モニカ・アノー
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もにかあのー
劇場映画『機動戦士ガンダムF91』の登場人物。シーブック・アノーの母親。
サナリィの技術者。44歳。
バイオコンピュータの開発責任者で、あやとりの配線は彼女が作ったもの。かなりの仕事人間で家には長らく帰っておらず、子供たちは夫のレズリーに任せきりにしていた(レズリー自身も彼女を理解してそうしていた)。
クロスボーン・バンガード襲撃時には一人フロンティアIに残って子供たちを探していたところ、F91が戦闘に参加しているところを目撃。息子が乗っていたことに衝撃を受け、F91の整備協力を一時は拒否してしまったこともある。しかし、シーブック達の説得を受け状況を受け入れて協力するようになり、最終決戦後にカロッゾによって宇宙空間に投げ出されたセシリーを探そうとしていた息子には技術者として「F91のバイオコンピューターを使う」という手段を示し協力しつつ、母親としても助言を与え、叱咤して導いている。
その後の消息は語られていない。
レズリーが夫としても父親としても申し分ないレベルの人格者だったという幸運もあったとはいえ他の主人公ニュータイプ達の母親が揃いも揃ってダメ人間ばかりの中にあって、仕事にかまけて家庭を顧みなかったことに自分で気づいて謝っていたり、最後は母親としての役割を果たした、富野ガンダムには珍しくまともな感覚を持っていた人物。ヒロインの母親がわがままで好き勝手な振る舞いに終始した末に身を滅ぼすという結末を辿ったのとは対極に位置する。
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