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概要

例え間違っていることでも、ただとにかく肯定、あるいは肯定的に賛同するだけの人。

「道理は分からないがとりあえず肯定しておけばいい」という日和見的な判断である場合と、対象とする人物の気分を良くしてその庇護にあやかろうと企む所謂ごますりである場合に多い。

どちらにせよ思考放棄しているに等しく、仕事ではまず無能者の烙印に当てはまる行為の一つとして扱われるなど、とても褒められたものではない。

経験の浅い者を補佐する立場にある人間がイエスマンの場合、その者は同じ無能になるか、もっと酷いと自己中心的で固定観念に囚われた偏った人間を生み出しかねない。


ただし、縦社会の風土が未だに根強い日本においてはイエスマンは珍しくなく、むしろイエスマンでなければ出世ができない、もしくは厄介者として組織から弾かれてしまうことも多い。

このような体質はトップダウンを確立した同族企業でよく見られる。


固有名詞としてのイエスマン

  1. 映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」。
  2. Fallout:Newvegasに登場するロボット「セキュリトロン」の一体。

映画のイエスマン

偉大なるイエスマン

題名は「イエスマン “YES”は人生のパスワード」。2008年にアメリカで製作され、日本では2009年に公開された。

2005年にイギリス人のダニー・ウォレスが自身の経験を元に執筆したYes Manという本に基づいている。


Fallout:Newvegasのイエスマン

イエスマン

Fallout:Newvegasに登場するキャラクター。ラスベガスのストリップ地区カジノ「ザ・トップス」の上階で主人公と出会うことになるセキュリトロン(警備ロボット)。モニターに映る、いかにもおべっか使いな笑顔と慇懃無礼な口調が印象的。

序盤の悪役・ベニーが彼のプログラムを改良し、全てを肯定的に捉え、要求に対して何でも答えてしまうように書き換えられた。だが同時に「誰にでも答えてしまう」仕様にもなっていたため、主人公がベニーに復讐を果たした後に彼を利用することになる。


ゲームにおける彼のメタ的な役割は、いわゆる詰み防止キャラである。プレイヤーが本作の世界でしのぎを削る「NCR」、「シーザー・リージョン」、「Mr.ハウス」の三大勢力のどれとも敵対する選択をした場合でもエンディングに到達できるルートを提供する。そういう役目なので彼は殺せず、実際に目の前のイエスマン一体を破壊してみても他のセキュリトロンに彼のプログラムが自動ダウンロードされて新たなイエスマンとなり、根絶することが出来ない。彼と共に行けば、主人公はどの勢力にも従わない、ラスベガスの新たな支配者になれる。


だが、ひたすらコンピューターの提案に乗ってラスベガス中を駆け回り死体の山を築いてゆく主人公と彼と、一体どちらが「イエスマン」なのかという皮肉めいた構図をプレイヤーは体感させられるだろう。


関連タグ

ジム・キャリー Fallout:Newvegas

太鼓持ち ゴマスリ ヨイショ

Yes


狂信者:簡潔に言うなら『物事の善悪や倫理、常識を度外視する域に到達したイエスマン』のこと。

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