ジム・キャリー
じむきゃりー
主に男性俳優、コメディアンとして活動しているが、他にも脚本家、プロデューサー、漫画家、絵本作家など様々な方面で活動している。
本名は“ジェームス・ユージーン・キャリー(James Eugene Carrey)”。
父はフランス系、母はスコットランド系の混血で、カナダおよびアメリカの二重国籍を持つ。
1962年1月17日生まれ。
父の失職による貧困で地元の高校を中退後、15歳の頃にコメディ・クラブに就職し舞台に上がる。19歳でアメリカに移住し、舞台コメディアンとしての活動を経てTVのコメディ番組に数多く出演するようになる。1983年公開の『ラバーマスク』で銀幕デビュー、1994年に主演した『エース・ベンチュラ』『マスク』などで注目を集める。
コメディアン時代から培ってきたコミカルな演技と顔芸に定評がある一方、当初は芸が単調で下品だという評価が下されることも多かった。また『トゥルーマン・ショー』『マン・オン・ザ・ムーン』などではシリアスな演技もみせており、演技の幅は非常に広い。
特にそのキリッとしてさえいれば十分にイケメンの部類に入る筈の顔で繰り出す顔芸は圧巻の一言であり、他人より表情筋の数が桁違いに多いのではないかと疑うレベル。
『目と眉を左右で交互に旗揚げゲームの如くグニグニ上下させる』『顔の鼻から上は静止させたまま口元だけボールジョイント式であるかの如くグルグル回す』なんてのは朝飯前。
恐ろしいのはこれらをコテコテに特殊メイクを施されていようとその分厚いメイク地をモノともせずに素通りするかの様に表情を表出させられるそのパワーであり、『マスク』や『グリンチ』に彼が抜擢されたのもこの技術があってこそのもの。
むしろこれら2作を観た後で『エース・ベンチュラ』を観た者の中には「あの顔芸ってCGじゃなかったの!?」と驚愕する者も多かったとか。
特に上述の『マスク』の主人公スタンリー・イプキス役として知られる一方、ネットが普及した現在では、とあるTV番組での楽曲『What is Love(HADDAWAY)』の音楽にノリながら男三人で夜の街(?)に繰り出すコントでも知られている。また、2020年公開の『ソニック・ザ・ムービー』ではドクター・ロボトニックとして出演することが発表されている。
日本公開作品では声優の山寺宏一氏がよく吹替を担当しており、本人との対面経験もあるが、他にも江原正士氏、藤原啓治氏、島田敏氏などが声を当てたことも。