木星(ジュピター)――この神(ゼウス)の名を持つ世界の住人が――
地球に攻撃を仕掛けてきたのはもう3年も前のことだ……
だけど
それですべてが終わりじゃなかった
奴らは今も虎視眈々と地球を狙い続けていたんだ
……そして―――
概要
株式会社KADOKAWA発刊の「ガンダムエース」2006年7月号より2007年9月号にかけて連載された。
「鋼鉄の7人」とは本作の中心となる7名のモビルスーツパイロットを指しており、黒澤明の映画『七人の侍』がモチーフとなっている。
第一作である『機動戦士クロスボーン・ガンダム』と異なり、(スカルハート以降の)本作は富野監督は作品に関わっておらず、作画を担当していた長谷川氏単独によるオリジナル作品である。加えて、株式会社サンライズの監修等もなく、KADOKAWAがガンダムの版権を用いて連載されたものである。このため氏の過去作とのクロスオーバーなど、遊び心も随所に見られる。
宇宙世紀0136年において始まった木星帝国との最終決戦を描く。
ストーリー
木星帝国の地球侵攻作戦はキンケドゥ・ナウ、トビア・アロナクスらクロスボーン・バンガードの活躍によってついえ、木星総統クラックス・ドゥガチも死亡した。シーブックの本名を取り戻したキンケドゥは、同じくセシリーの名を取り戻した恋人ベラ・ロナと共に、地球に安住の地を得ることができた。(『機動戦士クロスボーン・ガンダム』)
キンケドゥの志と彼の乗機クロスボーンガンダムX1を受け継いだトビアは、仲間と共に表向きは運送業・スペースデブリ回収業者「ブラックロー運送」を営みつつ、裏では海賊軍としての活動を継続させ、コロニー間の騒乱を解決して回っていた。(『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』)
そんなある日、トビアは木星帝国軍残党に追われていた一人の女性を救出する。その人物は、かつての木星帝国総統クラックス・ドゥガチの後妻にして、トビアの恋人ベルナデット・ブリエット(テテニス・ドゥガチ)の養母であるエウロペ・ドゥガチであった。
エウロペの口から、トビアらは木星帝国が勢力を立て直し、地球連邦に対し木星圏からの超長距離コロニー・レーザー攻撃計画「神(ゼウス)の雷計画」を準備していることを知る。再び木星帝国の野望を阻止するため、トビアは木星圏への到達手段と、阻止計画に参加できる優秀なパイロット集めを模索し始めるが……。
登場人物
鋼鉄の7人
ブラックロー運送
地球連邦軍
グレイ・ストーク
その他
登場兵器
鋼鉄の七人
クロスボーンガンダムX1(スカルハート → パッチワーク → フルクロス)
ビギナ・ギナⅡ(ギリ専用機)
サナリィ
木星帝国
エルコプテ
アナハイム・エレクトロニクス
スピードキング(イカロス)
本編以外では
スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦T第47話にてこの作品の再現シナリオが登場する。
『鋼鉄の7人』というワードはニュータイプのドリームチームという意味合いになっており、メンバー及び機体がトビアを除き変更されている。そのメンバー及び機体というのが
シャア・アズナブル(サザビー、条件を満たせばナイチンゲール)
どう考えても過剰戦力です。本当にありがとうございました。
更に条件を満たすと“トンデモナイ8人目”が……
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