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ベルナデット・ブリエット

べるなでっとぶりえっと

長谷川裕一による漫画作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』及び『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』のヒロインにして、『機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11』のラスボス(?)。
目次 [非表示]

母さん…地球で生まれた人だったの

地球の面白い話、たくさん話して聞かせてくれたの

いろいろな虫や鳥、滝とか流氷とか、見たこともない不思議なことをいっぱい


いつか私も地球に行ってみたい

自分の足で地球の大地を歩いてみたい……

それが私の……夢なの



嘘を つきましたね? お父様

あなたは 地球の人々はみんな…

残酷で野蛮だから 滅ばさなくてはいけないって…

私に間違いを教えて!


どこにも―――

地球から来た人には…

海賊には あなたの言う様な悪い人はいなかったのに


CV:夏樹リオ


人物像編集

木星から留学生の乗る船に密航して来た少女。

「ジュニアハイの1年」と申告しているので12~3歳と思われる。

中継ステーションでの襲撃騒ぎの後にマザー・バンガードにも隠れて乗り込むが見つかってしまい、艦長であるベラ・ロナの保護下でマザー・バンガードのクルーとなる。

また、この際に同じく木星への留学生からマザー・バンガードに乗り込む事になったトビア・アロナクスから庇われたため、彼と共にクルー見習いとして実質的な相棒関係となる。


実は「ベルナデット・ブリエット」の名前はとっさに名乗った偽名(ブリエットは母親の旧姓)であり、本名はテテニス・ドゥガチ。即ち木星帝国の指導者クラックス・ドゥガチの娘である。

当初はクロスボーン・バンガードと行動を共にしていた故に正体を隠していたが、イオでの戦いで父が発動した自爆装置からクロスボーン・バンガードや木星帝国基地に勤める大勢の人命を助けるべく自ら正体を明かした。イオ基地爆破と言う最高決定を変更するパスワードはドゥガチのごく親しい者しか知っておらず彼女は亡くなった母親からそれを聞いていた模様。

元々木星に取り入ろうとした地球連邦による政略結婚でクラックスに嫁いできた良家出身の母ダナエ・ブリエットから聞いた地球が見たくて、また父の野望が正しいのかを知ろうとして留学生に紛れて地球に行こうとしたが中継ステーションで見つかってしまい失敗、その後は先述の通りである。


その後、ザビーネ・シャルの反乱に伴い潜入して来たカラスによってジュピトリス9へ連れ去られ、地球圏で宇宙海賊討伐の為にモビルアーマーエレゴレラへ搭乗させられるが、トビアの活躍によって救出された。

木星戦役後はクロスボーン・バンガードの残党と共にコロニー間のいざこざや木星残党の討伐を行って来たが、トビアが義母エウロペ・ドゥガチを救出した事で相変わらず貧しい木星の実情と「神の雷」計画を知り、自分が木星の為に何が出来るかを考え、騒乱後に木星へ帰還。父の残した財団の人材・資金を用いて共和国化した木星圏をよりよい場所にするべく、外宇宙開拓事業などに奔走し、その際に娘であるベル・ドゥガチを出産している。

しかし、宇宙細菌「エンジェルコール」の発見と奪取に端を発した事件の解決の為に特殊部隊「蛇の足」を「クロスボーン・バンガード」として再編成させた。


長谷川裕一作品のヒロインにありがちな幼児体型の持ち主。

ブラックロー運送のリーダーであるオンモからは「どこも出っぱってない」と評され、養母のエウロペと久々に一緒に入浴した時も「もっと子供のうちに栄養のあるものを食べさせるべきだったか」と母親としての彼女を悩ませている。

そして特技は、その体型を活かした密航技術。民間船はもちろん、戦艦からモビルスーツまで、彼女に密航できない乗り物は無い、と言われるほど(もし父クラックスがそれを知っていたら彼女をプロのスパイに仕立てたかもしれない・・・)。これは自身の子どもたちにも受け継がれ、以降の世代のお家芸と化した部分が見受けられる。

初登場から十年以上の作中時間が経過している機動戦士クロスボーンガンダムゴーストにおいてすら、出産を経てなお変わらぬ若々しさを保っている一方で、身体的に全く成長が見られなかった。


さらに機動戦士クロスボーン・ガンダムDUSTにも登場。「ゴースト」時のドサクサに紛れて木星のタカ派に抑え込まれ冷凍睡眠状態で軟禁されていた。その直前に(どっかの海賊さんさんによーく似た)息子のニコルを産んでいた事も判明している。

ちなみに、この息子が好きな人を追うために密航をやらかした事を知った際にはダンナといっしょになって大爆笑&大喝采している。(本人は親に怒られるとシリアスに悩んでいたにもかかわらず)


そして機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11では

「うちの奥さん…すっごい…焼きモチ焼きなの!」

「も ちょっとでも不倫…的なものでも疑われようものなら…そ それだけで」

…とダンナを尻に敷くカカア天下ぶりを発揮している模様。

(無印でトビアがシェリンドンの話をした際に不機嫌そうにしていた事、スカルハート単行本口絵が「トゥインクに懐かれるトビアにあからさまに不機嫌になってるベルナデット」だった事、そして鋼鉄の7人におけるエウロペとのやりとり等から、後付け設定ではない元々の性分だったことがうかがえる)

この気性はカーティスのみならず、ユピテル財団にも広く知られていたようで、カーティスが「いぢわる」された際には、財団のメンバー全員が一瞬にして恐慌状態に陥っている。

この「いぢわる」を見たテテニスは笑顔で黒いオーラを放ちだし……カーティス・ロスコ最後の冒険が幕を開けるのであった。

どうしてこうなった

搭乗機編集

エレゴレラ

クロスボーンガンダムX1スカルハート

クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク


関連イラスト編集

歩いてゆく彼方


関連タグ編集

機動戦士クロスボーン・ガンダム クロスボーンガンダム スカルハート 鋼鉄の7人 機動戦士クロスボーンガンダムゴースト


クラックス・ドゥガチ:父

エウロペ・ドゥガチ:義母(父の後妻)

キゾ中将:異母兄


トビア・アロナクス/カーティス・ロスコ:海賊時代の相棒→恋人→(事実上の)内縁の夫

ベルナデット・ドゥガチ:長子(長女)

ニコル・ドゥガチ:次子(長男)


ベラ・ロナ/セシリー・フェアチャイルド:ベラにとってどことなく共通している点があるためか同情している模様。


ミオリネ・レンブラン:同じように父親が横暴な権力者でその支配に嫌気がさして地球に家出しようとした娘。またその最中に主人公と出会ったことも共通している。


ゾルタン・アッカネン:漫画版機動戦士ガンダムNTでは、ゾルタンの本名は、ティート・トゥッチでありテテニスと同じく名家出身でティートの父親のボナヴェントの隠し子である姉のブライアーの出産経験は、キゾ中将と同じであったが一年戦争開戦前の宇宙世紀0075年にラソイオ(本名ゾルタン・アッカネン)が引き起こした屋敷の事件の時にボナヴェントが話した事実とは、異なる事を吹き込まれた事と家族を失った事で闇落ちしてしまった。

ある意味ドゥガチの言葉を信じてしまったテテニスのIFともいえる。


マルタ・ルアルディ:敵勢力から家出してきた上に実はその敵勢力のボスの娘であると共通点がある。


ガンダム ベルナデット

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