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クロスボーン・バンガード

くろすぼーんばんがーど

アニメ映画「機動戦士ガンダムF91」に登場する軍事組織及びそこから派生した海賊組織。本稿ではその母体となったブッホ・コンツェルンや、関連企業についても記述する。
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概要

ジャンク回収業者「ブッホ・コンツェルン」の設立した私設軍隊。
フランスの「ノブレス・オブリージュ」をルーツとする「コスモ貴族主義」思想を掲げており、貴族(ここで言う貴族とは高貴な思想を持つ者や高い能力を持つ人間を指す)を中心とした国家「コスモ・バビロニア」建国の為に国土となるコロニーの制圧や、破壊活動等を行う事を目的とする。
貴族主義者の軍隊という性質上、運用するモビルスーツの装備や慣例などに中世の騎士を思わせる部分が見られる。

組織名は、中世の海賊旗に由来する「クロスボーン」に「尖兵」や「前衛」を意味する「バンガード」を組み合わせることで、「世直しを標榜し、実践する尖兵の軍隊」というようなニュアンスが込められている。
クロスボーン・バンガードは、絶対民主主義が長く続いた事から堕落し始めた一般市民と、それを是正しない連邦政府の腐敗を正し、理想国家を実現するための尖兵として自らを規定している。
コスモ・バビロニア建国の暁には解体し、人心の平安を守るための軍隊として再編されることが基本法に定められており、事実フロンティアⅣの制圧後に行われた「コスモ・バビロニア宣言」以降はコスモ・バビロニアの国軍に移行している。

クロスボーンの前身はブッホ・コンツェルンの職業訓練学校であり、遠方の僻地開発の為に優秀な人材を育成するという名目で、優秀かつ旧来の思想に染まっていない人間を選別し、秘密裏に軍事訓練と貴族主義教育を施す事でクロスボーン・バンガードは形作られている。
また、職業訓練校の中で特に優秀な人材に至っては連邦軍の士官学校へ進学し、士官学校卒業生の義務として3年間の連邦軍勤務を果たす事になる。
これは、軍士官学校で正規の軍事訓練を受けさせた上で連邦内部の実情を知らしめ、思想を強固なものにする意図があった。

宇宙世紀0123に挙兵し、スペース・コロニー「フロンティアⅣ」へと侵攻。士気や練度の違いを見せつける形で連邦軍を圧倒し、同コロニーを占拠してコスモ・バビロニアを建国した。
後にコスモ・バビロニア戦争と呼ばれるこの争乱は、最終的にコスモ・バビロニアの中心となるロナ家長女ベラ・ロナの演説によって貴族主義は否定された事から終結したと言われている。
ただし、コスモ貴族主義者は戦後も地球圏に息づいており、コスモ・クルス教団が主義者達の拠り所となっている。

ブッホ・コンツェルン

シャルンホルスト・ブッホによって開業されたジャンク屋「ブッホ・ジャンク社」を母体とする複合企業集団。
シャルンホルストは、ブッホ・ジャンク社を一代で企業複合体にまで育て上げたが、これは一年戦争を始めとする様々な戦乱によって大量のスペース・デブリが発生した事と、シャルンホルストが並外れた経営手腕を持っていた事に由来する。
企業経営を通して民主主義の限界を感じたシャルンホルストは、能力的に優れた者を中心とした社会体系を理想像とするようになる。
そして、シャルンホルストの息子マイツァー・ロナによって本格的な軍事編成が行われるようになり、軍事組織としてのクロスボーン・バンガードが組織され、その一方で人心を掌握する為のコスモ・クルス教団が興されるに至る。

余談だが、ブッホ・ジャンク社時代に、後にユニコーンガンダムのパイロットとなるバナージ・リンクスがアルバイトとして働いていた事もあった。

コスモ・バビロニア戦争後も企業は存続している模様ではあるが、その規模については不明。

宇宙海賊クロスボーン・バンガード

宇宙世紀0120年代後半、ベラ・ロナによって宇宙海賊として再編され、活動を再開したクロスボーン・バンガード。
地球侵攻を企む木星帝国の野望を知ったベラ達によって、この野望を阻止すべくサナリィよりクロスボーンガンダムシリーズを譲り受け、ゲリラ活動を行った。
打倒木星帝国の為に挙兵した勢力ではあるが、旗艦であるマザー・バンガードを処女航海中の事故に装って行方不明となった事にして木星へと旅立った事もありクルー達は公式には死んだ人間として扱われている。
また、地球侵攻計画発覚以前の木星側の公式発表のみがマスコミに流されていたため、地球圏では「ガンダムタイプのモビルスーツを使って木星の輸送船を襲う宇宙海賊」として認識されていた。

反貴族主義者が母体となっているため、旧クロスボーン・バンガードとは理念が全く違っているが、人や金を集めるためにかつての貴族主義者を頼っており、構成員の中にはコスモ貴族主義に傾倒している者も多い。反木星帝国という目的のための呉越同舟的な組織であった。その結果、ザビーネ・シャルが反旗を翻した時は彼に同調した者達も共に反乱を起こしている(結局、木星帝国へ辿り着けたのはザビーネだけだが、他の反乱を起こした者達がどうなったのかは不明)。

木星帝国との戦いが激化する中で人員や装備が削られていくが、後に木星戦役と言われる戦乱に於いて重要な役割を担う事となった。
その残党は、トビア・アロナクスを中心に民間企業「ブラックロー運送」を装いつつ、コロニー間の揉め事が起きた際にはこれに介入していった。
その最中、木星帝国がコロニーレーザーによる木星・地球間長距離攻撃を目的とした「神の雷」計画の存在を知り、これの阻止に尽力するが、その結果保有戦力の全てとエースパイロットであるトビアを失い、残された人員は海賊の表の顔であるブラックロー運送として組織を存続していった。
なお、ブラック・クロー運送はその後デブリ回収関連技術で特許を取り、その企業規模を拡大させていった。

新生宇宙海賊クロスボーン・バンガード

「神の雷」計画より20年後、共和国制に移行した木星にて、テテニス・ドゥガチが宇宙細菌「エンジェルコール」の奪還を目的に木星の特殊部隊「蛇の足」と実験艦「林檎の花」を中心に再編した部隊。
その行動は、木星の利益を損なう反逆行為に取られかねない為、あえて木星の反逆者の代名詞である「クロスボーン・バンガード」と名乗っている。
指揮権に関しては、表向きは木星と袂を分かっているという事から、母体となった「蛇の足」に一任されている。
その性質上、「コスモ貴族主義の軍隊」としてのクロスボーンとは別組織である。

主な構成人員(コスモ・バビロニア時代)

マイッツアー・ロナ
カロッゾ・ロナ (鉄仮面)
ドレル・ロナ
ベラ・ロナ (セシリー・フェアチャイルド)
ジレ大佐
ザビーネ・シャル
アンナマリー・ブルージュ
シェルフ・シェフィールド
モーリス・オバリー

主な運用兵器(コスモ・バビロニア時代)

デナン・ゾン
デナン・ゲー
エビル・S
ベルガ・ダラス
ベルガ・ギロス
ベルガ・バルス
ダギ・イルス
ビギナ・ギナ
ビギナ・ギナⅡ
ビギナ・ゼラ

関連項目

機動戦士ガンダムF91 機動戦士クロスボーン・ガンダム
バナージ・リンクス

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