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勇者王ガオガイガー

ゆうしゃおうがおがいがー

『勇者王ガオガイガー』は、1997年にテレビ朝日系で放送されたサンライズ製作メディアミックス作品。
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「鉄の勇者の鼓動が響く!」

概要

 勇者シリーズ第8弾。TV朝日系で午後5:00~5:30まで続いたサンライズ作品枠。全49話(+α)。アニメ本編のみならず、ゲーム、コミカライズ、CDドラマ、小説外伝によって時系列で起こった出来事を用いて多角的に説明補足されている。略称は「ガガガ」。

 当初勇者シリーズは前作『勇者指令ダグオン』で終了する予定だったが、そこにサンライズ側から企画が持ち込まれ、もう1作放送してみようということで企画制作される。これに加え、本作のプロデューサーに抜擢された高橋良輔氏が、「プロデュースなんてしたことないから、やれというなら自分の好きなようにやらせてほしい」と要求。今まで以上に制作現場サイドの意見が尊重される環境になっていた(当初シリーズ構成として仕事を依頼されていた高橋氏が、「作品の方向性を決めるのは脚本家の仕事ではないのでは」と意見した結果、上記の役職を与えられるに至っている)。

 これを受けた米たにヨシトモ監督が、従来のシリーズに対して抱いていた疑問点を、自分なりの解釈をするべく、大胆なアレンジを決行。過去の作品とは大きく毛色の異なる、重厚なSF設定の盛り込まれた異色作となった。それ故に一部ファンからは賛否を含んだ反発も強く、他の勇者シリーズとは別物と見なすべきという声もある。

 しかし、90年代スーパーロボットアニメとしてはリアルやネットを問わず知名度が高く、当初からガレージキットや模型雑誌からのフルスクラッチをはじめとした立体化にも恵まれており、繋がりと補足も含んだ外伝、ゲーム、続編が作られて多くの人に愛されていることは事実である。これを切っ掛けに他の勇者シリーズの再評価ができたのもまた真実と云える。

 ひとつの特徴として、『勇気』のフレーズがとやかく強調され、物語は複雑な技術的補足が加えられているのだが、最後に物を言う切り札は、あくまでも人間の良心と根性という塩梅になっている。この点が「根性論で悪を倒す」という、間違った昭和ロボット観の温床、エヴァの二番煎じと揶揄された時期もあったが、実際は元祖スーパーロボットであるマジンガーZに似た雰囲気を、試行錯誤で難題に挑む物語でもあったりする。ある意味で正しい形での、王道復古であったと言えよう。

 それでも『子供の為のアニメ』だからと侵略者の犠牲となった被害者を無視して救済させない既存作品も多く有り、散り様を様式美にせず可能な範囲で(TVシリーズ外は)助ける事も極力視野に入れている。


 メイン基礎となったのは古典ものの王道である竹取物語。子供のいない夫婦が赤子を託され、成長した子供が宇宙へ帰るフレーズは当初から決められていた。隠し基礎は聖書(隠している気はまったく無いがな…)。緑の星と赤の星の指導者、ゾンダーメタルプラント、ジェイアーク、ラティオ、アルマ、そしてサブタイトルなどに隠す気がまったく無いほど表現されている(二度言いました)。また、シリーズ第1作と比較してロボ(今作の場合は凱)と少年(護)の立ち位置が逆転しているのも今までの勇者とは一線を画す設定である。

 新世紀エヴァンゲリオンのヒットから以降登場するロボットアニメが二番煎じ的な様相からの危機感により、「何事も諦めてはいけない」と破滅的展開からの脱却と希望を全面に出し、アンチ作品群の狼煙を上げている。

 アニメ放送については、関東キー局の裏番組でローカルセールス枠の『きこちゃんすまいる』→『がんばれ!ゴエモン』が放送され、特に後者は初代勇者シリーズ監督だった谷田部勝義が監督だった為、勇者シリーズ監督同士の対決となり、「歴史は繰り返す」ではないが、ガンダムまんがはじめて物語に敗れた様に、最強の勇者王だった『勇者王ガオガイガー』も『きこちゃん』と『ゴエモン』には敵わなかった。これは視聴率での話で、この2作は後々まで話題になることはなく、特に後者は話的にワンパターンな流れである上に打ち切りに近い終わり方となり、評価が高いとは言えなかった。

 様々な結果が出ていたが多くの人達の心を揺さぶり、なおかつ様々なロボットアニメに新たな息吹と原点回帰を入れた、記憶に残る平成ロボットSFアニメのターニングポイントと言える作品である。

あらすじ

 1997年の冬の日、天海夫妻の目の前に宇宙メカライオン ギャレオンが飛来し、一人の赤子を託すと、忽然と姿を消す。夫妻は戸惑いながらも、その赤子を我が子のように育てる事を決意する。

 6年後、宇宙飛行士「獅子王凱」が乗るスペースシャトル 『スピリッツ号』が、宇宙空間で飛来してきた謎の機械生命体と衝突。駆け付けたギャレオンに助け出され、そのまま地球へ不時着する形で帰還する。瀕死の重傷を負った凱の手に握り締めていた緑色の宝石が彼の命を繋ぎ止めていた。その技術により、凱はサイボーグとして復活を遂げる。

 事件から2年後 2005年、機界生命体が活動を再開。

 これを受け、GGG機動部隊隊長に就任していた凱は重機動スーパーメカノイド『ガオガイガー』を駆り、これを迎え撃つ。初陣という事もあり苦戦するも、ファイナルフュージョンを成功させ撃破。そのまま核を握り潰そうとした時、羽を持った緑の髪の少年が現れる。

 凱と護 2人の邂逅は、人類にとって長きに渡る危急存亡へと誘う序章に過ぎなかった…

登場人物

※CDドラマ含む
天海護(CV:伊藤舞子)
獅子王凱(CV:檜山修之)
卯都木命(CV:半場友恵)

獅子王麗雄(CV:緒方賢一)
大河幸太郎(CV:石井康嗣)
火麻激(CV:江川央生)
猿頭寺耕助(CV:柏倉つとむ)
スワン・ホワイト(CV:ならはしみき)
牛山一男(CV:石川ひろあき)

パスダー(CV:緒方賢一)
ピッツァ(CV:真殿光昭)
ポロネズ(CV:塩屋浩三)
プリマーダ(CV:紗ゆり)
ペンチノン(CV:柏倉つとむ)

パリアッチョ(CV:吉田小南美)
腕原種(CV:茶風林)
腸原種
瞳原種
爪原種
肝臓原種
耳原種
肋骨原種
Zマスター(CV:吉田小南美、緒方賢一、石井康嗣)


野崎通(CV:竹村拓)
犬吠埼実(CV:曽我部和恭)
平田昭子(CV:井上美紀)
獅子王雷牙(CV:緒方賢一)
スタリオン・ホワイト(CV:岩田光央)

氷竜(CV:山田真一)
炎竜(CV:山田真一)
ボルフォッグ(CV:小西克幸)
ゴルディーマーグ(CV:江川央生)
マイク・サウンダース13世(CV:岩田光央)
風龍(CV:山田真一)
雷龍(CV:山田真一)

天海勇(CV:塩屋浩三)
天海愛(CV:紗ゆり)
初野華(CV:吉田小南美)
牛山次男(CV:石川ひろあき)
牛山三男(CV:石川ひろあき)
牛山末男(CV:石川ひろあき)
狐森レイコ(CV:ならはしみき)
数納鷹泰(CV:柏倉つとむ)
担任の先生(CV:山田美穂)

初野あやめ(CV:ならはしみき)
お婆ちゃん(CV:鈴木れい子)

磯貝桜(CV:吉田小南美)

戒道幾巳(CV:紗ゆり)

小宝山金蔵
ボンバー死神
山野口
船長(CV:梁田清之)
御手盛金之輔
山葉いすず
デイブ
ナニワの巨漢(CV:一条和矢)
お天気お姉さん(CV:吉田小南美)
プロデューサー(CV:稲葉実)

ユピテル(CV:石川ひろあき)

プロフェッサー・モズマ(CV:市川治)

高之橋両輔(CV:小林清志)

カー助(CV:吉田小南美)
猿頭寺耕市
久我モモコ(CV:鶴ひろみ)

獅子王絆(CV:吉田小南美)
クスクス/ムカムカ/メソメソ
ナレーション(CV:小林清志)

サブタイトル

※CDドラマ、ゲーム、コミカライズ含む

Number副題脚本
00サイボーグ誕生米たにヨシトモ
01勇者王誕生五武冬史
02緑の髪の少年五武冬史
03聖なる左腕五武冬史
04逃亡者ゾンダー平野靖士
05青と赤山口宏
06その名は超竜神竹田裕一郎
07黒の300を追え!五武冬史
08太陽が消える日平野靖士
09素粒子Z0山口宏
10光届かぬ世界五武冬史
11イゾルデの門竹田裕一郎
12明日米たにヨシトモ
13カインの遺産竹田裕一郎
14霧が呼ぶ渓谷山口宏
14.5海のヴァルナー北嶋博明
15狙われたGGG北嶋博明
16正午の悪魔山口宏
17空間を制する者五武冬史
18約束は光の彼方竹田裕一郎
19滅ぶべき右腕竹田裕一郎
20ゾンダー先生北嶋博明
21金色の破壊神山口宏
22汚されし空へ五武冬史
23マイク13竹田裕一郎
24外された鍵北嶋博明
25滅びの声北嶋博明
26次元を越えて山口宏
27大東京消滅!五武冬史
28激突!機界四天王竹田裕一郎
29火の鳥竹田裕一郎
30勇者、暁に死す!山口宏
31さらばGGG北嶋博明
32逆襲!機界31原種竹田裕一郎
33氷点下への出航山口宏
34勇者復活!山口宏
34.5ロボット闇黒冒険記竹田裕一郎
35風と雷竹田裕一郎
36その名は撃龍神竹田裕一郎
37カイン来迎北嶋博明
37.5最低勇者ロボ軍団山口宏
38暗黒の大決戦北嶋博明
38.2獅子の女王竹田裕一郎
38.5最強勇者美女軍団山口宏
39機界最強7原種山口宏
40星の子供たち山口宏
41遥かなる凱歌山口宏
41.5ID5は永遠に…北嶋博明
42太古からの帰還北嶋博明
43幻竜神・剛龍神北嶋博明
43.2金の牙、銀の爪北嶋博明
43.5超弩級戦艦ジェイアーク-光と闇の翼-竹田裕一郎
44終焉序曲竹田裕一郎
45GGG、木星へ!竹田裕一郎
46勇気ある者竹田裕一郎
47機界昇華終結竹田裕一郎
48北嶋博明
49いつか星の海で山口宏

スタッフ

原作:矢立肇
監督:米たにヨシトモ
シリーズ構成:五武冬史
キャラクターデザイン:木村貴宏
メカニカルデザイン:大河原邦男
デザインワークス:塩山紀生鈴木竜也鈴木卓也、企画デザイン工房 戦船
スペシャルコンセプター:野崎透
美術監督:岡田有章
色彩設定:柴田亜紀子
撮影 関戸宏樹、黒木康之
音響監督:千葉耕市
音楽:田中公平
プロデューサー:高橋良輔、小原麻美、加古均、横山敏紀

企画・制作:サンライズ
制作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ

主題歌

OP
勇者王誕生!
作詞:米たにヨシトモ、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸、歌:遠藤正明
ED
いつか星の海で
作詞:前田耕一郎、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸、歌:下成佐登子
挿入歌
power_of_Desire
作詞:遠藤正明 作曲:遠藤正明、松本音治、編曲:見良津健雄、歌:遠藤正明
GGGマーチ
作詞:米たにヨシトモ、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸、歌:遠藤正明
美しき光の翼
作詞:米たにヨシトモ、作曲:田中公平、編曲:浜口史郎、歌:高井治
最強勇者ロボ軍団
作詞:米たにヨシトモ、作曲:田中公平、編曲:多田彰文、歌:宮内タカユキ

パロディ

  • 2017年4月1日に日本アニメーションあらいぐまラスカルとのコラボパロディ企画として「洗濯王ガオアライガー」と言うのがあり、ガイガーに相当する部分にラスカルが変形するものであったが…。実はエイプリル・フール企画であった。
  • 00年代に動画サイトでスパロボの戦闘シーンを模したMADムービーがあり、こちらはアンパンマンと掛け合わせたアンパンガーであった。ご丁寧にアンパンガーへの合体もファイナルベーキングと称しており、アンパンガーの肩はアンパンマンの声優ネタなのかきかんしゃトーマスであった。(因みにきかんしゃトーマスネタだとNewtypeの投稿漫画でマイトガインのロコモライザーがきかんしゃトーマスと言う物もあった。)


余談

  • 初期の仮タイトルは『勇者王ガガガッティー』。米たに監督は、『ガガガ』という響きに拘っており、主題歌の歌詞も当初は『ガガガ』が延々続く、というものを想定していたらしい(後にOVAのOPにて、一部これは実現している)。
  • 仮タイトルは他に『ガルガイガァ』『GOギーガー』という候補もあった。なお、ガガガッティーというタイトルは、劇中劇『熱血勇者マン・がががっち』に転用されている。



関連イラスト

僕らの勇者王!
いつか星の海で


GGG(スリージー)
ガオッガイッガー!



関連タグ

勇者王ガオガイガーBLOCKADEDNUMBERS
勇者王ガオガイガー外伝-獅子の女王-
勇者王ガオガイガー外伝-エヴォリュダーGUY-
勇者王ガオガイガーFINAL
勇者王ガオガイガーFINALGGG
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~

ガオガイガー…主役ロボットとしての解説はこちらに。
ガイガー
ギャレオン

勇者シリーズ
ベターマン:世界観を共有する作品。

超重神グラヴィオン:ガオガイガーのデザインで敗れたデザインが同作のゴッドグラヴィオンとして日の目を見た。

外部リンク

公式サイト


これが勝利の鍵だ!
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