「獅子の絆はGストーン」
概要
三重連太陽系・緑の星にて、同星の指導者カインの実子・ラティオの浄界能力を基にGクリスタルを原石として開発された神秘の結晶体。Gの文字が浮かぶ。
本編開始の二年前にギャレオンによって地球にもたらされた。
これそのものが超高度な情報集積回路と情報処理システムを持つ無限情報サーキットであり、生命の生きようとする意志、特に勇気に呼応し、Gパワーと呼称するエネルギーを無尽蔵に引き出す。このGパワーはGSライドを持つ勇者ロボ達の動力であり、ゾンダーメタルが放出する素粒子Z0を対消滅させる性質を持つ。故にGストーンを装備した機械はゾンダーの浸食を受けない。
性質上、勇気を一度失えば出力が大幅に減衰するデメリットがある。また、ラティオの能力を基にした事で僅かばかりか浄界機能も有する。
非公式の情報であるが、出力こそ減少するものの、適切な手順で行えば微細に分割しても能力が損なわれ無いとのこと。そのため万一破損しても回収さえできれば再利用することが可能で、分散することでダメージコントロールにも役立つ。
関連技術
GSライド
ギャレオンのGストーン動力炉を基に独自にアレンジしたGパワー抽出装置。この機関を組み込んだ「Gドライブ」が主にガオーマシンや勇者ロボ軍団に搭載されている。
フェイクGSライド
国際犯罪組織「バイオネット」により製造された、Gストーンを用いないGSライドの模造品。元素生成システムを持つ物質瞬間創世艦フツヌシを用いて製造された。
Gリキッド
GSライドより生成されたGパワーを勇者ロボの全身に循環させる液体。いわば勇者ロボの血液。
ガオガイガーから放たれたブロウクンマグナムがゾンダーの浸食を受けないのはこのGリキッドが通っているからである。
ウルテクエンジン
GSライドより抽出されたエネルギーを利用した反重力装置。劇中当初は実験的に運用されたが、小型化に成功したため勇者ロボにも搭載されることとなった。これにより、勇者ロボ達は原種とも渡り合えるようになった。
弾丸X
Gストーンのパワーを限界以上まで引き出せる巨大マシン。
内部のGSブースターによってGストーン内部に封印された高エネルギー集合体を爆発的に解放させ、限界以上のパワーを引き出す代物。勇者ロボの性能を限界まで引き上げるが、引き換えとしてGストーンの機能が一時的に失われる、諸刃の剣的システム。
Gストーン搭載機
ギャレオン、Gジェネシックマシン
現状、Gストーンが搭載された機体で最も古い存在。ギャレオンとジェネシックマシンにはGSライドの元となった「Gストーン動力炉」が搭載されている。
獅子王凱(サイボーグ・ガイ)
我らが勇者にしてGストーンサイボーグ
かつて彼が宇宙でEI-01と接触事故を起こし、瀕死の重傷を負った際にサイボーグ体への改造と共に搭載された。彼の左腕にあるライオン型手甲「ガオーブレス」に存在し、生体機能の調整を行っている。
ガオーマシン、勇者ロボ軍団
全ての機体が「GSライド」から生成されたGパワーを動力としており、Gリキッドによって全身に供給されている。
オービットベース
基地内の各所の動力としてGストーンが用いられている。
ディビジョンフリート
GGGが保有する艦艇。全ての機体がGストーン制御型のウルテクエンジンを搭載している。
ルネ・カーディフ・獅子王
フランスの対特殊犯罪組織機関・シャッセール所属のGストーンサイボーグ。
自らをサイボーグへと改造したバイオネットから救出された後、実父である獅子王雷牙の手によりGストーンサイボーグとして生まれ変わった。
『FINAL』終盤ではソルダートJのJジュエルとの共鳴現象によってハイパーモードへ移行し、ジェイアークを再起動させた。
ヴァルナー
Gパークシーで飼育されているシャチ。
ゾンダー化の末、命を落としかけるが、麗雄博士の手によりGストーンサイボーグとして生まれ変わった。
ソール11遊星主
赤の星で造られた三重連太陽系再生プログラム。
同じく赤の星で造られた発展型であるラウドGストーンを動力としている。
派生品
Jジュエル
緑の星から技術供与されたGストーンを基に、赤の星で開発された深紅の結晶体。Jの文字が浮かぶ。Gストーンを上回る基礎出力を持つが、浄界機能は無い。
ソルダートJ等、赤の星出身の兵器が装備している。
ラウドGストーン
赤の星で開発されたGストーンの発展型。ソール11遊星主の動力で、浮かび上がるGの文字が反転している。
Jジュエルを上回る基礎出力を持つが、勇気による出力向上の機能が排除されている。また、ジェネシックオーラによって無力化されてしまう弱点を抱えている。