CV：石井康嗣
第二部・アセム編の登場人物。74歳。
概要
歴代首相や政府高官を数多く輩出してきた地球の名門・オルフェノア家の出であり、地球連邦の首相を務める。アセムの連邦軍入隊時に訓示を述べている。
表向きは地球連邦側の最高指導者であるが、実際はヴェイガンと内通しており、その莫大な情報提供料を基に現在の地位を築いていた上に、自身の先祖は全ての元凶と言える火星移住計画マーズバースディ計画の立案者でその失敗の隠蔽工作を取り仕切ったシュトレイト・フォンドール博士であった。実はオルフェノア家は長い間その事実を隠蔽しており、末裔であるフロイは政治生命を脅かすそれをネタにヴェイガンに脅されていたのである。
まさに「だいたいこの一族のせい」。
内通行為を知った邪魔者であるグルーデック・エイノア暗殺をアラベル・ゾイを手引きして実行させた後に抹殺するなど暗躍を行っていたが、A.G.142年の首都ブルーシアにおける勇気の日慰霊式典にてメデル・ザント率いるヴェイガン部隊から用済みとばかりに襲われた際にフリットからヴェイガンへの内通など様々な悪事を全世界に暴露された上に拘束され、反逆罪で極刑に処せられた。
また、彼以外に連邦内部にいた多数の内通者たちもフリット達の手で逮捕・処刑されていき、地球連邦政府は改革と再編を余儀なくされた。
しかし、完璧な体制が存在しないのは世の常であり、新生・地球連邦政府が誕生した後も内通者が後を絶たたず、更には連邦軍内部でも臨検とは名ばかりの略奪や麻薬密売などの不正が横行してしまうほどに腐敗が悪化してしまう。
小説版
表向きはフリットの支援者だったが、本編同様にヴェイガンに内通。またオルフェノア家は木星船団を組織しており、木星圏でMSのエンジンに必要なレアメタルを採掘する鉱山も持っていたが実は開示されている産出量と各鉱山の実際の産出量に一桁近いズレが存在する事から火星圏からの支援を受けていることがフリットにより発覚してしまう。更にはフリットの故郷であるオーヴァン襲撃にも関与していたり、連邦内部にいた政敵とも言える反対派やヴェイガン内の和平派さえも暗殺したりしていた。そうした自身の悪事とグルーデックが残した証拠を全世界にばらまかれ、フリットに弾劾された。尚、彼のせいで死んだ人間の数は3000万人くらいだと言われている。
なお、アニメにも登場したヴェイガン内通企業テクノソロン社は小説版ではオルフェノアの夫人がオーナーを務めており、アニメ以上にヴェイガン内通者としての色合いが強くなっている。
関連タグ
機動戦士ガンダムAGE フリット・アスノ アセム・アスノ グルーデック・エイノア
董卓プロヴィデンスガンダム：中の人が同じ。
