CV:寺島幹夫
概要
フロンティアIV建設工事現場で溶接工として働く作業員。47歳。
実は金属工学の権威で、研究を軍事転用されることをよしとしなかったこと、夫婦揃って家を空けがちな職業だったことを反省して子供たちと共にいるために辞職したという経緯を持つ。口数こそ少ないが家庭的で良心ある父親で、仕事人間で家を空けがちな妻に対してもよき理解者だった。
冒頭、クロスボーン・バンガード襲撃を最初に目撃した一人で、退避後にガンタンクR44に乗るシーブック達を発見し合流。以降はコロニーに残って抵抗運動に参加し、式典会場でカロッゾが狙撃される現場にいた。そこで追われる息子を見つけ、車で逃走を図るもエビル・Sの攻撃で車を破壊され致命傷を負い、F91のコクピットで息を引き取った。最期の言葉も子供たちを思っての言葉だった。
富野作品では性格に問題が見られがちな父親だらけな中、類を見ないレベルの良き父親だったことが特筆に値する。