『生存か、絶滅か・・・』
概要
プラットフォームをPS2へ移したαシリーズ第3弾。
本作では戦闘アニメーションが一新されており、(「α」、「α外伝」およびその戦闘デモの流用作である「IMPACT」の戦闘シーンと比較して)よりダイナミックな物へと進化。近年のスパロボではおなじみの動作となった戦闘デモにおける被弾・回避時のアニメーションが標準化し、いわゆる「トドメ演出」が登場したのも、今作からである。
外宇宙勢力との戦いが主であった「α」と異なり、本作では主に地球圏内での戦乱が描かれる。ただし「外伝」と違い宇宙MAPも多い。
漫画原作で未だ映像化されていない『機動戦士クロスボーン・ガンダム』と、版権問題で参戦が危ぶまれていた『勇者王ガオガイガー』が参戦した初のスパロボであり、大きな話題になった。
ストーリー
イージス計画の成功(α外伝の最終盤)により、地球圏は平穏を取り戻す。だがそれも長くは続かなかった。
かつてロンド・ベルの一員として戦ったクワトロ・バジーナ大尉が、シャア・アズナブルとしてネオ・ジオンを発足し地球連邦政府に宣戦を布告。
この他にもバーム星人との交渉決裂、ゾンダーや邪魔大王国といった新たな敵の出現に、海底遺跡オルファンを守る組織・リクレイマーの台頭。
地球圏に再び戦乱が巻き起ころうとしていた。
―― 後にこの戦いは、「封印戦争」と呼ばれた。
システム
直前のGBA版スパロボOGのシステムが採用されており、PP(パイロットポイント)を消費してのパイロット養成システムや、精神コマンドの消費SPをキャラクター別に設定し個性化を図っている他、同作で登場した特殊技能が多く登場している。
また、いろんな意味でαシリーズを代表するシステムとなっている「小隊システム」の採用も本作から。最大四体のユニットを一つの小隊として編成し、複数の小隊を出撃させる方式を執る。
これによっていわゆる「2軍落ち」するキャラ(最大出撃可能数の関係上、主役ロボが該当してしまうこともこれまではざらにあった)やロボを小隊員に配置させて活用できるようになったが、編成が面倒という意見も当然ある。
オリジナル主人公についてはαと違い「リアル系 男/女」「スーパー系 男/女」の4パターンとなり、名前以外は弄れなくなった。個別ストーリーが殆ど存在しないに等しかった「α」と比較して、主人公のパーソナル部分に焦点を当てた個別ストーリーMAPが複数存在はするが、話数が57話しかない事もありメインパートでは主人公達はあまり活躍しない。ただしその分ストーリーのテンポはよく、個別ストーリーも主人公達の成長を窺えるものと評されている。
ちなみに本作ではルート分岐による自軍分割が全く存在しない。
また、熟練度システムは純粋にMAPの難易度にのみ影響する。難易度が低いと敵が弱く資金が増えるため純粋に楽になり、難易度が高いと敵が強く資金が減る代わりにPPを入手しやすくなる。
参戦作品
一覧
★はシリーズ初参戦作品。
真ゲッターロボ(原作漫画版)
解説
ガイキング・ダイモス・ゴーショーグンの3作はαシリーズ初参戦。そのなかでガイキングは王道シリーズ初参戦となる。
ガンダムF91はα外伝で一時離脱していたが復帰しており、まれにある「数体のメカだけ登場」には収まらない展開を見せてくれる。
クロスボーン・ガンダムのCVとBGMは『SDガンダム Gジェネレーション』にて設定されたものが概ね踏襲されている。
参戦作品には表記されていないが、『真ゲッターロボ 世界最後の日』からブラックゲッターが登場。登場作品は『ゲッターロボ』扱いで、ロボット図鑑には特別出演との記載がある。
バンプレストオリジナル
主人公
ストーリーが異なる4人が主人公。
アラド・バランガ/ ザクⅡ→ヒュッケバインMk-Ⅲ→ビルトビルガー
その他
一部キャラは特定の主人公を選択したときにのみ登場する。
ゼオラ・シュバイツァー/ バーザム→ランドグリーズ→ビルトファルケン
バラルの園(クストース)
カナフ(鳥型)
ケレン(魚型)
ザナヴ(獣型)
関連タグ
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 第3次スーパーロボット大戦α