機体データ
型式番号 | XM-07B |
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製造 | ブッホ・エアロダイナミクス社 |
生産形態 | 試作機 |
装甲材質 | チタン合金ハイセラミック複合材 |
武装 |
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機体概要
ビギナ・ギナの系列機の一つでB型。
背部のフィンノズルがフレキシブルウイングノズルユニットに換装され、改良型専用ショットランサー、出力強化型ビームシールドを装備している。ビームライフルやビームサーベルはA型のビギナ・ギナと同じ物を装備する。肩部側面のショルダーフィンやガンダムタイプに似た頭部など、外観的特徴からサナリィ製のF91を模倣したものであると噂されている。
ただし、左右一対のウィングノズルユニットに関してはF91のヴェスバーに外観が酷似しているものの、「可動式多方向スラスターモジュール」として設計されている為、武装としての機能は持ち合わせてはいない。
当初はドレル・ロナが搭乗する予定であったとされるが、実際に搭乗したかは不明。
本機の開発に到る経緯、その時期などに関しては不明な点が多いが、機体各部の形状はビギナ・ギナよりもビギナ・ゼラ(G型)に近く、B型である本機をベースとした火器強化タイプとしてヴェスバーの搭載を行った機種がビギナ・ゼラであったと考えられている。
後にギリ・ガデューカ・アスピスが本機を改修した機体に搭乗。
ビームシールドは撤廃され、代わりにギリが使い慣れたクァバーゼのスネークハンドを移植(厳密には、連邦に鹵獲された量産型クァバーゼのスネークハンド)。ショットランサーは5発の核弾頭ミサイルが装着されたものに変更された。また、額のクロスボーン・バンガードの紋章はコブラの背の文様を模したギリのパーソナルマークに挿し換えられている。
この形態は「木星決戦仕様」または「ギリ専用機」と呼ばれる。
劇中での活躍
木星帝国のコロニーレーザー・シンヴァツ発射阻止を目的とした強襲作戦「鋼鉄の7人」用の戦力として登場。コスモ・バビロニア戦争の折に鹵獲されており、サナリィにて保管されていたらしい。既に旧型機と化していたので近代化改修による性能の底上げが施されているほか、先述の通りギリの希望でスネークハンドの移植が行われている。
作戦においてはAチーム(デスゲイルズ)のアタッカーを務め、シンヴァツへの核攻撃を実行しようとしたが、光のカリストの駆るディキトゥスとの格闘戦に敗れて四肢・武装を破壊されてしまう。しかしウィングノズルユニットは無事だった為、ギリはシンヴァツへの特攻を決断。機体はシンヴァツの外壁に激突して爆散しギリも戦死したが、爆発の衝撃によりコロニーレーザー第一射の軌道が僅かに逸れ、地球直撃を阻止する事には成功した。
ゲーム作品では
ガンダムVSガンダムシリーズ
機動戦士ガンダム EXTREME VS.に参戦するフルクロスのEXバーストアタック(通称:覚醒技)にて登場。なんと敵に特攻して核爆発を起こすというある意味原作再現となっている。
後々の作品で覚醒技が変更されしばらく音沙汰が無かったが、クロスブーストにてついにプレイアブル機体となる。コストは2500。
ギリ搭乗の木星決戦仕様となっておりスネークハンドを使った弾数制射撃ガード付き格闘カウンターや死の旋風隊のバーラ・トトゥガやアラナ・アビジョをアシスト機体として呼び出せる。
格闘戦重視の機体だがビーム・ソー投擲等々の飛び道具も持ち合わせており、割とバランスの良い武装構成となっている。
注目すべき武装は前述の弾数制格闘カウンター。格闘を追加入力で、(レバー入力無しで)(レバー入力無しで)スネークハンド連続斬り、(レバー前で)縦回転突撃、(レバー横で)横回転突撃とそれぞれ優秀な格闘を叩き込む3種の格闘派生を繰り出せる。また射撃派生も存在し、ショットランサーから核弾頭を発射する。ただし弾数制格闘カウンターを挟む都合上気軽に連発できない。
覚醒技は死の旋風隊で総攻撃を仕掛ける乱舞技。実は特射特射派生(技途中で特殊射撃2度押し)すると、自爆特攻に切り替わる。四肢をもがれた状態になり敵に突撃、最後は核爆発と原作での最期を再現した技となっている。ただしあちらと違い、コストが高い分、自爆の代償も高いので乱用は厳禁。
立体化
ガンプラはRE/100でビギナ・ギナのバリエーションとして2019年5月に一般発売された。
2021年4月にはバリエーションとして木星決戦仕様もプレミアムバンダイ限定で発売。スネークハンドは初の公式立体化となる。