獅子身中の虫
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しししんちゅうのむし
内部に潜む敵のことである。
組織の内部にいて恩恵を受けているにもかかわらず組織に害を与える存在のことである。
本来は“獅子に寄生してその肉を蝕み死に至らしめる虫(※生物の意)”つまり“仏教徒でありながら仏教(※獅子に例えられる事がある)に害を為す者”を指す仏教用語である。
敵勢力に指示されて行動するスパイや工作員を指すこともあるが、「恩を仇で返す」感じが強いため、どちらかというと私利私欲のために味方を利用する裏切り者の印象が強い。
人間性が地位・立場や階級に見合っておらず、傲慢や私利私欲、無計画で後先考えない、人の話を聞かないのに権力だけある場合などは致命的。
根回しやゴマすり、天下りによってその地位についてしまう(しかも離さない)場合や、悪事の隠蔽や周囲をイエスマンだけで固めるといった悪知恵が働くことも。
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