スペース・アーク
すぺーすあーく
地球連邦軍のクラップ級巡洋艦の内、老朽艦をベースに改装した巡洋艦タイプの練習艦(所謂、練習巡洋艦に該当する)。用途が巡洋艦から練習艦に変わったためか、改装前の等級のクラップ級には組み入れられず、新等級のスペース・アーク級が与えられている。一方で、この等級で練習艦に該当するのは1番艦のネームシップしかおらず、同型艦はさらに改修した巡洋艦やMS試験艦となっているのがほとんどを占める。
改修艦であるため基本的なレイアウトはそれほど手を加えられていないが、放熱板の排除やカタパルトデッキの拡幅化がされ、当初からミノフスキー・クラフト搭載を前提に設計されランディングギアも装備している。(宇宙世紀0153年頃のザンスカール戦争ではクラップ級やカイラム級だけでなくサラミス改までもミノフスキー・クラフトをほぼ標準装備していたが)
武装は改修前とほぼ変わっていないため火力の低下はなく、MS格納庫の大きさも変わらないので練習艦としては十分な搭載能力を持ち、戦闘にも即応可能な性能を維持している。
スペース・アーク級巡洋艦
スペース・アーク級をベースにする巡洋艦。放熱板が追加された事でクラップ級巡洋艦に近い外見となっている。つまり、巡洋艦→練習艦→巡洋艦と言う形で元の巡洋艦に戻っている事になる。
- フェア・レディ 「機動戦士ガンダムF90FF」
スペース・アーク級改修艦
スペース・アーク級をベースにするアナハイム・エレクトロニクスのMS試験艦。コロンブス級宇宙輸送艦に擬装する形で、左右に大型のコンテナを有しているため、改修前と比べて格納庫も増設されている。また、普段は非武装艦として運用されるが、緊急事態に対応するために連装メガ粒子砲の搭載を秘匿している。
- マグラブラ 「機動戦士ガンダムF90FF」
- ブレイウッド 「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91」
- 等級
劇場アニメ「機動戦士ガンダムF91」公開当時は、スペース・アーク級と言う等級は無く、クラップ級もしくはその改修艦の扱いだった。漫画「シルエットフォーミュラ91」のブレイウッドはクラップ級(スペース・アーク)の改修艦としてデザインされている他、ゲーム「SDガンダム GGENERATION」のキャリー・ベースはスペース・アークの色違いでありながら「クラップ級巡洋艦」と記載されている。