概要
劇中に於ける敵対勢力、又は『ゾンダーメタル』に寄生された知的生命体を指す言葉。最初にそのワードを発したのは『護』。
一部の視聴者や投稿は大体文字を書き間違えるが、『機械』ではなく『機界』である。
前線司令官『パスダー』を筆頭とする『ゾンダリアン』の策謀によって特定のストレスを抱えた生物を標的に『メタル』を植え付け、巨大ロボ化させて使役する。
彼らもまた『ゾンダー化』した知的生命体だが、所謂『ゾンダーロボ』とは微妙に性質が異なる。5人は先遣隊であり、彼らの上位種として『機界31原種』が存在する。
『メタル』が寄生した直後は、『ゾンダー人間』と呼称される人の姿を残した状態であるが、周囲の金属や無機物を取り込み成長するが、生物など有機物とは出来ない。『Gストーン』や『Jジュエル』等の反物質を装備していない無機物は、同化対象な為、通常兵器や並のロボット等では殴りあいすら出来ず肉体の一部と化すのがオチ。『GGG』側の機動兵器や『ハイパーツール』ですら逆に吸収され勇者達を窮地に陥れる事例も散見されるも、同化は触れた瞬間自動で始まるわけでは無く、能動的に実行する為に若干のタイムラグを有する。不意打ちで体当たりを食らわせ、吸収される前提で対象内に爆発物を仕込む等の対処を行ったケースもある。
全て硬度な『バリアシステム』を備え、通常の戦車砲やビーム兵器ではバリアに阻まれダメージを与えることすら出来ないが、此も本質的には『空間湾曲技術』の応用に過ぎず、空気中に一瞬固い壁を作り出し防ぐ違いでしかない。『ガオガイガー』の『ブロウクンマグナム』ですら最初期の段階では、バリア突破に10秒を要した。『GGG』ではバリアを中和する『ギャレオン』の咆哮のデータを基に『GGG諜報』部所属の勇者ロボ『ボルフォッグ』に『メルティングサイレン』を備え対抗(理論的に『ゾンダー』や『ゾンダリアン』、『原種』すらも出力に差があるだけで同じシステム故に無効化可能)。
だが、バリアを突破して本体にダメージを与えても核さえ無事なら10秒以内に自己修復される。再生には相応のエネルギーを要し、甚大な損傷を負った場合は修復する余裕が無く放置される。核だけ残しロボット部分が完全に粉砕されても、ストレスの充填に加えて材料として再度無機物を取り込む必要が有るも、素体の生命力を削るリスクが存在し、何度も再構成すれば核にされた素体が体力をすり減らせ、最悪の場合『Gパワー』を浴びて対消滅か、寿命が縮み生命が尽きるかのいずれかである。
完全体は『ゾンダー胞子』を内部に生成され大量に体外から放出。一つ一つが『メタル』と同じ性質を持つ上、素体の遺伝情報から本来は素体に不向きな子供を含む生物や無機物を瞬時に『ゾンダー化』させる。『ゾンダー』が一体でも完全体になれれば、数千の『ゾンダー胞子』→数千の『ゾンダー』→数千×数千の『ゾンダー胞子』→数千×数千の『ゾンダー』と鼠算式に増え、その時点で『機界昇華』は成功したも同然と云える。惑星ごと『浄解』するのは事実上不可能で、中枢を寸前で止めたとしても、『昇華』されきった後の惑星、『ゾンダー』や『ゾンダリアン』の端末は機能を全停止しただけで、完全に元通りとは行かない。
『Zマスター』戦で地球が『機界昇華』され掛けた時、偶然『Gストーン』を所持するハーフサイボーグである『ルネ』も、フランスで巻き込まれ、サイボーグ部分は『Gストーン』で無事だが、生身の部分が『ゾンダー化』する(思考に関してはGストーンが守った)という『生機融合』のせめぎ合いによる周囲の凄惨な状況と葛藤の記憶を暫くの間抱え込む事になる。
反物質を持たない惑星が対抗する事はまず皆無。ストレスの少ない子ども等は、『ゾンダー核』の状態まで持ち込めれば、自力で『メタル』を除去できる場合も有るが、通常『ゾンダー化』した人間を救うには核を摘出して強力な『浄解』で元に戻すしか手立てが無く、それが可能なのは『Zマスター』の抗体として生まれた『護』とその力を付加された『幾巳』しかいない(後に『エヴォリュダー』となった『凱』も一応該当する)。
そもそもストレスを解消させる為の『Zマスターシステム』が異常をきたし変貌した端末物質だが、除去するには、本来ならば生物が持っている『浄解』能力で充分な筈であったが、成長するに連れて減少する傾向にあり、情報過多や様々な要因で曲解的に暴走。結果的に『三重連太陽系』は属する宇宙の終焉を待たず滅びを迎える。