人物像
第2部
年齢17歳 身長172cm 体重55kg 血液型A型
フリット・アスノとエミリー・アスノ(エミリー・アモンド)の息子。
肌の色は父親と同じだが髪は長めの金髪で母親似。
第2部(第2世代)の主人公を勤める。
コロニー「トルディア」で両親と妹のユノア・アスノ、曽祖父のバルガス・ダイソンと暮らし、学園ではMSクラブに所属しゼハート・ガレットやロマリー・ストーンとの交流を深めていった。
コロニーがヴェイガンに襲われた際に、ガンダムAGE-1に搭乗して出撃。学園を卒業後は、連邦軍へと入隊し、ガンダムAGE-2のパイロットとなる。
パイロットとしての技量は十分に高かったのだが、Xラウンダー能力への適性が低かった為、能力者であるゼハートや父親への劣等感と焦りに苦しむことになる。上司であるウルフ・エニアクルとの交流からやがてXラウンダーへの拘りを改めるようになる。
デシル・ガレットの手によりウルフが戦死した際には自らを「スーパーパイロット」と称し、デシルを討つまでの技量を見せ、ゼハートとも互角に戦い、敵味方に分かれながらも再び互いを認め合うまでになった。
後に特務隊の隊長に就任し、ロマリーと結婚する。
想い人を失いヴェイガンへの復讐を誓うという、第1部の父親の悲愴なラストとは打って変わって希望に溢れるという形で第二部は、幕を閉じた。
第3部・第4部
物語開始時、最後の任務に赴いたアセムはそこで消息不明となってしまう。しかし…シドとの戦闘で行方不明になっていた彼だったが、後に宇宙海賊ビシディアンの首領となりキャプテン・アッシュを名乗るようになる。このとき41歳。AGE-2を修理・改修した「ダークハウンド」に搭乗し、AGEシステムとガンダムを狙いディーヴァを襲撃するが、キオ並びにフリットの力を認め戦争の行方を左右する「呪われた秘宝」の在り処を示すデータカプセルを託す。
キオがヴェイガンに捕らえられた際、自らヴェイガンの本拠地セカンドムーンに突入、キオとガンダムAGE-3の奪還に成功する。
キオをフリット達の元へ送り返し、そこで妹のユノアや妻のロマリーとの実に13年ぶりの再会を果たす。
ほぼ面識のない状態からの再会ではあったもののキオには懐かれており、息子との親子関係は終始良好だった。その一方でヴェイガン殲滅に燃える父・フリットに対しては協力する気など毛頭無く、自分の見解を伝えた上で「俺は俺のやり方でやる」と言い残して去っている。
第41話にて、旧友のゼハートと再び戦場にて敵対することになる。
強力なXラウンダー能力者が入り乱れる戦場においては1人蚊帳の外に置かれる場面もあったが、逆にいえばXラウンダー同士の精神感応の影響を受ける事も無い為、決死の気迫をぶつける事でキオを圧倒するフラムを技量差で抑え込みもした。
EXA-DBを巡るシドとの戦闘では、一時的にゼハートと協力してシドを撃破している。
宇宙要塞ラ・グラミスを巡る最終決戦では、ヴェイガンの総指揮官となったゼハートと最後の戦闘を行う。
ゼハートの錯乱もあったものの、的確かつ無駄の無い動きで瞬く間にガンダムレギルスを撃破し、圧倒的な強さを視聴者に見せ付けた。
ゼハートの最期を見届ける際は、最後の会話の中で過酷な運命に翻弄されながらもお互いにかけがえのない友人としての情を持っていた事を語り合った。
戦後は宇宙での資材不足と価格高騰を見越してビシディアンの戦力(バロノーク、シャルドール・ローグなど)を宇宙探査用に改装し、連邦政府やその他企業に先駆けて資源探査事業を展開し、「ビシディアン・コネクション」と呼ばれる隆盛を誇ったとされる。
外伝での活躍
特務部隊の隊長として部下を従え宇宙艇の残骸を調査する任務の最中、旧世代の兵器データベース「EXA-DB」護衛用MS「シド」と遭遇。宇宙海賊のウィービック・ランブロと共闘し、Gサイフォスの自爆に巻き込まれ作戦中行方不明となりその後戦死認定されたが、重症を負いながらもガンダムAGE-2の残骸に必死にしがみつき、AGE-2の残骸を回収したビシディアンに保護され、彼らと絆を深めていった。
このシーンはアニメでも一瞬だけだが、それらしい描写がある。
なお、このアセムが行方不明となったのは第3部冒頭でキオが生まれた直後であることが描写され、後の調査でAGEデバイスのみが回収されたということになっている。
ビシディアンに保護されてから、『組織に入らないか?』とスカウトを受けるが『【息子と一緒にいる。】と約束したから』と、ダークハウンドに改造されたAGE-2に搭乗して妻と子が待つ地球に帰ろうとする。 しかし、アングラッゾの言葉とEXA-DBの存在、ウィービックの戦死をきっかけにビシディアンの一員になることを決意、アングラッゾの病死に伴いキャプテンに就任し「キャプテン・アッシュ」を名乗るに至る。
余談
ガンダムAGE発表当初は「15歳」という設定だったが、公式サイトで「17歳」へと年齢が訂正された。
また、最初から才能に恵まれていたフリットと違い、「努力を重ねて成長するタイプの主人公」である為、フリットの活躍の影に隠れがちな面が多い。しかし彼自身もそれを自覚しており、父や友に対して強烈な劣等感を抱く「苦悩する主人公」として描かれた。
それゆえ劣等感を克服してからの成長と活躍は目覚しく、常人でありながらXラウンダーと互角以上の戦闘力を発揮していることなどから第4部では作中におけるパイロット最強候補に挙げられるほど圧倒的な強さを誇る。そのような事からガンダムシリーズを通して、「特殊な能力を持たないパイロット最強候補は誰か?」という話題で真っ先に名前が挙がるほど。
また小説版第三部の序盤において、アセムが行方不明故にキオをガンダムで戦いに出さなければならない状況となってしまったのだが、この時フリットは『お前(アセム)さえ生きていてくれれば』とアセムがいない事を憂いている場面がある為、尊敬する父からの信頼も確かであったようだ。
なお、第3部では行方不明となっているものの、3部用のキャラクターデザイン自体は番組公式Twitterアカウントにて公開されている。
なお、SDガンダムではアセムのみ主役シリーズが無い(フリットはSDコマンド戦記、キオはガンボイジャー)。
関連イラスト
関連タグ
表記揺れ
関連人物
フリット・アスノ エミリー・アスノ ユノア・アスノ バルガス・ダイソン キオ・アスノ
アリーサ・ガンヘイル マックス・ハートウェイ オブライト・ローレイン
カップリングタグ
名瀬・タービン…三部以降での中の人が同じ。
ガエリオ・ボードウィン:自分の死の偽装や親友との決着などが似通っている。なお、こちらは悪役。
アスラン・ザラ:「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの登場人物であり、敵対する親友と戦う事に苦悩するが本気を出すと強いと言う共通点を持っている。
シーブック・アノー/キンケドゥ・ナウ…「機動戦士ガンダムF91」の主人公。元々は正規軍側に身を置いていたが、のちに宇宙海賊となった主人公である。