CV:遊佐浩二
人物像
第2部(第2世代)から登場。
戦艦ディーヴァのMSパイロット。27歳。階級は中尉。
武骨だが誠実な性格。隊の中では年長者なためか、落ち着いた印象を受ける。
ディーヴァカラーに塗られた量産機MSジェノアスⅡに搭乗する。
新兵であるアリーサ、マックスらと違い実戦経験者であり、ウルフとの付き合いも彼らと比べると長い。ウルフのことを「理想的な軍人ではないが最高の隊長」と評し、非常に信頼している。ベテランだけあってパイロットとしての実力は決して低くはなく、旧式のジェノアスⅡに乗りながらも戦果を上げている。
後に乗機の整備担当であるレミ・ルースと恋愛関係となり、一度は渾身のプロポーズに踏み込むが玉砕。
ビッグリング攻防戦の出撃前、レミと結婚を約束するも彼女とは死別する事になる。
第3部・第4部
月日が流れ、50歳となった。引き続きディーヴァ所属のパイロットとしてジェノアスⅡを近代化改修したジェノアスOカスタムに搭乗。
しかし、ディーヴァは既に老朽化によって第一線から離れオリバーノーツ近くのアクト3基地に動態保存されており、アクト3に居続ける為に出世を棒に振ったのか23年経っても階級は中尉のままである。
ヴェイガン襲撃の際にはフリットの要請によるディーヴァ出港に伴いセリック・アビス率いるアビス隊へ編入される。
恋する人間を失ったと言う過去の経験からか寡黙な性格となってしまったが、その一方で格納庫でモップを使ってMSや床を掃除していたり、キオにディーヴァは「我が家」だと教える等、レミの影響を受けているところもある。
熟練パイロットとなったため、その実力は作中の登場人物全体で見てもかなり高くなっている。
普段は若いパイロットのカバーに回ることも多いが、敵機の真下から攻撃をしたりレガンナーを単機で撃墜したりと、戦闘では経験に裏打ちされたいぶし銀の活躍を見せる。
ヴェイガンとの最終決戦では、アビス隊のメンバーの中ではジョナサン・ギスターブと共に最後まで生き残り、レイル・ライトのギラーガ改を撃墜するが、ジョナサンがフラム・ナラのフォーンファルシアに撃墜されて激昂。ディグマゼノン砲の発射が刻々と迫る中でフラムに怒りの攻撃を加え、Xラウンダーが駆る高性能のワンオフ機を相手に熟練の技量で上回り半ば圧倒するものの、一瞬の隙を突かれてコックピットを損傷。それでも意地のカウンター攻撃でコックピットを貫き返して相討ちに追い込むも、既に下半身を焼かれる重傷を負っており、自身も愛機も満身創痍。最期はキオたちアスノ一家に自分を置いてディグマゼノン砲の射線軸上から避難するように言い、「レミ…やっとお前に会いにいける。待たせたな…」と穏やかに呟き、戦死。
その亡骸とモビルスーツは、かつて愛した者が家と称したディーヴァと共にディグマゼノン砲に焼かれて消滅していった。
小話
第2部エンディングのアセムとロマリーの結婚式のシーンではオブライトは欠席している。レミの墓参りだろうか。
『スーパーロボット大戦BX』でも登場するが、話としてはキオ編からのスタートとなる一方で、ディーヴァが「我が家」という発言は、様々な人物たちにも影響を与えることに。
小説版
ウルフと同様、アセム編ではかなり厳格な軍人としてアセム達を厳しく指導するが、キオ編からはレミを失った影響か一変して覇気がなくなり、ディーヴァに執着するあまりロディ・マッドーナ以外の他の軍関係者から軒並み嫌われている。
関連タグ
アセム・アスノ ウルフ・エニアクル アリーサ・ガンヘイル マックス・ハートウェイ レミ・ルース
キオ・アスノ セリック・アビス シャナルア・マレン デレク・ジャックロウ ジョナサン・ギスターブ
フラム・ナラ レイル・ライト ジェノアスⅡ ジェノアスOカスタム オブレミ
デマー・グライフ…中の人は同じだが、その趣向は上司であるウルフの物となっている。
ミヤガ・ダイキ…髪型及び中の人が同じ、というよりモデルはどう考えても…?