CV：檜山修之
概要
本作の主人公。GGG機動部隊隊長。ガイガー及びガオガイガーのパイロット。獅子座のA型。20歳。世界十大頭脳の一人獅子王麗雄と有人木星探査船「ジュピロスⅤ」乗組員獅子王絆のひとり息子。
父と同じく十大頭脳の獅子王雷牙は伯父で、彼の息子の阿嘉松滋は従兄弟、娘ルネは従妹である。オペレーターの卯都木命とは恋人関係。
非常に健やかな性格の好青年であり、どんな状況でも決して諦めることのない不屈の勇気と正義感の持ち主。時には自らの身を顧みずに危機に向かっていくこともある。
元宇宙飛行士だけあって咄嗟の状況判断や豊富な知識に秀でており、彼のアイデアが戦いの決定打となることも多く、彼の柔軟な発想はGGGに幾度となく勝利をもたらしてきた。
正に勇者と呼ぶにふさわしい精神の持ち主だが、一方で護におじさんと呼ばれて律儀に反論したり、命の目の前で女性を口説いたりとフランクな一面もある。
高校3年生にして史上最年少の宇宙飛行士としてスペースシャトル「スピリット号」のパイロットとなったが、その初フライトの最中、地球へ襲来した<EI-01>パスダーと接触事故を引き起こしてしまう。瀕死の重傷を負いながらもパスダーを追って地球へ来訪した宇宙メカライオン「ギャレオン」に救われ、地球に帰還。しかし、身体の損傷が激しく、麗雄の施術で身体の90%以上(頭部以外すべて)をサイボーグ化。左手に無限情報サーキットGストーンを搭載し、Gストーンサイボーグとなった。その後は、覚醒までの1年をベイタワー基地のエリアⅢ弾丸XのXルームで費やす(number.0 サイボーグ誕生参照)。
サイボーグとなってからは、生身の身体を上回る能力を得たが、未知のテクノロジーが搭載されている非常に不安定な身体故に、初期はガオガイガーの性能の不安定さも重なり戦闘終了後に倒れたり、時には生死の境目をさまようことも多かった。
ゾンダリアンのピッツァとはイゾルデでの一件からライバル関係となり、彼がソルダートJとなった後もその関係は続いている。
好物は牛丼で、紅ショウガをたっぷり乗せて食べるのが好みで、基地内外でよく注文している。
唯一苦手とする食べ物はコンニャク。幼少期に喉に詰まらせ、死に掛けた事がトラウマ。またエヴォリュダーになった後は、コーヒーの苦さを感じ取り、生身の身体を得たことで腹を下すようにもなった。
機械新種との最終決戦にて奇跡の浄界を経て、身体とサイボーグ体が融合し、超進化人類『エヴォリュダー』となった。
ソール11遊星主との決戦後、三重連太陽系からの脱出を試み、ガジェットツール『ギャレオリアロード』を起動させ木星の次元ゲートより帰還。先に脱出させていた護らと10年振りの再会を果たすも、ベターマン・ラミアからは「元凶なりし者」と呼ばれ、共闘しながらも敵視される。
サイボーグ・ガイ
前述の経緯からGストーンサイボーグとなった凱
サイボーグ化したことにより、時速60ｋｍの走行速度と岩をも砕くパワー等、生身の人間をはるかに上回る身体能力を手に入れた。
しかし、首から下は完全に機械化しているので当然消化器官はなく、食事も味を楽しむだけのものでしかない。食べても内部機関で焼却される。
右胸内部の空きスペースには命の写真入りロケットが収められている。
有事の際はアルティメット・アーマーを身にまとい戦闘形態となる。「イークイップ！」の掛け声と共に頭部装甲のホーンクラウンと左目用多機能モニターのサイバースコープが展開され、身体能力も30％向上し、より戦闘に特化した形態となる。更に、髪の毛状に束ねられた電池状ユニットの「エネルギーアキュメーター」を左右同時に引っ張ることで身体が金色に輝き、身体能力が15％向上するハイパーモードとなる。ゾンダリアンとも互角以上に渡り合える能力を得るが身体への負荷が大きい為、3分経つと強制終了する。
戦闘時は左腕のガオーブレスからウィルナイフを取り出して戦う。
Gストーンを共鳴させることによりギャレオンとフュージョンする事ができる。
改造当初は、あくまで生命を維持する最低限の機械化であり、戦闘行動は想定していなかった。
四肢は阿嘉松滋の妻ドクトル・アーことアンジェリカ・アネモネ・阿嘉松から提供されたものである。
デートの際はアーマーを取り外し、サイボーグ体を隠すために長袖の服を着るが、何故か本郷猛の服装そっくりである。(絵コンテでは変身ポーズまで決めている。)
エヴォリューダーガイ
機械新種ゾヌーダとの最終決戦の際、奇跡の浄界によって生身とサイボーグ体が融合し、機械と生物の中間の存在『エヴォリューダー』となった姿。左手にはＧストーン同様のＧの文字が浮かぶ。
細胞一つ一つにGストーンが宿っており、エネルギーを抽出することにより、サイボーグに匹敵する身体能力を発揮でき、神経系を機械に接続できる能力を身に着けている。生身で宇宙空間に出られるようにもなった。一応生身なのでサイボーグ体の不便さも解消されている。
凱はこの身体を「神様からのご褒美」と捉える一方で、人間とは全く別の、本質的にゾンダリアンと似た存在に成り果ててしまった自身の存在について深い悩みを抱えることになる。
「イークイップ！」の掛け声と共にIDアーマーを装着し、サイボーグ・ガイによく似た戦闘形態となる。
装備
ガオーブレス
左腕に存在する獅子型の籠手。ウィルナイフが収納されている。凱のGストーンはここに存在する。
プロジェクションビームを放つことでGストーン特有の信号を発生させ、ギャレオンを呼び寄せることができる。凱がエヴォリューダーとなった後は、地球からギャレオンが居なくなったのと、自力でギャレオンと交信できるようになったため、IDアーマーには存在しない。
ウィルナイフ
ガオーブレスに収納されているナイフ。凱の勇気によってその硬度や切れ味が増す。
ジェネシックガオガイガーの同名の武器を元に開発された。
エヴォリューダー時代の物は鍔が追加され十字状になっている
余談
中の人である檜山修之氏は、これまでの勇者シリーズにも勇者特急マイトガインの主役である旋風寺舞人役で出演していたが、本作での熱演がファンの間で大ウケしため勇者王という愛称で呼ばれるようになった。
米たに監督による初期稿で明言されているモチーフはマグマ大使とケンシロウであり、当初は非常に手塚チックなイラストで描かれていた。
その後様々な案がなされ大河原邦夫氏によるイラストの中には顔の生身の部分が無い完全なサイボーグのパターンも描かれたりと様々な案があった。
その後ゴーグル部分以外は現在の物とほぼ同じデザインが出来上がり、ギャレオンの初期名称であったガッティーが凱の名前になったりと紆余曲折を経て現在の獅子王凱となった。
関連タグ
勇者王ガオガイガー 勇者王ガオガイガーFINAL 覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ GGG ガオガイガー ガイガー
卯都木命：恋人
