概要
紅茶色の髪に水色の瞳を持つ少女。
コスモ・バビロニア崩壊後、貴族主義を掲げる勢力から担ぎ出されたロナ家の人間である。
家族構成は父「ハウゼリー」、母「テス」、兄「ディナハン」の四人構成であった。(父は暗殺され、母はそのショックで心神妄失状態になってしまい他界)
また家族には祖父「マイッツァー」、身内に叔母「ナディア」がいる。
ナディアの子のベラとは従姉妹で彼女からは愛称の「シェリー」で呼ばれていた。
帆船を彷彿させる大型艦【エオス・ニュクス】を所有している。
どのような少女なのか?
『ニュータイプは新たなる世界の希望となる』という考えの下に【ニュータイプ】や【ニュータイプへ覚醒する素質のある者】をハンティングして【コスモ・クルツ教団】に入団させている。
自身も高いニュータイプ能力を持っていて、教団の教祖を務めているが、一方で『旧世代(オールドタイプ)は、切り捨てる』という過激な発言をしている。
UC.133の現在、クロスボーンバンガードが敵対している「木星帝国」と話し合いをするための場を設けたり、ハリソン・マディンを始め、彼が所属している連邦軍艦隊を動かせるという 高度な権力を持っている。
ニュータイプ至上主義者、シェリンドン・ロナ
強引ではあるが、トビアを自身の組織に加えようとする。 マザー・バンガードへ向おうとする彼を止めるのだが、彼の【ニュータイプと普通の人間の違い】を見せつけら【人間であることに希望を捨てない】強い意志と決意を受け止めると、彼に新たなる鎧を預ける。
少女、シェリンドン・ロナ
トビアに対し、一人の少年として好意に近いものを抱いていたらしく、木星帝国との決戦へ向かう彼に
『決戦が終わったら、貴方のニュータイプの能力を開花させたいから 私の所へ来てくださいね』とメッセージを送る。 が・・・彼の返事は『その前に、やらないといけないことがあるんだ』 と断わられてしまったという・・・
この際の「貴女は、一日に12kmの山道を歩くことができますか?」から始まる返答はトビアのニュータイプ観(長谷川作品のニュータイプ観)を表す、クロスボーンガンダム屈指の名台詞として知られる。
実は
冨野由悠季作 小説版「機動戦士ガンダムF91」にも名前は載っていた。 また、彼女が教祖を務める【コスモ・クルツ教団】も載っていたが 細かくは描写されていなかった。
名称も資料によって【コスモ・クルス教団】と【コスモ・クルツ教団】の二種類の呼び方が記載されている。
また、近年公開されたクロスボーン版トミノメモでは、宇宙海賊クロスボーンバンガードの結成にはコスモ・クルツ教団の思想が背景として存在していると記述されていた。
さらにシェリンドンはドレルと恋仲にあったりと、初期設定では今以上に重要なポジションのキャラであった事が推測できる。