ミレース・アロイ
みれーすあろい
CV嶋村侑
地球連邦軍の女性士官。階級は中尉。24歳。
宇宙戦艦ディーヴァの艦内システムを統括する。
ウルフ・エニアクルから「ミーちゃん」と呼ばれており、本人は最初はつれない様子であったが、後にウルフがMSで出撃する際には、彼を気にかける様子を見せるなど、フラグが立っていた。
なお、一方でラーガン・ドレイスからも思いを寄せられているような描写も存在した。
第2部では戦艦ディーヴァの艦長となり、階級も中佐に昇格している。
50歳という年齢のため、顔が近いシーンでは口元に皺が窺えるが、離れたカットになると皺が消えてしまうので、昔と変わらないような若々しさに見えてしまう。
フリット編では、子供のフリットを戦わせる事への最悪感を感じていたが、UE(ヴェイガン)を倒す為なら手段を選ばないグルーデックの冷徹さの前に、まともに意見できずにいた(そしてこれが後に、フリットの独裁を許してしまうことになる)。
アセム編では、ソロンシティで フリットに抗議するアセム・アスノを柔道技で投げ飛ばしたり 、 ゼハート・ガレットを逃がしたロマリー・ストーンを厳しく叱る など、厳格な軍人を思わせるが、一方で今度はグルーデックの意志を継いだフリットに、またしても 目的の為なら手段を択ばない冷徹な上官に振り回される 羽目になってしまう。(実際にそんな男たちの事でロマリーに愚痴っているシーンがある)。
なお、ウルフと男女の仲になっていたことを匂わせる描写がある。
ロマリーをかつての自分と重ねているみたいで、彼女に対し、オペレーターとしての心得を説いている。
「オペレーターの仕事は、パイロットを死地に追いやる事だ。彼らに殺人を命じる事だ。我々は手を汚さない。手を汚すのは彼ら(パイロット)だ。」
「我々は戦争の中で人々の富を吸い上げ、他者に殺人を犯させて自らの糧を得る度し難い悪だ。その現実を直視して初めて、我々は他者に命令する資格を持つ。」
かつて、当時子供だったフリットが戦わせられる事を止められなかったミレースだからこそ言える、非常に重みのある台詞である。これを機にロマリーはオペレーターとして、そして一人の女性として大きく成長し、「たとえゼハートを敵に回すことになったとしても、アセムを積極的に支える」決意をきめたのである。
ちなみに、アセムとロマリーがゼハートと友達だという事は知っていたようで、こんな言葉も残している。
「男はね、恰好をつけて理屈ばかり口にするけど、支えてくれる者がいなければ戦えないのよ。アセムには、あなたが必要だと思うわ。…たぶん、そのゼハートという子にもね。」
とてもヴェイガンと戦争をしている軍人の言葉には思えないが、ミレースもまた、内心ではヴェイガンとの和平を望んでいたのかもしれない。
その後、フリットはこれまで以上に冷徹で独裁的な人物となり、ヴェイガンとの和解が絶望的となっていく中で、ミレースは戦列から離れてしまったが、彼女の想いは、ロマリーとその息子、そしてディーヴァの次期艦長にしっかりと受け継がれていく事になる。
作品・キャラクター
フリット・アスノ グルーデック・エイノア アダムス・ティネル ウルフ・エニアクル ラーガン・ドレイス
作品属性・その他
コメント
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追憶のシド7月号(5話)妄想。フリットとミレースで、いなくなったアセムのことを語る話。続き物ではないですが、アセムへの感情の色合いについて過去作『英雄の憧憬』『Life Goes On』『ひかり』『ひな鳥』と繋がってます。いつもブクマ点数アンケありがとうございますおかげさまでAGEで生きていけてます。 ■そろそろ何を注意書きしたらいいかわからないくらい捏造設定だらけ。過去作の捏造にさらに上乗せしてます。とりあえずミレースがずっとディーヴァ艦長やってたことになってて、アセムたち抱えてたことになってて、ついでにディーヴァ艦隊で他二隻の名前だけ出てます。にしてもシド以外にも外伝あるし、空白期間をどこまで好き勝手やらかしていいのやら。ぶっちゃけアニメの海賊の前からこの話の最後はこのつもりだったけど、続かない続きようがない。 ■『Life Goes On』を書いたときの、アセムとウルフにミレースをまじえて擬似親子のような代償行為のような微妙な関係を思いのほか気に入ってしまった自分が、最近の展開ですっかり暴走した結果の産物。シド7月号に小説版3巻に#34の海賊、のたうち回りっぱなしだよ。でもぶっちゃけアニメの海賊の前からこの話の最後はこのつもりだった。 ■フリットは天才とXラウンダーの両立で現状も近い未来も見えすぎて逆に、世界がどうしようもなく絶望的に見えて、無邪気に希望なんか持てない、きっと何とかなるとか思えないヤツなんかしらとか思ってたら、気がついたらこんな話に。なんとなく息子が生きてる気がするけどそんな莫迦なって思ってたから本当に生きてても歓喜よりああやっぱり生きてたんだって思ってしまいそうな親父になったのは、だから不可抗力です。アニメで息子と気づいたならもうちょっと喜べや親父、と思った腹いせじゃないよ! あと私が書くフリットはついついヌルくなるんですが、小説版のおかげでさらに悪化したよ何あの親バカっぷり。 ■キャプテン・アッシュにはサイトでさんざん騒いだので少し落ち着いてきたけど、ToVも書くので声優変更には二重の意味で動揺したし、次期キャプテンなはずのウィービック不在には本気で愕然とした! もしかしてアセム素性隠してアッシュ名乗って実質ひとりぼっちで十数年も海賊してた可能性? うわあ助けてウィービック。アセムの近くにどうか理解者な戦友をください。もういっそアッシュとウィービックとレウナで賑やかな、私だけが嬉しい二代目ビシディアンを脳内妄想でこさえてしまおうかってヤバい衝動に駆られてしまう。…お仲間いませんか。結構、切実に。 ◆追記。お仲間!ありがとう私ひとりじゃなかったよいやっほう! ◆◆この続きは書く予定ないので、if二代目ビシディアン妄想の裏設定集http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1204353「ソファのひみつ」にあらすじ突っ込んでます。 ■サイトhttps://forst.lix.jp/と並行掲載 ■web拍手(無言パチや匿名コメント送れます) https://forst.lix.jp/ks/webclap.html5,063文字pixiv小説作品【ガンダムAGE】Life Goes On
#27その後妄想。ウルフ隊長追悼と、アセムが受け継いだ白の話。 ■自分は『理想的な息子』になれないと苦しんでいたアセムと、自分は『理想的な親』にはなれないと諦めていたウルフが、その欠落を埋めあうように擬似父子関係に結びついたという妄想はありですか。ぶっちゃけ擬似家族萌えとしてはたまらん感じなのですが。そういうわけでウルフの解釈を小説版に拠っています。あんな若い頃から自分は父親に相応しくないとか、人の親にはもっと真っ当な人間がなるべきだみたいに考えてるウルフの理想の父親像って、アセムが背負い込んでた理想の息子像ばりに完璧すぎる高みにある気がする。これはもう小説版で二人の掘り下げ期待するしかない。 ■アセムにとってウルフが戦場の父ならミレースが戦場の母も面白いんじゃないかとか思ったけど、結局フリットが乗り込んできてからはおまけだったなあ。 ■つまり私の趣味に走りまくった内容です。アセムを可愛がりたいアセムを甘やかしたい。いいじゃないか幼年期の終わりなんだし。前作もですがあまり推敲してないんで、またちょいちょい直すかも。 ◆◆◆4/13~19小説ルーキーランキング33位入ったよとpixivからお知らせメールが来ました。ありがとうございます! ◆アニメ#28…アセムのイメチェン白にまったく触れない、だと…!? ■サイトhttps://forst.lix.jp/と並行掲載 ■web拍手(無言パチや匿名コメント送れます) https://forst.lix.jp/ks/webclap.html4,616文字pixiv小説作品