概要
木星戦役時に撃墜・地上に放置されていたトトゥガをサナリィが回収し、レストアした機体。
腕部ハンマー・ハンドは二連装ビーム・キャノンに換装され、左肩にはマシン・キャノンが増設されているなど、機体自体の火力を向上させる方向で改修されている。
トトゥガ自体が元々砲撃用に開発されていた事もあり、この改装によってトトゥガの本来の意味で「完成」を見たと言える。
しかし、外装こそトトゥガの流用であるが、木星戦役当時の戦闘によって機体は内部から破壊されていた事もあり、内装はその殆どがサナリィ製のパーツに換装されており、その事から「外見だけ流用した別機体」とも揶揄される。
また、装甲が破損しても高速硬質化ガスが噴出する様子が無い事から、装甲内からはガスが抜かれている様子である。
劇中では『鋼鉄の7人』の一員としてギリが搭乗するビギナ・ギナⅡの近接支援を担当したが、木星帝国総統が操るディキトゥスの絶大な性能の前に翻弄され、背部ビームシールドを展開しつつ突撃するも、それを背部装甲ごと握り潰されて大ダメージを受けてしまう。
しかし、ビギナ・ギナⅡがコロニーレーザー砲「シンヴァツ」への特攻を試みた際には持ち前の重装甲を活かして盾となり、最期の瞬間までギリを守り抜いた末に爆散した。