――さあ
それじゃあ冒険の話を始めよう
そう――
―――これはおれの最後の冒険にまつわる物語だ
概要
機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11とは、長谷川裕一原作の機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズの6作目。富野由悠季の関わらない長谷川氏のオリジナル作品としては5作目にあたる。
ガンダムエース2021年8月号より連載開始。単行本全2巻。
前作の後日談ではなくその後半、つまり『DUST計画』決行の裏で繰り広げられた、カーティス・ロスコの"最後の冒険"にまつわる物語を描く作品となっている。
衝撃のシリーズ再開
彼には、やり残したことがあったーー。
2020年末に『機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』連載終了をもってシリーズが一旦完結し、誰しもがそのシリーズ展開終了を信じて疑わなかった。
だが2021年5月24日、シリーズ公式ツイッターにてカーティス・ロスコの活躍場面があしらわれたティザービジュアルが突如公開され、ファンの度肝を抜く。
そして2021年5月発売のガンダムエース7月号で本作の連載開始が正式に発表された。
カーティスが「初めて」単独の主人公を務める新シリーズである上、シリーズ完結のアナウンス後の新作発表と言うこともあってファンの多くは歓喜と困惑の声を上げることになるのだが、先述の通り本作は『DUST』を補完する作品である為『DUST』をもってシリーズは一旦完結する事に変わりは無い。
カーティスも既に壮年の年齢を迎えているため、仮に新作が出たとして、それはこれからの登場人物が紡ぐ物語となることを単行本で示唆していたのだが、その後も氏は予想外の方向からこの世界を描いている。
ストーリー
地球圏で交わした約束を果たすため、木星共和国へと戻ってきていたカーティス・ロスコ。
「DUST計画」に乗じて動き出すであろうタカ派"オリンポスの下僕"の頭を掴み動きを封じるべく、彼は危険な作戦に身を投じる。
そこで出逢った一人の少女。彼女とカーティスを結びつける過去とは……?
主な登場人物
木星ハト派「ユピテル財団」
木星共和国の特殊部隊「蛇の足」に所属する盲目のエージェント。齢五十を過ぎて色々無理はできなくなっているが、歴戦の技術と、ある出来事を境に再び燃え上がった熱い心は健在である。
木星タカ派「オリンポスの下僕」
- "薄紅姫(ペイル・ルージュ)"イオ
タカ派の中枢を捉えようとした者のもとに薄紅色のMSと共に現れ、「仕事」を終えると姿を消す暗殺者。カーティスとは浅からぬ因縁があるようだが……。
登場メカニック
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
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