宇宙空間に放り出され、亡くなったとされている。
余談
「敵軍に寝返った月面基地を攻略する」という状況は、ガンダムセンチネルのオマージュだという説もある。そこから考えると、連邦軍に不信感を抱いて部隊毎ニューディサイズに寝返り、しかも敗色濃厚になれば呆気なく投降したブライアン・エイノー提督のポジションかもしれない。
『スーパーロボット大戦BX』では地球側の体制組織が全て連邦軍に統一されているため、獅子身中の虫としてわかりやすい悪役に祭り上げられている。過去の不祥事をビスト財団に知られているため、マーサを嫌悪しており、秘密裏に暗殺を目論んでいた。
エルラン:演じた白熊寛嗣氏は、後の最新のガンダム映画にて、演じることになる。