「しょせん世の中ハッタリじゃよ! ハッタリ!」
「おれは生きのびることができるぞ!」
CV:田中和実(Gジェネレーションシリーズ)、宮澤正(第2次スーパーロボット大戦α)
人物像
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズの登場人物。
短編『バカがボオルでやってくる!』、『宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~』の主人公でもある。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードに所属するパイロット兼メカニック。
推定年齢、宇宙世紀136年で70歳代の自称ニュータイプ(スパロボやGジェネでは実際にニュータイプ能力が与えられている)。
作中ではゾンド・ゲー、バタラ、フリントを主な乗機としているが、緊急時にはクロスボーンガンダムX1に搭乗したこともある。
「誤報のデパート」の異名を持つホラ吹きで、しかも相当な女好きのお調子者。
しかし、その一方で世情に長けた思慮深い面もあり、トビア・アロナクスやキンケドゥ・ナウなど、思い悩む若者にとってはよき相談相手になる。
後述の経歴や体験から、世の中ハッタリが大事という考えを持ち、クロスボーンガンダムの頭部にドクロを入れるよう進言し、採用されている(ドクロについては自分達が海賊である事に加え、過去に自身が撃墜したリック・ドムがドクロのマーキングをしていた事に起因している)。
若い頃は地球連邦軍に所属しており、一年戦争のソロモン攻防戦でガンダムフェイスに偽装したボール(仮称Bガンダム、長谷川裕一は万が一「Bガンダム」が公式に出てきたら改名する、と言っている)でリック・ドムを6機撃墜する活躍を見せた……が、アムロ・レイの活躍により彼の活躍は忘れ去られた。
ちなみに当時所属していた部隊の女上司に惚れていたものの、彼女には既に婚約者がいたのであえなくフラれてしまった。そしてその女上司の孫娘がクロスボーン・バンガードにおける同僚・ヨナである。
グリプス戦役時にはティターンズに身を寄せていたが、実際にティターンズに入隊した訳ではなく、制服や機体を黒く染めて紛れ込んでいただけだった。当然スペースノイドを弾圧するような真似はせず、むしろ民間人を保護するなど真っ当に働いていた。同時期にシシリア・マディンという女性に惚れたものの、彼女も既に既婚者であり、後の同僚の祖母であると思われる。また、カラバ時代のアムロ・レイとも邂逅を交わした描写があるが、このアムロは影武者であると言われている。
第一次ネオジオン戦争~コスモ・バビロニア戦争の時期における足取りは不明だが、その後傭兵として海賊軍に参加し、要所の戦闘に参加している。
木星帝国との最終決戦では、トビアとキンケドゥの突撃を成功させるため自ら盾になって敵部隊に立ちはだかったが、無事に生還している。
木星戦役後は木星帝国残党がアムロ・レイの戦闘データをコピーしたバイオ脳を搭載したアマクサに機体を中破させられ、パイロット生命を絶たれた為にその後はメカニックに専念。
鋼鉄の7人作戦ではクロスボーンガンダムX1フルクロス他、7体のモビルスーツの最終調整を行った。
その後はクロスボーン・バンガード自体が海賊としての活動を停止した為、表の姿であるブラックロー運送の従業員として暮らしたと思われる。
機動戦士クロスボーン・ガンダムゴーストの最終決戦では、ウモンとおぼしき高齢の老人がベルからのサイキック通信を受けてエンジェルコールを焼き尽くすためにコロニーのミラー操作指示をする姿が描かれている。その際、周囲の人間からは本当にニュータイプなのか疑われていたが、一応作戦は成功している。